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    夕映(ゆうえ)

    @vyl_as0ur

    主にまほやくの晶オエを書いています。
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    本垢 :@vyl_as
    R18🔒垢 :@vyl_as0ur

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    夕映(ゆうえ)

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    原稿にも仕事にも飽きて変なものを書いてしまった。
    このまま裏流れに持っていくつもりだったけど、ペット×ご主人様はこのまえエロゲでさんざん見たからやめた。すごい酷い内容だけど石は投げないでください。
    オーエンにまじで恋してる晶と晶が大好きでしょうがなくて甘やかしちゃう彼女オエの晶オエです。おれが晶オエつったら晶オエ。
    最後に、シノ、誕生日おめでとう。導入に使ってごめんね……😌(反省して)

    煩悩の犬は追えども去らず「オーエン、ヒースはそんなことじゃ喜ばないと思いますよ」
    「どうして? 三回回ってわん、って言ってみてよ」
     そんなことをしたって特に意味はないことはわかっているけれど、断る理由もなく、とりあえず言われた通りにその場で三回、くるりと回って元気よく「わん!」と言ってみた。
    「……ふふ、馬鹿な賢者様」
     すると、オーエンは言葉とは裏腹に頬を緩ませて、「わん!」と吠えたときに前に持ってきた手を片手で掴んで頭を撫でてくる。
     正直、こんな顔が見られるなら「わん」でも「にゃん」でも好きなだけやってあげようという気持ちになる。
    「首輪でも付けて飼ってあげようか。エサは骨でいい?」
    「俺は人間なので、骨ガムにしてもらえると……」
    「骨ガム? それって甘いの?」
     どこからともなく出てきた首輪に付いた鎖をチャリチャリともてあそびながら、オーエンは素直に疑問を口にした。こちらの世界では、おそらくペットのおやつに元の世界ほどのバリエーションはないのだろう。かいつまんで骨ガムがどういうものかを説明すると、オーエンは思いついたように、シュガーの雨を降らせた。
    「うわ、すごい数のシュガーだ……」
    「よく見ろよ、ただのシュガーじゃない」
     雨のように降り注いだシュガーを手で受け止めると、一つ一つが小さな骨の形をしていた。これはガムではなくてシュガーだけれど、口の中に入ってしまえば、元が骨の形だったというだけでじゅうぶんだろう。
    「ほら、早く食べなよ」
    「食べていいんですか?」
    「うん、犬みたいに口だけで食べるんだよ」
     普段、ケルベロスが懐いてくれないと言っているせいか、本物の犬を飼い始めたかのように嬉しそうに、オーエンは顎で食べるように促してくる。楽しそうにしているから気にはならないけれど、さすがにこれを犬のようにそのまま食べるのは抵抗がある。
    「ちゃんと食べられたら、ご褒美あげる」
     首輪を手に言われるとそれは本当にご褒美なのかと問いたくなる。けれど、それで話の腰を折ってしまったら、きっとどこかへ行ってしまうだろう。コミュニケーションの一環だと言い聞かせて、手のひらに集まったシュガーをエサを食べるみたいにして咀嚼していく。
    「あはは。本当に犬みたい。賢者様、美味しい?」
     尋ねながら首輪をつけて、食べ終わる頃に頭を撫でつけてくる。これでは本物の犬同然の扱いだ。
    「味はいつもと同じ、オーエンのシュガーですね」
     口の中が焼けるほど甘ったるいシュガーは、いままでにも何度か食べたことがある。というか、大半は無理やり口の中にねじ込まれてしまったものだけれど、こうして改めてゆっくり味わうとその甘さがより際立つ。
    「ご主人様って呼べよ。今日は一日僕の犬なんだから」
     オーエン、もといご主人様は首輪に付いた鎖を引いて強引に引き寄せる。これでは人間の尊厳を奪われてしまう。それなのに、楽しそうに「犬」と呼んでくるのを拒めない。拒む理由がない。いや、これはさすがに拒むべきか。けれど頭を撫でるオーエンはいつも以上に機嫌が良くて、目元もすっかり緩み切っている。こんな顔をされてしまっては、人間の尊厳などと言っている場合ではないと思えてくるのだから、恋は盲目とは昔の人はよく言ったものだ。
    「わん……!」
     あなたのためなら、たとえ火の中水の中、犬にだってなってみせましょう。なんて、言えもしない恋心を誤魔化すように吠えた声が中庭に響いた。
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    夕映(ゆうえ)

    REHABILI去年末にリクエストをいただいたもの!です!
    クリスマスどころか正月も終わってバレンタインの季節になっちゃいました……。
    筆が遅い上に最近まともに文章書いてないからこれ以上こねくり回すとお蔵入りしそうだったので上げます。遅くなりましたが、リクエストありがとうございました!
    「賢者様って、顔に似合わずロマンチストだよね」
    「……それ、褒めてませんよね」
    「ふふ、どうだろうね?」
     街灯に背を預けたまま、オーエンは目を細めて言った。声色も、その仕草も、からかっているときのそれだ。
     けれど、そんな他愛のない戯れの時間が、案外嫌いではなかった。こんな風になるのは二人きりのときだけで、心を許されているような、そんな気持ちになるからだ。まして、二人きりでお忍びデートのようなことをしているのだから、自惚れではないと思いたくもなる。
    「それで、なんだっけ。プレゼントを持ってくるのが、サンタコロスで……」
    「サンタクロースですよ」
     オーエンは時々、自分に馴染みのない言葉をおぞましい単語に置き換えて言ってくることがある。本気で言っているのか、ふざけて言っているのかわからないけれど、楽しそうにしていることが多いから、きっと後者なのだろう。
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    夕映(ゆうえ)

    REHABILIオアシス!🌴バカンス!🏖️なのにあまり自カプがはしゃいでいなかったので思いっきりバカップルさせてみた。めちゃくちゃ体の関係があることをにおわせています。
    本当は、強くて怖い北の魔法使いオーエンムーブをぶちかませたかったんだけど無理だった😉✨
    相変わらずねこちゃんみたいなオエととことん好きな女を甘やかしてしまう晶。
     住民の好意で用意してもらった宿屋の一室で、今日あったことを振り返りながらうとうととしていたとき、静かに揺り起こすようなドアを叩く音で現実に引き戻される。
    「賢者様、いる?」
    「……ん、オーエン、ですか?」
     部屋に訪ねてきたのは、このバカンスのためにとクロエが用意してくれた衣装に身を包んだオーエンだった。
    「へえ、部屋にいたんだ」
     ベッドの上でくつろいでいる姿を見るなり、意味深めに目を細めて音もなく近付いてくる。
    「部屋じゃなかったらどこにいるんですか」
    「さっき、飯屋で女たちに囲まれてただろ。満更でもない顔してた」
     今日の夕飯は賑やかなものだったけれど、この地に来てからほとんど一人で過ごしていたオーエンはあの場にはいなかったはずだ。けれど、にやにやと語る姿を見るに、どこからから見ていたのだろうということは容易に想像が出来た。
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