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    Mochakored

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    主刀テキスト置き場になる予定

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    Mochakored

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    2月発行予定の現パロ主膝
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    この先はR18になります

    ##主刀

    ピタリと体に密着するレザーに包まれた尻がすぐそこにある。
    それをきちんと認識してしまうと、意識と理性が遠くへ飛んでいってしまいそうだ。なので、できるだけ意識を遠くに飛ばしておく。
    しっかりと掴むように言われた腰は、筋肉質で贅肉なんて欠片もない。スポーツジムのインストラクターのような引き締まり方だ。膝丸さんの綺麗な顔とこの魅力的な体つきは本当に卑怯すぎる。俺をどうにも煽ってくる。心底好みそのものだ。
    そして、膝丸さんが息をすれば当たり前だが手の下の体が動く。俺はそれにすら興奮してしまうのだからどうしようもない。
    渋滞を避けようと裏道などを駆使して颯爽とバイクを駆る膝丸さんは、ひどく男前でデキる男の格好よさに溢れていた。
    けど、こちらはそこにドキドキする余裕もない。単純な俺の頭は、ひたすら膝丸さんの着ているレザーパンツから伺える尻と太ももに支配されてしまっている。
    信号待ちの時に、こちらを気にして軽く振り向いてきた。膝丸さんの顔はメットに隠されて窺えない。
    それでも感じる優しげな雰囲気は、俺や一部の限られた人間にしか向けてくれない貴重なものだ。職場での膝丸さんしか知らない人は驚いてしまうと思う。
    俺にとっては普段の優しい膝丸さんなんだけど。
    こんなエッチでやらしい格好をしているというのに、膝丸さんは普段と一切変わらない。一体どういう事だろう。信じられなすぎて腰を掴む手に思わず力が入ってしまう。
    男の力でいきなりしがみつかれても膝丸さんは動じなかった。むしろ俺の手を、ぽんぽんと優しく叩いてくる気遣いに俺一人が悶えてるのだと思い知らされる。
    昔の詳細を話せないバイト先では、レザーを全身に着ていた人間なんて飽きるほど見てきた。どんな人が着ていても俺は動じるなんてなかったと思う。
    だというのに、小さな駅の大したことのない灯りですら膝丸さんはキラキラと輝いて見えた。
    いかついブーツを履いて、全身を包むレザーが似合いすぎた男はちょっとだけ怖かった。纏う空気が凛としていて、只者ではない雰囲気の長身の男が颯爽と登場したのだ。同じように駅で往生していた周囲の人たちの空気がざわっとしたのを肌で感じ取る。
    コツコツと小さな靴音を立てながら、こちらにゆっくり近づいてくる。
    あの男は何者だと怯えられたのは、ある意味当然だろうと思う。
    けれど、メットを外した膝丸さんの姿に周囲の空気が大きく揺れた。
    暗がりでも分かる薄緑の髪と整いまくった顔に、そのまま視線が一気に集まっていったのだけど、ドラマのワンシーンのように決まっていた。背景がキラキラして見えたのは目の錯覚ではないと思う。
    俺もまさかの状況に深く静かに動揺したし、ほんと衝撃が大きすぎて記憶も曖昧だ。とりあえず1番に思ったことは、エロすぎないかこの人、だ。
    バイクのためだと分かっていても、あの鍛え上げられた長く形のいい足をレザーで覆うのは犯罪級にいやらしすぎる。
    意味のわからない位置に尻の高い位置がある尻の迫力がすごい。レザーパンツというものは、それ越しに見るとむっちりとやわらかな筋肉を、必要以上に破廉恥に見せてくるのだと俺は思い知った。
    普段でもぷりぷりとしている尻がぱつぱつとしていてよりいやらしい。バイクをまたがる時に足を上げれば動きに一拍遅れてぶるんっと付いてきて目が乾きそうなほど見開いてしまった。
    そんな傾国の尻と腰が目の前にあったのだ。俺は自分がまともに受け答えできたかは分からなくて、膝丸さんに嫌われたり呆れられていたらと思うととても怖い。だけど悶々としながらも目が離せない。
    結局、俺はマンションの地下駐車場に着くまで、ひたすらに尻を見続けてしまったのだった。
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    Norskskogkatta

    PAST主くり編/支部連載シリーズのふたり
    主刀でうさぎのぬいぐるみに嫉妬する刀
    審神者視点で自己完結しようとする大倶利伽羅が可愛くて仕方ない話
    刺し違えんとばかりに本性と違わぬ鋭い視線で可愛らしいうさぎのぬいぐるみを睨みつけるのは側からみれば仇を目の前にした復讐者のようだと思った。
    ちょっとしたいたずら心でうさぎにキスするフリをすると一気に腹を立てた大倶利伽羅にむしりとられてしまった。
    「あんたは!」
    激昂してなにかを言いかけた大倶利伽羅はしかしそれ以上続けることはなく、押し黙ってしまう。
    それからじわ、と金色が滲んできて、嗚呼やっぱりと笑ってしまう。
    「なにがおかしい……いや、おかしいんだろうな、刀があんたが愛でようとしている物に突っかかるのは」
    またそうやって自己完結しようとする。
    手を引っ張って引き倒しても大倶利伽羅はまだうさぎを握りしめている。
    ゆらゆら揺れながら細く睨みつけてくる金色がたまらない。どれだけ俺のことが好きなんだと衝動のまま覆いかぶさって唇を押し付けても引きむすんだまま頑なだ。畳に押し付けた手でうさぎを掴んだままの大倶利伽羅の手首を引っ掻く。
    「ぅんっ! ん、んっ、ふ、ぅ…っ」
    小さく跳ねて力の抜けたところにうさぎと大倶利伽羅の手のひらの間に滑り込ませて指を絡めて握りしめる。
    それでもまだ唇は閉じたままだ 639

    Norskskogkatta

    PAST主肥/さにひぜ(男審神者×肥前)
    主刀でうさぎのぬいぐるみに嫉妬する刀

    おじさん審神者がうさぎのぬいぐるみに向かって好きっていってるのを目撃した肥前
    とうとう買ってしまった。刀剣男士をイメージして作られているといううさぎのぬいぐるみの、恋仲と同じ濃茶色に鮮やかな赤色が入った毛並みのものが手の中にある。
    「ううん、この年で買うにはいささか可愛すぎるが……」
    どうして手にしたかというと、恋仲になってからきちんと好意を伝えることが気恥ずかしくておろそかになっていやしないか不安になったのだ。親子ほども年が離れて見える彼に好きだというのがどうしてもためらわれてしまって、それではいけないとその練習のために買った。
    「いつまでもうだうだしてても仕方ない」
    意を決してうさぎに向かって好きだよという傍から見れば恥ずかしい練習をしていると、がたんと背後で音がした。振り返ると目を見開いた肥前くんがいた。
    「……邪魔したな」
    「ま、待っておくれ!」
    肥前くんに見られてしまった。くるっと回れ右して去って行こうとする赤いパーカーの腕をとっさに掴んで引き寄せようとした。けれども彼の脚はその場に根が張ったようにピクリとも動かない。
    「なんだよ。人斬りの刀には飽きたんだろ。その畜生とよろしくやってれば良い」
    「うっ……いや、でもこれはちがうんだよ」
    「何が違うってん 1061

    Norskskogkatta

    PAST主村/さにむら(男審神者×千子村正)
    主刀でうさぎのぬいぐるみに嫉妬する刀
    なんだかよくわからないけどうさぎのぬいぐるみが気に入らない無自覚むらまさ
    「顔こわいんだけど」
    「……huhuhu、さて、なんででしょうね?」
    近侍の村正がいつも通り隣に控えてるけどいつもより笑顔が怖い。
    手の中には村正と同じ髪色のうさぎのぬいぐるみがある。休憩中の今は最近販売されたそれを手慰みにいじっていたのだった。
    「尻尾ならワタシにもありマスよ」
    ふわふわの丸い尻尾をつついていると村正が身体を捻って自分の尻尾をちょいちょいと触る。普段からそうだけど思わせぶりな言動にため息が出る。
    「そういう無防備なことしないの」
    「可笑しなことを言いますね、妖刀のワタシに向かって」
    刀剣男士には縁遠い言葉に首を傾げつつも村正はいつもの妖しげな笑いのままだ。わかってないなぁとやり場のない思いをうさぎに構うことで消化していると隣が静かだ。
    ちらっと横目で見てみると赤い瞳がじっとうさぎのぬいぐるみを見つめている。その色が戦場にある時みたいに鋭い気がするのは気のせいだろうか。
    「なに、気になるの」
    「気になると言うよりは……胸のあたりがもやもやして落ち着きません」
    少しだけ意外だった。自分の感情だったり周りの評価だったりを客観的にみているから自分の感情がよくわかっていない村正 828

    Norskskogkatta

    PAST主くり
    鍛刀下手な審神者が戦力増強のために二振り目の大倶利伽羅を顕現してからはじまる主をめぐる極と特の大倶利伽羅サンド
    大倶利伽羅さんどいっち?!


     どうもこんにちは!しがないいっぱしの審神者です!といっても霊力はよく言って中の下くらいで諸先輩方に追いつけるようにひたすら地道に頑張る毎日だ。こんな頼りがいのない自分だが自慢できることがひとつだけある。
     それは大倶利伽羅が恋びとだと言うこと!めっちゃ可愛い!
     最初はなれ合うつもりはないとか命令には及ばないとか言ってて何だこいつとっつきにくい!と思っていったのにいつしか目で追うようになっていた。
     観察していれば目つきは鋭い割に本丸内では穏やかな顔つきだし、内番とかは文句を言いながらもしっかり終わらせる。なにより伊達組と呼ばれる顔見知りの刀たちに構われまくっていることから根がとてもいい奴だってことはすぐわかった。第一印象が悪いだけで大分損しているんじゃないかな。
     好きだなって自覚してからはひたすら押した。押しまくって避けられるなんて失敗をしながらなんとか晴れて恋仲になれた。
    それからずいぶんたつけど日に日に可愛いという感情があふれてとまらない。
     そんな日々のなかで大倶利伽羅は修行に出てさらに強く格好良くなって帰ってきた。何より審神者であるオレに信 4684

    Norskskogkatta

    PASTさにちょも
    リクエスト企画でかいたもの
    霊力のあれやそれやで獣化してしまったちょもさんが部屋を抜け出してたのでそれを迎えに行く主
    白銀に包まれて


    共寝したはずの山鳥毛がいない。
    審神者は身体を起こして寝ぼけた頭を掻く。シーツはまだ暖かい。
    いつもなら山鳥毛が先に目を覚まし、なにが面白いのか寝顔を見つめる赤い瞳と目が合うはずなのにそれがない。
    「どこいったんだ……?」
    おはよう小鳥、とたおやかな手で撫でられるような声で心穏やかに目覚めることもなければ、背中の引っ掻き傷を見て口元を大きな手で覆って赤面する山鳥毛を見られないのも味気ない。
    「迎えに行くか」
    寝起きのまま部屋を後にする。向かう先は恋刀の身内の部屋だ。
    「おはよう南泉。山鳥毛はいるな」
    「あ、主……」
    自身の部屋の前で障子を背に正座をしている南泉がいた。寝起きなのか寝癖がついたまま、困惑といった表情で審神者を見上げでいた。
    「今は部屋に通せない、にゃ」
    「主たる俺の命でもか」
    うぐっと言葉を詰まらせる南泉にはぁとため息をついて後頭部を掻く。
    「俺が勝手に入るなら問題ないな」
    「え、あっちょ、主!」
    横をすり抜けてすぱんと障子を開け放つと部屋には白銀の翼が蹲っていた。
    「山鳥毛、迎えにきたぞ」
    「……小鳥」
    のそりと翼から顔を覗かせた山鳥毛は髪型を整えて 2059

    Norskskogkatta

    MOURNING主くり
    極になって柔らかくなった大倶利伽羅に宣戦布告する片想いしてる主
    ポーカーフェイスの君にキスをしよう


    「大倶利伽羅」

    ひとつ呼ぶ。それだけで君は振り向いて、こちらを見てくれる。
    それだけでどうしようもなく締め付けられる胸が煩わしくて、ずたずたに切り裂かれてしまえとも思う。

    「なんだ」

    いつもと変わらぬ表情で、そよ風のように耳馴染みの良い声がこたえる。初めて顔を合わせた時より幾分も優しい声音に勘違いをしそうになる。
    真っ直ぐ見つめる君に純真な心で対面できなくなったのはいつからだったっけ、と考えてはやめてを繰り返す。
    君はこちらのことをなんとも思っていないのだろう。一人で勝手に出て行こうとした時は愛想を尽かされたか、それとも気づかれたのかと膝から力が抜け落ちそうになったが、4日後に帰ってきた姿に安堵した。
    だから、審神者としては認めてくれているのだろう。
    年々距離が縮まっているんじゃないかと錯覚させるような台詞をくれる彼が、とうとう跪座までして挨拶をくれた。泣くかと思った。
    自分はそれに、頼りにしていると答えた。模範的な返しだろう。私情を挟まないように、審神者であることを心がけて生きてきた。

    だけど、やっぱり俺は人間で。
    生きている限り希望や 1288