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    kirche_is_dcst

    @kirche_is_dcst

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    千ゲ生産業。左右相手完全固定。千左固定。カプ固定だけど主人公総攻めの民なので千は全宇宙抱けるとは思ってる。逆はアレルギーなので自衛。
    基本フェチ強めのラブイチャ。ワンクッション置いてるけど時々カオスなものも飛び出します。
    受けの先天性・後天性にょた、にょたゆり、パラレル、年齢操作やWパロもあり。みさくら、♡喘ぎ多め。たまにゲがかわいそうなことに。(要注意案件はキャプションに書いてます)
    最近小説AIと遊んでます。
    一時期特殊性癖チャレンジをしてた関係で触手とかなんか色々アレなやつもあります。

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    現パロごちしょー温泉旅行

    #現パロ千ゲ

    「 うわ〜、ゴイスー眺めいいねぇ」
    専用送迎バスで到着した、風光明媚を絵に描いたような温泉旅館に、ゲンは思わず声を上げる。
    周りは山に囲まれており、この時期は紅葉が見事だ。
    「 ご招待ありがとね、龍水ちゃん♬」
    「 はっはー!たまには慰安旅行も必要だからな!貸し切りにしてある!」
    相変わらずスケールの大きいことだ。
    和風建築にあまり縁のないクロムは、物珍しげにあちこち見て回っている。
    「 あんまりあちこち行き過ぎて、迷子にならないよう気を付けなよ、クロム」
    年長者らしく、羽京がそう注意を喚起した。
    千空はと言うと、温泉の泉質や効能、種類などをつぶさに確認していた。
    「 そう言えば、最近宿に新しい足湯を増設してな!貴様らもどうだ!?」
    「 足湯かあ、疲れが取れそうでいいね」
    そんなふうにわいわいしながら、5人で宿に入った。
    足湯は何種類かあるようで、一般の泉質のものと、小さいメダカくらいの魚に皮膚の老廃物を食べてもらう、……所謂大衆向け温泉リゾートで、ドクターフィッシュと呼ばれるものが入ってすぐのところにあった。
    「 えっこれ俺、これから魚に食われんの?」
    「 あ"ぁ。皮膚の古い角質を食べるだけで、人肉を食べる魚じゃねぇから、そこは心配すんな。……お、結構がっつり来んな」
    千空とクロムのやりとりをほほえましく見守っていると、どうした、貴様も試してみろと誘われて、おっかなびっくり湯に足を浸した。水温はぬるま湯くらい。
    確かに、足が疲れた時にはいいかもしれない。
    そう思っていると、知らないうちに足の周りに魚が集まっていて。
    皮膚の表面の角質が剥がされ、神経が鋭敏になっていく。
    「 ……っ」
    同時に、ぞくぞくと身体を駆け上がってくる感覚があって。……思わず漏れそうになった声を、どうにか呑み込んだ。
    これは、一刻も早く湯から上がらないと尊厳を失ってしまう。
    けれど、足が痺れたようになっていて、身動きが取れない。息が上がりそうになるのをどうにか整えていると、羽京が声をかけてきた。
    「 どうしたの、ゲン?こう言うところで君がずっと黙ってるなんて珍しい 」
    いつもなら、千空たちと蘊蓄を交わしあったり、もっと社交的に振る舞っているはずなのに、こんな隅の方でじっとしていることに違和感を感じたらしい。
    集中が途切れるとバイヤーなことになってしまうため、話しかけないでほしい旨を視線で伝えると、状況を察したらしく。
    「 ……ご、ごめん 」
    それ、ひょっとして自分じゃ上がれない?
    周りに聞こえないように耳打ちすると、ゲンは羞恥に頬を染めながら頷いた。
    「 龍水、長く浸かりすぎて、ゲンがちょっとのぼせたみたいだから、先に部屋に連れて行っていいかな?」
    そう断ると、龍水は頷いてルームキーを渡してくれる。鍵を受け取ると、羽京はちょっとごめんよ、と断って、お姫様抱っこのような形でゲンを湯から引き上げた。
    「 歩ける?肩貸したほうがいい?……それとも千空呼ぶ?」
    一度側のベンチにゲンを下ろしてから、そう問いかける。……流石にこんな醜態のために千空の手を煩わせるのは躊躇われた。
    歩けるから大丈夫、と返そうとしたところで、
    「 フラフラじゃねーか、どうした?」
    測ったようなタイミングで、千空がやってくる。羽京は渡りに船とばかりに、
    「 足湯、長湯しすぎてのぼせちゃったみたいでさ、龍水から鍵もらってるから、千空、部屋まで一緒に行ってあげてくれない?」
    流れるようにそう説明すると、カードキーを千空に預けた。
    鍵を受け取って、ゲンの前まで行くと、表情を覗き込む。
    「 ……テメーでもこんなことあるんだな」
    旅先で、ちょっとはしゃぎすぎてしまった。
    そんなふうに思ったのか、千空はふっとわらって、ひんやりした手で頭を撫でてきた。
    「 案外、可愛いとこあんじゃねーか、ゲン先生も」
    それが、真相に気付いていての言葉なのか、それとも先程の羽京の言葉を受けてのものなのか。
    それはわからないが、言葉には揶揄する響きは含まれていなくて。
    それ以上の追求もなくて。
    ……ああ、千空ちゃんは優しいなあ。
    それだけのことがなんだか嬉しかった。
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