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    kirche_is_dcst

    @kirche_is_dcst

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    千ゲ生産業。左右相手完全固定。千左固定。カプ固定だけど主人公総攻めの民なので千は全宇宙抱けるとは思ってる。逆はアレルギーなので自衛。
    基本フェチ強めのラブイチャ。ワンクッション置いてるけど時々カオスなものも飛び出します。
    受けの先天性・後天性にょた、にょたゆり、パラレル、年齢操作やWパロもあり。みさくら、♡喘ぎ多め。たまにゲがかわいそうなことに。(要注意案件はキャプションに書いてます)
    最近小説AIと遊んでます。
    一時期特殊性癖チャレンジをしてた関係で触手とかなんか色々アレなやつもあります。

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    フォロワーさんとお話してたコーヒーネタ現パロ千ゲ

    #現パロ千ゲ
    #013

    無糖と微糖「 はい、千空ちゃん♬」
    あたたかげな湯気を漂わせて、コトンとカップが目の前に置かれる。
    白いカップには、濃い琥珀色の液体。それにいつもの角砂糖とミルクピッチャーが添えられている。
    「 大学のレポート?……あんまり根詰めすぎないようにね」
    「 おう。……テメーは飲まねぇのか?」
    カップに口をつけながら問いかけると、答えずににこにこ笑ってこちらを見ていた。
    やや濃いめのコーヒーに、オーガニックの角砂糖とミルクの甘さがやわらかくて。
    好みを完全に把握されている。
    「 ご馳走さん。……じゃあ、テメーの分は俺が淹れてやるわ」
    カップを手に立ち上がると、ゲンは焦ったように両手をバタバタさせた。
    「 えっいいよ千空ちゃんレポートあるでしょ!」
    「 いいからテメーは黙って座っとけ」
    それを手で制して、キッチンに向かった。

    「 ほら」
    声をかけて、目の前にコトンとコーヒーカップを置く。アメリカンのブラックだ。
    ゲンは差し出されたカップをじっと見て、キョトンとこちらに視線を向けた。
    「 ……あれ?俺、ブラックって」
    言ったことあったっけ?
    続く言葉に、ニヤリとわらう。普段はこちらに合わせて、ミルクと砂糖をたっぷり入れて飲んでいる。
    甘いのおいしいよねぇ、と笑いながら。
    けれど、一人の時に好んで飲むのは、このアメリカンのブラックだ。
    ……最近、気づいたことではあるが。
    普段はおおかた、子供舌のこちらに合わせているのだろう。
    「 もう、千空ちゃんにはかなわないな〜♬」
    少し苦笑して、ゲンはカップに口をつける。
    「 ……うん、美味しい」
    「 おう」
    短く答えて、ぽんぽんと頭を撫でてやると、ゲンはありがとね、と湯気でふんわり染まった顔をこちらに向けてほほえんだ。
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    惚れた女と一つ屋根の下で暮らすことになった俺の天国と地獄についての記録と考察「千空ちゃん、お待〜! えへへ、今日からお世話になりまーす! シクヨロ〜♪」
    「……おー、自分ちだと思って好きに使え」
     言いながら、千空は不自然にならない程度に、そっと視線を下げた。淡い藤色のワンピース。トップスの部分はレースで大人っぽく、ウエストラインから膝丈のスカートはシフォンを重ねたデザインで、幻のスタイルの良さが際立つようだった。──少しばかり胸元が窮屈そうに見えることに、言葉にならない気まずさを覚えて、千空はふいと顔を逸らす。
     二人が出会ったのは千空が十歳、幻が十三歳のときだ。紺の襟に白い三本ラインのセーラー服とプリーツスカート。或いは進学した先の、胸ポケットにワンポイントの刺繍が入ったブラウスと山吹色のリボン、ボックスプリーツのスカート。千空の大脳新皮質にあるのは、登下校時に見かけた制服姿の幻ばかりだ。私服姿を目にしたのは、偶然に都内の図書館で行き会った一度きり。普段のコンタクトレンズではなく黒縁の眼鏡をかけた幻は、シンプルな黒のニットセーターに、スキニーのジーンズを履いていた。いつもは見ることのないウエストから腰、細い脚へとつづく綺麗な曲線に、千空は跳ね回る心臓を抑えるのに必死で、ほとんど顔を上げられなかった。
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