黒波ポカ波百合(微エロ)ネオンジェネシス後、第3村に二人とも生を受けた設定。綾波が姉、黒波が妹のような関係。
綾波はシンジ君に対してLOVE、黒波はLIKEが前提で。(でも本人達もまだよくわかっていない)
綾波(ポカ波)=レイ
黒波=アヤナミ
で表記しています。
*
「私、赤ちゃんが欲しい。どうしたら赤ちゃんができるの?」
「そうね〜、そっくりさんにはまだちょっと早いかな。いつか本当に好きな人ができたら、そのときにまた教えてあげるわね」
「……そう言われたの。どうしたら赤ちゃんができるか知ってる?」
ヒカリの回答に納得ができなかったアヤナミは、部屋で洗濯物を畳んでいたレイに尋ねた。
アヤナミのわからないことは大抵レイが教えてくれる。
「……知ってるわ。男性と女性がセックスをして、受精すると子供ができるのよ」
「セックス?受精?わからない」
「そう……男性の性器と女性の性器を合わせて、男性から精子を送り込む。それが女性の身体に入って、卵子と結びつくと受精するの」
「性器を合わせる……?」
「とても気持ちのいいこと、らしいけど。本に書いてあったわ」
「そう」
アヤナミは少し考え、ひとつの提案をした。
「練習、したい」
「え?」
「セックスの練習」
「……女同士ではできないわ」
「そうなの?」
「受け入れる側しかないもの」
「でも、気持ちいいんでしょう?」
そう言って、アヤナミはレイの下半身へと手を伸ばし、下着の上から秘部に触れた。
「あっ、や……」
「……どうしたの?痛いの?」
眉間にシワを寄せたレイの表情を見て、アヤナミはそう尋ねた。
「……違うわ。あなたも……触られてみたらわかると思う」
レイはそう言って、自分がされたものよりも的確に、アヤナミの敏感なところを指で刺激した。
「きゃっ!え……?これ、なに?」
レイの手により、緩やかに、少しずつ刺激を与えられるアヤナミ。
「あっ、あ……え?どうして……あっ、声、勝手に……んっ」
アヤナミは頬を赤く染め、レイの手により追い詰められる。
——しばらくしてから、レイは手を止め、アヤナミの様子を見た。
「……わかった?」
「……なに、これ?」
「これを気持ちいい、というの」
「気持ち、いい……?」
「好きな人としたらもっと気持ちがいいらしいわ」
「……碇君としたらいいの?」
「それは絶対にダメ」
レイの口調はいつになく厳しかった。
女の子同士の、小さな戯れ。
いつか好きな人と交わることを夢見て——。
第3村は、今日も平和であった。