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    ma_wata776

    @ma_wata776
    【pkmn⚔️🛡️】 ホプユウ ダンソニ ネズマリ キバヌメ
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    【pkmn sv】ペパアオ
    【MH らいず】ウツハン♀
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    なんだかよく分からないもの
    ありまぁす!!

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    ma_wata776

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    それってもはやワンライじゃないよね三銃士を連れてきたよ!

    ・書き始めてから永遠とも思える時間が経った
    ・お題とかすってもいない
    ・というか意味が分からない

    それでも恥を忍んで晒しておきますね!

    21.03.06 天体観測
    ※ほゆ+ばな

    #なんだこれ
    whatOnEarthIsThis?

    月齢15.0。
    銀色に輝く満月と共に、不気味な赤い光が空を漂うのを見た、との通報が相次いでいる。対応に追われる周辺のジムはてんやわんやだ。
    正体を突き止めるべく、目撃情報の多かった逆鱗の湖方面の上空までやってくると、目下の草原で見慣れたふたりが小さくなって震えているのが見えた。
    慌ててフライゴンから飛び降りる。
    近づく羽音と駆け寄るオレに気付いたふたりは、何故か、オレが声をかけるより前に捨て身タックルを繰り出してきた。
    ぐえ。
    派手に挟まれて悲鳴を上げる。というか、うわ、

    「ウワーッ!! 冷たッ!! なんだオマエら冷ッてえ!!」
    「むっちゃ寒いんだぞ! キバナさんあっためてよ!」
    「分かった! 分かった!! あったまろ! コータス出す! 出すからちょっと待て! いったん離れろ!」
    「キバナさんのポッケあったかいよホップ!」
    「ナイスだぞユウリ! うりゃ!」
    「ああああ!! パーカーの中に手入れんな!」

    半ば叫ぶ様にコータスを呼ぶと腰のホルスターが光る。張り切って石炭を燃やし始めたコータスに、パーカーから引っ張り出したふたりを押し付けた。
    その上からついでに自分もくっついて暖を取る。

    「こんなとこで何やってんだ、オマエら。氷みたいに冷たくなりやがって。湖にでも入ったのかよ?」
    「そんなことするわけないじゃん。今、真冬だぞ?」
    「真顔マジレスしないで」
    「アニキじゃあるまいし」
    「ウケる。言われてんぞダンデ」
    「キバナさんはどうしたんですか?」
    「オレサマは見回りー。この辺りで、妙な赤い光が見えたって通報があってな。オマエらはなんか見たか?」
    「赤い光?」
    「ああ、それなら、多分、」

    ホップが目配せをすると、ぴぃとユウリが指笛を吹く。
    少ししてから、答えるように上空から何かの鳴き声が響いた。
    見上げると、遥か上に、輝く月と揺らめく赤い光。ゆっくりこちらに向かって高度を下げてくる。
    あれは。

    「ムゲンダイナだぞ」
    「なんだ、遊んでたのか?」
    「はい。お散歩してたんです」
    「へー。成る程な。どこまで行ってきたんだ?」
    「んとね、月」
    「…………へ?」
    「月!」
    「…………月?」
    「今日、月、きれいだろ? だからムゲンダイナに乗って行ってきたんだ! でもむっちゃ寒くてさあ」
    「お日さま全然当たらなかったもんね」
    「ユウリなんてまつげ凍っちゃったんだぞ! ほら、あ、もう解けたか」
    「ホップは、かじかんで途中で落っこちちゃったもんね」

    けらけらと腕の中のふたりがはしゃぐ。
    お散歩ねえ。
    え?そんなお気軽に行けるところだっけ?
    月って。
    いやいや。
    生身で宇宙なんて。ましてや月なんて、どう考えても行けるわけないよなあ。
    でもこのふたりが言うと、夢や嘘ではないような気がしてくる。

    「月、どうだった? オレサマ行ったことないんだよな」
    「うーん。きれいだぞ。静かで、なんもなくて」
    「地球って、やっぱ青いのか?」
    「うん、青色ですよ。今日は満月だから、見えなかったけど」

    今、望遠鏡であの月を覗けば、ふたりの足跡が見えるのかもしれない。
    なんつーか。つくづく、規格外だ。大型新人過ぎる。
    もうとっくにオレサマの物差しでははかりきれなくなった、このふたつの流星。
    でも、この輝きを、まだ見失いたくはない。

    「次はムゲンダイナのおうちを探しに行くんだ! な、ユウリ」
    「うん!」
    「……そっか。あんまり遠くには行くなよ」

    もう少しだけ。この腕の届くところで。
    可愛い子供のままでいてくれよ。
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    ma_wata776

    DONEそれってもはやワンライじゃないよね三銃士を連れてきたよ!

    ・書き始めてから永遠とも思える時間が経った
    ・お題とかすってもいない
    ・というか意味が分からない

    それでも恥を忍んで晒しておきますね!

    21.03.06 天体観測
    ※ほゆ+ばな
    月齢15.0。
    銀色に輝く満月と共に、不気味な赤い光が空を漂うのを見た、との通報が相次いでいる。対応に追われる周辺のジムはてんやわんやだ。
    正体を突き止めるべく、目撃情報の多かった逆鱗の湖方面の上空までやってくると、目下の草原で見慣れたふたりが小さくなって震えているのが見えた。
    慌ててフライゴンから飛び降りる。
    近づく羽音と駆け寄るオレに気付いたふたりは、何故か、オレが声をかけるより前に捨て身タックルを繰り出してきた。
    ぐえ。
    派手に挟まれて悲鳴を上げる。というか、うわ、

    「ウワーッ!! 冷たッ!! なんだオマエら冷ッてえ!!」
    「むっちゃ寒いんだぞ! キバナさんあっためてよ!」
    「分かった! 分かった!! あったまろ! コータス出す! 出すからちょっと待て! いったん離れろ!」
    「キバナさんのポッケあったかいよホップ!」
    「ナイスだぞユウリ! うりゃ!」
    「ああああ!! パーカーの中に手入れんな!」

    半ば叫ぶ様にコータスを呼ぶと腰のホルスターが光る。張り切って石炭を燃やし始めたコータスに、パーカーから引っ張り出したふたりを押し付けた。
    その上からついでに自分もくっついて暖を取る 1469

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