ある日の二人『ジャ○アントコーン買って帰れる?レシートももらって来て欲しい』
ハンジからメールが来たのは退勤して少し経った頃だった。特に断る理由もないリヴァイは最寄り駅で降りてからコンビニに寄り、指定通りのアイスとビールを二本買った。なぜだかレシートも欲しいようなのでいつもは断りがちなレシートを受け取る。
コンビニから家までは徒歩約六分。なんてことない距離だが、アイスが溶けないか不安になるには充分だった。リヴァイは急ぎ足で家を目指した。
帰宅するとまだハンジの姿はなかった。研究熱心なハンジは定時を過ぎても気になることをとことん調べたり、自主的に勉強会を開いたりしている。帰宅が遅れるのはいつものことだ。しかしこのご時世残業やらなにやらの取り締まりが厳しくなっている。恐らくあと一時間もすれば帰ってくるだろう。
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