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MAIKINGこの前のめがみさまっパロのデート編①干空ちゃんが恋心自覚してからデートに誘うまで
「 ……従姉妹の私の口から言うのも何だが、千空、君はいい男だと思うぞ。ただ、いかんせん合理的すぎるきらいがあるし、ぶっきらぼうなところはもう少し…… 」
ある日、いきなりアパートを訪ねてきた従姉妹にそんなふうに捲し立てられて、わけがわからず眉を顰めた。
「 あ"ぁ?……いきなり訪ねてきてなんだっつーんだ、薮から棒に」
「 いいから。……とりあえず、ここに先日リニューアルオープンしたばかりの水族館兼プラネタリウムの入場チケットがある。
ゲンを誘って行ってこい!」
「 はあ!?」
「 健闘を祈るぞ!ではな!」
それだけ言い残すと、コハクは千空の手にチケットを押し付け、アパートをあとにした。
……つまり、何だ。
1434ある日、いきなりアパートを訪ねてきた従姉妹にそんなふうに捲し立てられて、わけがわからず眉を顰めた。
「 あ"ぁ?……いきなり訪ねてきてなんだっつーんだ、薮から棒に」
「 いいから。……とりあえず、ここに先日リニューアルオープンしたばかりの水族館兼プラネタリウムの入場チケットがある。
ゲンを誘って行ってこい!」
「 はあ!?」
「 健闘を祈るぞ!ではな!」
それだけ言い残すと、コハクは千空の手にチケットを押し付け、アパートをあとにした。
……つまり、何だ。
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DONE一本前のやつのアナザーバージョン。ゲをめちゃくちゃかわいいと思ってるけど口に出せない干空ちゃんバージョン
……たまたま休日が重なって、久しぶりに一緒に出かけた道すがら。
隣を歩いていた連れが、ふいにぴたりと足を止めた。
「 あ、ここ雑誌の特集で見かけた喫茶店だ」
視線の先には、小洒落たティーラウンジ。
ショーケースにはきゃしゃなガラスの器に盛り付けられた、季節の果物をふんだんに使用したパフェがあった。
動物や星座のクッキーをトッピングした、なんともお可愛らしいシェアスイーツだ。
中でも、ダイス状に切ったチョコブラウニーにバニラアイスと、真っ赤ないちごをボリューミーに盛り合わせた、ファンシーなクマのパフェに視線が釘付けになっている。
どう見てもひとりで食べ切れる量ではないが、この際そんなことは関係ないのだろう。
そして、ショーケースに視線を注いだまま、ぽつりとつぶやいた。
1811隣を歩いていた連れが、ふいにぴたりと足を止めた。
「 あ、ここ雑誌の特集で見かけた喫茶店だ」
視線の先には、小洒落たティーラウンジ。
ショーケースにはきゃしゃなガラスの器に盛り付けられた、季節の果物をふんだんに使用したパフェがあった。
動物や星座のクッキーをトッピングした、なんともお可愛らしいシェアスイーツだ。
中でも、ダイス状に切ったチョコブラウニーにバニラアイスと、真っ赤ないちごをボリューミーに盛り合わせた、ファンシーなクマのパフェに視線が釘付けになっている。
どう見てもひとりで食べ切れる量ではないが、この際そんなことは関係ないのだろう。
そして、ショーケースに視線を注いだまま、ぽつりとつぶやいた。
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DONE千ゲちゃんラブイチャ喫茶店デートsweet sweet sweet ……たまたま休日が重なって、久しぶりに一緒に出かけた道すがら。
隣を歩いていた連れが、ふいにぴたりと足を止めた。
「 あ、ここ雑誌の特集で見かけた喫茶店だ」
視線の先には、小洒落たティーラウンジ。
ショーケースにはきゃしゃなガラスの器に盛り付けられた、季節の果物をふんだんに使用したパフェがあった。
動物や星座のクッキーをトッピングした、なんともお可愛らしいスイーツだ。
中でも、ダイス状に切ったチョコブラウニーにバニラアイスと、真っ赤ないちごを盛り合わせた、ファンシーなクマのパフェに視線が釘付けになっている。
そして、ショーケースに視線を注いだまま、ぽつりとつぶやいた。
「 ……ゴイスーかわいい…… 」
テメーがな。
1680隣を歩いていた連れが、ふいにぴたりと足を止めた。
「 あ、ここ雑誌の特集で見かけた喫茶店だ」
視線の先には、小洒落たティーラウンジ。
ショーケースにはきゃしゃなガラスの器に盛り付けられた、季節の果物をふんだんに使用したパフェがあった。
動物や星座のクッキーをトッピングした、なんともお可愛らしいスイーツだ。
中でも、ダイス状に切ったチョコブラウニーにバニラアイスと、真っ赤ないちごを盛り合わせた、ファンシーなクマのパフェに視線が釘付けになっている。
そして、ショーケースに視線を注いだまま、ぽつりとつぶやいた。
「 ……ゴイスーかわいい…… 」
テメーがな。
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DOODLEフォロワーのサトコさんが描いてらした「ああっ女神さまっ!」パロにときめいて自分でも書いてみたやつ ……この春から、父が宇宙飛行士としてISSに旅立ったこともあり、大学の近所にあるアパートに従兄弟のクロムと住むことにした。
徒歩一分の立地はなかなかに便利で、概ね快適なキャンパスライフを過ごしている。
そんなある日のこと。
それは、一本の電話から始まった。
レポートに必要な資料を泊まり込んでいた研究棟に置き忘れたことに気づき、スマホを手に取る。そのまま、着信履歴から見慣れた番号をタップした。
軽やかな呼び出し音が数コール響いたあと、プツッと、ほんの少し不自然な音を立てて電話がつながる。
「 あ"〜、クロムか?……悪りぃ、帰りに研究室に寄って………… 」
『 ハーイ♬ “お助け女神事務所”だよ♪お電話ありがとうね♪ 』
3339徒歩一分の立地はなかなかに便利で、概ね快適なキャンパスライフを過ごしている。
そんなある日のこと。
それは、一本の電話から始まった。
レポートに必要な資料を泊まり込んでいた研究棟に置き忘れたことに気づき、スマホを手に取る。そのまま、着信履歴から見慣れた番号をタップした。
軽やかな呼び出し音が数コール響いたあと、プツッと、ほんの少し不自然な音を立てて電話がつながる。
「 あ"〜、クロムか?……悪りぃ、帰りに研究室に寄って………… 」
『 ハーイ♬ “お助け女神事務所”だよ♪お電話ありがとうね♪ 』
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MAIKINGこの前からTLできゃっきゃしてる奥様は魔女パロ千ゲ。糖度高め。9/10更新奥様は魔術師(マジシャン)奥様の名前は浅霧幻、旦那様の名前は石神千空。ごく普通でない二人は、ごく普通でない出会いをし、ごく普通でない結婚をしました。
更に普通でないことに、奥様は魔術師(マジシャン)だったのです。
……そんな二人の出会いは、綺麗なクレセントムーンの浮かぶ夜。
旦那様が学会に提出するレポートに煮詰まって、夜の散歩に出かけた日のことでした。
空を見上げると、宝石箱のような星空と、鋭く弧を描く欠けた月。
ひんやりとした夜気が、肌に心地よくて。
おおきく息を吸い込んだ瞬間。
「 いやあああああああどいてぇぇぇぇ〜〜〜!!!」
そんな頓狂な声とともに、何かが上空から降ってきました。
信じられないことに、それはどうやら黒い燕尾服を纏ったヒトであるようでした。
2700更に普通でないことに、奥様は魔術師(マジシャン)だったのです。
……そんな二人の出会いは、綺麗なクレセントムーンの浮かぶ夜。
旦那様が学会に提出するレポートに煮詰まって、夜の散歩に出かけた日のことでした。
空を見上げると、宝石箱のような星空と、鋭く弧を描く欠けた月。
ひんやりとした夜気が、肌に心地よくて。
おおきく息を吸い込んだ瞬間。
「 いやあああああああどいてぇぇぇぇ〜〜〜!!!」
そんな頓狂な声とともに、何かが上空から降ってきました。
信じられないことに、それはどうやら黒い燕尾服を纏ったヒトであるようでした。
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DONE現パロごちしょー温泉旅行「 うわ〜、ゴイスー眺めいいねぇ」
専用送迎バスで到着した、風光明媚を絵に描いたような温泉旅館に、ゲンは思わず声を上げる。
周りは山に囲まれており、この時期は紅葉が見事だ。
「 ご招待ありがとね、龍水ちゃん♬」
「 はっはー!たまには慰安旅行も必要だからな!貸し切りにしてある!」
相変わらずスケールの大きいことだ。
和風建築にあまり縁のないクロムは、物珍しげにあちこち見て回っている。
「 あんまりあちこち行き過ぎて、迷子にならないよう気を付けなよ、クロム」
年長者らしく、羽京がそう注意を喚起した。
千空はと言うと、温泉の泉質や効能、種類などをつぶさに確認していた。
「 そう言えば、最近宿に新しい足湯を増設してな!貴様らもどうだ!?」
1716専用送迎バスで到着した、風光明媚を絵に描いたような温泉旅館に、ゲンは思わず声を上げる。
周りは山に囲まれており、この時期は紅葉が見事だ。
「 ご招待ありがとね、龍水ちゃん♬」
「 はっはー!たまには慰安旅行も必要だからな!貸し切りにしてある!」
相変わらずスケールの大きいことだ。
和風建築にあまり縁のないクロムは、物珍しげにあちこち見て回っている。
「 あんまりあちこち行き過ぎて、迷子にならないよう気を付けなよ、クロム」
年長者らしく、羽京がそう注意を喚起した。
千空はと言うと、温泉の泉質や効能、種類などをつぶさに確認していた。
「 そう言えば、最近宿に新しい足湯を増設してな!貴様らもどうだ!?」
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DONEフォロワーさんとお話してたコーヒーネタ現パロ千ゲ無糖と微糖「 はい、千空ちゃん♬」
あたたかげな湯気を漂わせて、コトンとカップが目の前に置かれる。
白いカップには、濃い琥珀色の液体。それにいつもの角砂糖とミルクピッチャーが添えられている。
「 大学のレポート?……あんまり根詰めすぎないようにね」
「 おう。……テメーは飲まねぇのか?」
カップに口をつけながら問いかけると、答えずににこにこ笑ってこちらを見ていた。
やや濃いめのコーヒーに、オーガニックの角砂糖とミルクの甘さがやわらかくて。
好みを完全に把握されている。
「 ご馳走さん。……じゃあ、テメーの分は俺が淹れてやるわ」
カップを手に立ち上がると、ゲンは焦ったように両手をバタバタさせた。
「 えっいいよ千空ちゃんレポートあるでしょ!」
731あたたかげな湯気を漂わせて、コトンとカップが目の前に置かれる。
白いカップには、濃い琥珀色の液体。それにいつもの角砂糖とミルクピッチャーが添えられている。
「 大学のレポート?……あんまり根詰めすぎないようにね」
「 おう。……テメーは飲まねぇのか?」
カップに口をつけながら問いかけると、答えずににこにこ笑ってこちらを見ていた。
やや濃いめのコーヒーに、オーガニックの角砂糖とミルクの甘さがやわらかくて。
好みを完全に把握されている。
「 ご馳走さん。……じゃあ、テメーの分は俺が淹れてやるわ」
カップを手に立ち上がると、ゲンは焦ったように両手をバタバタさせた。
「 えっいいよ千空ちゃんレポートあるでしょ!」
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DONEふたりでまったり温泉旅行ネタ千ゲ温泉旅行「 ねぇねぇ、千空ちゃん!温泉行かない?」
ある日、ようやく大学の課題が落ち着いた千空にそう誘いかけた。すると、怪訝そうな声が返される。
「 ぁ?」
「 この前福引で当たったの♬……最近千空ちゃん、課題の関係で引きこもりきりだったでしょ?気分転換にどうかなって思って」
あっ、もちろん俺も休暇取ったし。
だめ?と小首を傾げて問いかけると、
「 お忙しいゲーノージン様がわざわざ休み取ってくださったんなら、おありがたく行かせてもらうわ」
いつものシニカルな笑顔でそう返された。
それで、週末に二人で出かけることにしたのだが。
「 うわ、ゴイスーバイヤー……嵐、だねぇ」
千空の運の悪さをすっかり忘れていた。
家を出るまでは晴れていたのに。
3065ある日、ようやく大学の課題が落ち着いた千空にそう誘いかけた。すると、怪訝そうな声が返される。
「 ぁ?」
「 この前福引で当たったの♬……最近千空ちゃん、課題の関係で引きこもりきりだったでしょ?気分転換にどうかなって思って」
あっ、もちろん俺も休暇取ったし。
だめ?と小首を傾げて問いかけると、
「 お忙しいゲーノージン様がわざわざ休み取ってくださったんなら、おありがたく行かせてもらうわ」
いつものシニカルな笑顔でそう返された。
それで、週末に二人で出かけることにしたのだが。
「 うわ、ゴイスーバイヤー……嵐、だねぇ」
千空の運の悪さをすっかり忘れていた。
家を出るまでは晴れていたのに。
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DONE猫間さんのお誕生日リク、風邪ひき気弱ゲちゃからの千ゲです。一足早くお誕生日おめでとうございます!……動悸。息切れ。目眩。発熱。
意識の混濁。
「 うわ……ウソでしょ……やっとオフ、なのに…… 」
言葉と同時に、ばったりと玄関先に倒れ込む。春の番組改変シーズンで忙殺され続けて、やっと確保したまとまった休み。
会えなかった期間の分も、ゆっくり大切なひとのそばにいたい。
そう思っていたのに。
この体調では、それどころではなくて。
最悪、感染の可能性があることを考えると、心細くても呼ぶわけにはいかなかった。
どうにか、キッチンまで這いずって行って。
冷蔵庫からコーラとミネラルウォータを取り出すと、壁伝いに寝室に向かった。
やっとのことで上着を脱ぎ、ペットボトルをサイドテーブルに置いたところで、今度こそ力尽きた。
……あつい。いきがくるしい。
1924意識の混濁。
「 うわ……ウソでしょ……やっとオフ、なのに…… 」
言葉と同時に、ばったりと玄関先に倒れ込む。春の番組改変シーズンで忙殺され続けて、やっと確保したまとまった休み。
会えなかった期間の分も、ゆっくり大切なひとのそばにいたい。
そう思っていたのに。
この体調では、それどころではなくて。
最悪、感染の可能性があることを考えると、心細くても呼ぶわけにはいかなかった。
どうにか、キッチンまで這いずって行って。
冷蔵庫からコーラとミネラルウォータを取り出すと、壁伝いに寝室に向かった。
やっとのことで上着を脱ぎ、ペットボトルをサイドテーブルに置いたところで、今度こそ力尽きた。
……あつい。いきがくるしい。
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DONEフォロワーさんのリクエスト、おかえり、ただいまと体温ネタ。たぶん付き合ってないただいま、おかえり、また明日「 ……ただいま」
そう言って扉を開けると、当たり前のように。
「 おかえり、千空ちゃん!おっ疲〜♬」
そう言って笑顔で迎えてくれる存在がいることが、面映く、……けれどやはりとてもうれしい。
お互いに不規則な生活だけれど。
どちらかが先に帰宅した時の、自然なルーチン。……一日の疲れが吹き飛ぶなんて、どんな理屈だなどと呆れていたこともあったが、実際にそうなってみると、なるほどこれは大樹を笑えない。
疲れた脳には、覿面に効く。
「 今日寒かったし、お鍋にしよっか」
「 おう」
いいな、と頷いて。手早く部屋着に着替えると、エプロンを付けて手を洗う。
「 豆乳白湯鍋でシメはラーメンにするか」
「 わあい!千空ちゃんのラーメンひさしぶり〜♬」
1501そう言って扉を開けると、当たり前のように。
「 おかえり、千空ちゃん!おっ疲〜♬」
そう言って笑顔で迎えてくれる存在がいることが、面映く、……けれどやはりとてもうれしい。
お互いに不規則な生活だけれど。
どちらかが先に帰宅した時の、自然なルーチン。……一日の疲れが吹き飛ぶなんて、どんな理屈だなどと呆れていたこともあったが、実際にそうなってみると、なるほどこれは大樹を笑えない。
疲れた脳には、覿面に効く。
「 今日寒かったし、お鍋にしよっか」
「 おう」
いいな、と頷いて。手早く部屋着に着替えると、エプロンを付けて手を洗う。
「 豆乳白湯鍋でシメはラーメンにするか」
「 わあい!千空ちゃんのラーメンひさしぶり〜♬」
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DONEうどんさん原稿応援キャンペーン的なもくりでうどんさんたちと会話しててラブアピールの強いゲの千ゲ書きたくなって書いたやつ
「 せーんくーうちゃーん!!!」
帰宅するなり、そんな呼びかけと同時にすさまじい勢いで同居人が抱きついてきた。
「 おかえり!おっ疲〜!!ねえねえ、ご飯にする?お風呂にする?それとも……俺にする?」
いつもにもましてテンションが高い。酒でも入っているのだろうか。
「 着替えてメシ。それから風呂」
べたべたしてくる同居人をあしらいながら、部屋に戻って。
ひとまず楽な服装に着替えた。
「 え〜!!せんくうちゃん!俺は?俺は?」
先ほどの選択肢から自分だけが除外されたのが心外だったのか、袖を引きながら抗議してくる。……間違いない。酔ってる。
ひとつ息をついて振り返ると、くしゃりとあたまを撫でてやった。
「 おう、そういや言ってなかったな。……ただいま、ゲン」
1524帰宅するなり、そんな呼びかけと同時にすさまじい勢いで同居人が抱きついてきた。
「 おかえり!おっ疲〜!!ねえねえ、ご飯にする?お風呂にする?それとも……俺にする?」
いつもにもましてテンションが高い。酒でも入っているのだろうか。
「 着替えてメシ。それから風呂」
べたべたしてくる同居人をあしらいながら、部屋に戻って。
ひとまず楽な服装に着替えた。
「 え〜!!せんくうちゃん!俺は?俺は?」
先ほどの選択肢から自分だけが除外されたのが心外だったのか、袖を引きながら抗議してくる。……間違いない。酔ってる。
ひとつ息をついて振り返ると、くしゃりとあたまを撫でてやった。
「 おう、そういや言ってなかったな。……ただいま、ゲン」
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DONE3/6追記こないだ話してたモブ初恋粉砕ルート需要があったので加筆しました。
フォロワーさんの初恋泥棒ネタイメレスで書かせていただいたやつです。
……僕の隣の席には、魔法使いがいる。
そう言うと、語弊があるかもしれないし、妄想乙!と笑われるかもしれないけど。
それくらい彼はクレバーでミステリアスで。
ふわふわと、不思議な雰囲気のひとだった。
社交的で話し上手で人気者で。
授業中は、いつも手元でなにか他のことをしていて、授業はどこ吹く風。欠席も割と多かったが、それでも成績はいつも上位で。
先生からの評価も上々。
誰とでも上手く付き合うけれど、誰にも踏み込ませない。
誰も、彼のトクベツにはなれない。
皆そう言っていたし、僕もそう思っていた。
ある日。
ふと隣を見ると、彼は教科書を立てて。
手元でトランプを弄んでいた。
ある意味、いつもの光景。
違ったのは、整った横顔をチラチラ見ていたこちらの視線に、彼が気付いたこと。
2666そう言うと、語弊があるかもしれないし、妄想乙!と笑われるかもしれないけど。
それくらい彼はクレバーでミステリアスで。
ふわふわと、不思議な雰囲気のひとだった。
社交的で話し上手で人気者で。
授業中は、いつも手元でなにか他のことをしていて、授業はどこ吹く風。欠席も割と多かったが、それでも成績はいつも上位で。
先生からの評価も上々。
誰とでも上手く付き合うけれど、誰にも踏み込ませない。
誰も、彼のトクベツにはなれない。
皆そう言っていたし、僕もそう思っていた。
ある日。
ふと隣を見ると、彼は教科書を立てて。
手元でトランプを弄んでいた。
ある意味、いつもの光景。
違ったのは、整った横顔をチラチラ見ていたこちらの視線に、彼が気付いたこと。
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DONEバレンタイン学パロ千ゲ昼休み。
屋上に行くと、そいつはいつもの定位置にいた。こちらに気が付いて、おっ疲〜♬と笑顔で手を振ってくる。
この時間にすでにここにいると言うことは、おおかた四限はエスケープしたのだろう。
「 ホラ、四限、千空ちゃんのクラス体育だったじゃない?ココから、よく見えんのよね♬」
千空ちゃん、ゴイスーカッコ良かったよ!
にこにこしながらそんなことを言われて、頭を抱えてしまう。
運動神経自体は悪い方ではないが、カッコ良かったなどと言う活躍が出来るレベルではない。過小評価も過大評価も、等しく無意味で非合理的だ。
そう伝えると、ゲンはまたわらった。
「 うーん、でも、俺にはいつでも千空ちゃんが一番カッコよく見えるから、しょうがないの♬諦めて」
1206屋上に行くと、そいつはいつもの定位置にいた。こちらに気が付いて、おっ疲〜♬と笑顔で手を振ってくる。
この時間にすでにここにいると言うことは、おおかた四限はエスケープしたのだろう。
「 ホラ、四限、千空ちゃんのクラス体育だったじゃない?ココから、よく見えんのよね♬」
千空ちゃん、ゴイスーカッコ良かったよ!
にこにこしながらそんなことを言われて、頭を抱えてしまう。
運動神経自体は悪い方ではないが、カッコ良かったなどと言う活躍が出来るレベルではない。過小評価も過大評価も、等しく無意味で非合理的だ。
そう伝えると、ゲンはまたわらった。
「 うーん、でも、俺にはいつでも千空ちゃんが一番カッコよく見えるから、しょうがないの♬諦めて」