Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    Mochakored

    @Mochakored
    主刀テキスト置き場になる予定

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 12

    Mochakored

    ☆quiet follow

    2月発行予定の現パロ主膝
    全年齢部分になります
    この先はR18になります

    ##主刀

    ピタリと体に密着するレザーに包まれた尻がすぐそこにある。
    それをきちんと認識してしまうと、意識と理性が遠くへ飛んでいってしまいそうだ。なので、できるだけ意識を遠くに飛ばしておく。
    しっかりと掴むように言われた腰は、筋肉質で贅肉なんて欠片もない。スポーツジムのインストラクターのような引き締まり方だ。膝丸さんの綺麗な顔とこの魅力的な体つきは本当に卑怯すぎる。俺をどうにも煽ってくる。心底好みそのものだ。
    そして、膝丸さんが息をすれば当たり前だが手の下の体が動く。俺はそれにすら興奮してしまうのだからどうしようもない。
    渋滞を避けようと裏道などを駆使して颯爽とバイクを駆る膝丸さんは、ひどく男前でデキる男の格好よさに溢れていた。
    けど、こちらはそこにドキドキする余裕もない。単純な俺の頭は、ひたすら膝丸さんの着ているレザーパンツから伺える尻と太ももに支配されてしまっている。
    信号待ちの時に、こちらを気にして軽く振り向いてきた。膝丸さんの顔はメットに隠されて窺えない。
    それでも感じる優しげな雰囲気は、俺や一部の限られた人間にしか向けてくれない貴重なものだ。職場での膝丸さんしか知らない人は驚いてしまうと思う。
    俺にとっては普段の優しい膝丸さんなんだけど。
    こんなエッチでやらしい格好をしているというのに、膝丸さんは普段と一切変わらない。一体どういう事だろう。信じられなすぎて腰を掴む手に思わず力が入ってしまう。
    男の力でいきなりしがみつかれても膝丸さんは動じなかった。むしろ俺の手を、ぽんぽんと優しく叩いてくる気遣いに俺一人が悶えてるのだと思い知らされる。
    昔の詳細を話せないバイト先では、レザーを全身に着ていた人間なんて飽きるほど見てきた。どんな人が着ていても俺は動じるなんてなかったと思う。
    だというのに、小さな駅の大したことのない灯りですら膝丸さんはキラキラと輝いて見えた。
    いかついブーツを履いて、全身を包むレザーが似合いすぎた男はちょっとだけ怖かった。纏う空気が凛としていて、只者ではない雰囲気の長身の男が颯爽と登場したのだ。同じように駅で往生していた周囲の人たちの空気がざわっとしたのを肌で感じ取る。
    コツコツと小さな靴音を立てながら、こちらにゆっくり近づいてくる。
    あの男は何者だと怯えられたのは、ある意味当然だろうと思う。
    けれど、メットを外した膝丸さんの姿に周囲の空気が大きく揺れた。
    暗がりでも分かる薄緑の髪と整いまくった顔に、そのまま視線が一気に集まっていったのだけど、ドラマのワンシーンのように決まっていた。背景がキラキラして見えたのは目の錯覚ではないと思う。
    俺もまさかの状況に深く静かに動揺したし、ほんと衝撃が大きすぎて記憶も曖昧だ。とりあえず1番に思ったことは、エロすぎないかこの人、だ。
    バイクのためだと分かっていても、あの鍛え上げられた長く形のいい足をレザーで覆うのは犯罪級にいやらしすぎる。
    意味のわからない位置に尻の高い位置がある尻の迫力がすごい。レザーパンツというものは、それ越しに見るとむっちりとやわらかな筋肉を、必要以上に破廉恥に見せてくるのだと俺は思い知った。
    普段でもぷりぷりとしている尻がぱつぱつとしていてよりいやらしい。バイクをまたがる時に足を上げれば動きに一拍遅れてぶるんっと付いてきて目が乾きそうなほど見開いてしまった。
    そんな傾国の尻と腰が目の前にあったのだ。俺は自分がまともに受け答えできたかは分からなくて、膝丸さんに嫌われたり呆れられていたらと思うととても怖い。だけど悶々としながらも目が離せない。
    結局、俺はマンションの地下駐車場に着くまで、ひたすらに尻を見続けてしまったのだった。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💖👍💘👍👏🍑💞🇪🇱🇴💖💓💴💗💞
    Let's send reactions!
    Replies from the creator