拙宅トリースカ組の考察的なあれそれ虫魂トリースカ組。
虫たちの社会では名前を知らない者はいないマフィアであり、あらゆる闇社会で特製の密造酒を売り捌いて金儲けを働いている。
小さな体ではあるが、達者な弁舌と計算高い頭脳で巧みに密造酒を売り飛ばす、ボスのアナウンサースネイル。
強面と悪賢さ、そして恐喝と暴力でいくつもの商談を(強引に)成立させる、組員のリーダー的存在のスパイダー。
その美貌と妖艶な踊り、他人の懐へ潜り込む愛嬌でハニートラップを仕掛け、客を騙しに騙す踊り子スパイ、ライトバグ。
部下にイモムシやたくさんのハエを従える彼らは、常にアリ警官たちと抗争を繰り広げており、その勝負は長年こう着状態だった。
カタツムリという種族ゆえ、体も小さく、足も遅く、戦闘力も皆無だったゆえに他の種族からいじめられていた幼き日のスネイルは、それゆえに知力と弁舌を武器として身につけた。そして、金になる密造酒に手を出すことで富と権力を得た。このビジネスに魅力を感じたはぐれヤクザのスパイダーや、ストリッパーくずれのライトバグといった同志が集まり、トリースカ組というマフィアを立ち上げることもできた。
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