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    kirche_is_dcst

    @kirche_is_dcst

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    千ゲ生産業。左右相手完全固定。千左固定。カプ固定だけど主人公総攻めの民なので千は全宇宙抱けるとは思ってる。逆はアレルギーなので自衛。
    基本フェチ強めのラブイチャ。ワンクッション置いてるけど時々カオスなものも飛び出します。
    受けの先天性・後天性にょた、にょたゆり、パラレル、年齢操作やWパロもあり。みさくら、♡喘ぎ多め。たまにゲがかわいそうなことに。(要注意案件はキャプションに書いてます)
    最近小説AIと遊んでます。
    一時期特殊性癖チャレンジをしてた関係で触手とかなんか色々アレなやつもあります。

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    ふたりでまったり温泉旅行ネタ

    #現パロ千ゲ

    千ゲ温泉旅行「 ねぇねぇ、千空ちゃん!温泉行かない?」
    ある日、ようやく大学の課題が落ち着いた千空にそう誘いかけた。すると、怪訝そうな声が返される。
    「 ぁ?」
    「 この前福引で当たったの♬……最近千空ちゃん、課題の関係で引きこもりきりだったでしょ?気分転換にどうかなって思って」
    あっ、もちろん俺も休暇取ったし。
    だめ?と小首を傾げて問いかけると、
    「 お忙しいゲーノージン様がわざわざ休み取ってくださったんなら、おありがたく行かせてもらうわ」
    いつものシニカルな笑顔でそう返された。

     それで、週末に二人で出かけることにしたのだが。
    「 うわ、ゴイスーバイヤー……嵐、だねぇ」
    千空の運の悪さをすっかり忘れていた。
    家を出るまでは晴れていたのに。
    現地に着いた途端の暴風雨に加えて雷、濃霧。……せっかく色々調べてきたのに、これでは、観光どころではない。
    「 あっでもこの旅館、温泉とゴハンは評判いいとこみたいだから、今回は出かけないでのんびりしよっか」
    フォローするように言うが、千空の側は特に気に留めた様子はなかった。
    「 ぁ。……明日晴れたら、テメーの自作観光マップ使わせてもらうわ」
    「 な、ななななんで知ってんの……⁉︎ 」
    こっそり作っていたガイドマップに言及されて、ゲンは狼狽える。
    「 テメーが居間のパソコンに突っ伏して寝てたから。あ、出力したのとテメー寝床に運んだの俺な」
    あんま無理すんな。
    そう言われて、顔から火が出そうになった。
    確かに、あの日は気がついたらベッドで寝ていて。起きたら、作業スペースに出力済みのガイドマップがきちんと揃えて置かれていた。
    サプライズが全部バレてた上に、千空ちゃんの手を煩わせてしまったなんて、ジーマーで恥ずかしい。
    「 晴れるといいな、明日」
    千空は本当にさりげなく、そんな言葉をくれる。
    「 やだ」
    「 ……うん?」
    「 千空ちゃんがジーマーにスパダリで俺惚れそう」
    なにげなくつぶやくと、どこかムッとしたように。千空はずい、と距離を詰めてきた。
    「 ……今は違うのかよ」
    今は惚れてねぇのか。と。
    言外に言われて、ぶわっと羞恥とときめきが込み上げてくる。
    「 はい!ベタ惚れです!!!」
    のめり込むように宣言すると、目を丸くして。なんだそりゃ、と吹き出した。
    「 お、部屋風呂あんのかここ。……意外と広いな」
    「 うん、ゆっくりできていいかなって」
    千空が話題を変えてくれたので、積極的に乗っかっていくと、そこで千空は意味深な笑顔を浮かべる。
    「 ……だな。誰かさんの足腰が立たなくなっても、これなら困らなくてすみそうだ」
    え、と訊き返す暇もなく、背後から腕が回された。そのまま、ちゅ、と首筋に口づけられる。
    「 え、ひゃ…ぁんッ!」
    ふいのことに大きな声が出てしまい、羞恥に耳まで赤く染まってしまう。
    「 え待、ちょ待!……ほら、汗だってかいてるし、せめて、お風呂……!」
    「 ……相変わらず、甘ったるい匂いするなテメー。花の匂いか?」
    「 えっ、えっ、そう?あっでも今日は、この前千空ちゃんにもらった香水…… 」
    そこまで言って、ハッとする。恋人とのデートで、贈り物の香水を着ける意味。
    「 へ〜〜え…… 」
    先に、千空の方がそれに気づいたようで。
    もう一度、ちゅっと音を立ててうなじにくちづけた。
    「 ……あとは、……ああ、ここか」
    くん、と鼻をひくつかせながら、匂いをたどって耳の裏へ。
    そこから、顎を通って鎖骨の窪み。
    胸にもたれかからせて、肘の内側と、手首。
    すべてに掠めるようにキスをして。
    最後に、くちびるに戻ってきた。
    「 ……ん……ふぁ…… 」
    「 他にはねえのか?……キスして欲しい場所」
    揶揄うように言いながら、ねこをあやすようにのどをくすぐる。
    ……そう。恋人からの贈り物の香水をデートに着けて行く時、香りを纏わせた場所は、恋人にキスしてほしい場所。
    という俗説がある。しかし、こういったことを千空が知っているのは、少し意外だった。
    「 まー、こーいう話題はどこでも尽きねぇからな」
    そう言って、胸板に背を預けて脱力しているゲンの、上着を脱がせ、襟を緩めて布団に押し倒した。
    「 どうせ外には出れねぇし、たまにはゆっくりしようや」
    それに。
    続く言葉に、ゲンは顔をあげる。
    「 テメーの言う通り、ずっと引きこもってたからな。……テメーが、足りねぇ」
    充電させろ。
    言葉と同時に、深くくちづけられて。
    ゆるやかに舌が絡みついてくる。
    それに応えるように、千空の背に腕を回して、ゲンからも舌を絡めた。
    荒天の薄暗い室内に、吐息と、互いを貪る音だけが響く。

    「 ……ん、ぁん……ッ 、は、…… 」
    狭い器官を満たされて。揺さぶられて。
    嬌声を上げながら、ゲンは千空の背に縋り付いた。
    「 ……ふ、……ぁあああ、ッん……せんく、ちゃ……ね、……きもち、いい……?」
    問いかけて、下腹部に力を入れ、内部を締め付ける。やや狭くなったそこを、掻き分けるように千空は抉った。
    「 ひゃ、ああぁんッ !」
    そのまま、激しく抜き差しを繰り返していく。
    「 ……ぁ?ンなの、テメーの身体のがよくわかってんだろ。そう言うテメーは、どうなんだよ?」
    感じやすい粘膜を擦り上げてやると、きゅうきゅうとナカが締まった。
    「 ……あ、……はぁ、ぁああああんッ!きもち、いいよぉ……っ!」
    素直に応じてくるゲンのあたまを撫でて、額にくちびるを落とす。
    そのまま、互いに縺れ合うように、しっとりと身体を重ねあった。

    目が覚めると昼過ぎで、互いに何をする気も起きなくて。
    しばらく心地よい体温に身を寄せて、シーツの海を揺蕩う。
    「 ……今日、ちょっと寒いねぇ」
    ぶるっと身を震わせたあと、千空ちゃんあったかい!とねこのように擦り寄った。
    「 〜、せっかく部屋風呂あるし、温泉入るか」
    「 あっ、そっか。いいね。入ろ入ろ!」
    そう言って二人でいそいそ支度をして、部屋風呂に向かった。

     部屋に入った時に千空が言っていたように、意外と湯船は広くて。
    ふたりでも、ゆったり浸かれそうだった。
    丁寧に髪と身体を洗って、互いにチェックして。大きな湯船にふたりで浸かった。
    ぽかぽかと、身体の芯まで暖かくなって。
    旅の疲れまで、消し飛んでいくようだった。
    「 お風呂、ゴイスーきもちいいね」
    「 だな」
    はたと、先程の情交のあとが目に入って、少し恥ずかしくなる。
    もじもじしていると、抱き寄せられて。
    やさしくあたまを撫でられた。

    身も心もぽかぽかになって、浴室から出ると、依頼をしていたルームクリーニングが来たらしく、真新しい布団が敷かれている。
    ごろんと布団に横たわると同時に、眠気が襲ってきて。
    気がついたら、二人してすうすうと寝息を立てていた。

     結局、旅行の間ずっと、荒天が続いていたために、どこにも行けなくて。
    1日目と同じ、のんびりして、セックスして、温泉でくつろいで、布団でまったりして。
    起きたらまた、セックスして。と言う、スローライフと言えば聞こえの良い、怠惰で過ごしてしまった。
     けれど、互いにこうしたゆったりした時間はなかなか持てないため、いい充電にはなったと思う。
     帰宅してから、旅行はどうだった?と周囲に訊かれ、天気が悪くてずっとゴロゴロしてた旨を説明したところ、盛大にガッカリされたが、それでも。

    いっしょに出かけられたことが、嬉しかった。
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