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    sadachbia7789

    @sadachbia7789
    K富、テツ譲
    女体化が多い。ネタ出しをよくします。

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    sadachbia7789

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    前に呟いたカワイイものを身につけるのが苦手な留♀とそれ以来おそろいが出来なくなってしまった伊♀with仙♀
    受の友情話

    #女体化
    feminización

    バーサーカー誕生善法寺いさ子には大切な幼馴染みがいる。

    かわいくてカッコよくて優しい、いさ子自慢の親友だ。
    食満家でも両親は元より、歳が離れている兄達も留三子をお姫様のようにかわいがった。それはいさ子の両親も同じで、何かと不運ないさ子が今日まで後に残るような怪我だけはしなかったのはいさ子の悪運もあるだろうが、留三子の尽力があることは大きい。娘の大切な親友を大事にしない訳がなかった。
    色違いのお揃いの服は少なくなく、それはふわふわのワンピースだったり、髪を彩るリボンだったり、小さな靴だったりと多岐に渡る。それら全てを両家族はかわいいかわいいとベタ褒めした。
    実際可愛かったので地元の広報誌や写真館でモデルをやらないかと声を掛けられるのもしょっちゅうだった。

    そんな中、事件が起こった。

    幼稚園の年中さんになった辺りだっただろうか。ある一人の男児が留三子を指差しあろうことか「にあってねーの!」と嗤ったのである。

    もう顔も覚えていない、ただの幼稚園の子供に言われた一言で留三子はスカート類を履かなくなった。レースなんてもっての他、ぬいぐるみやヘアゴムに至るまで、かわいいと思うものを一切身に付けなくなった。それだけ深く傷付いたのだ。

    いさ子は留三子が「え、」と顔を強張らせた瞬間、制裁に出た。人生で初めて出た渾身の右ストレートだった。

    普段からの変わりように殴られた男児どころか先生でさえ固まった。
    普段は誰にでも声をかけ、怪我をすれば心配するような優しい子が、鬼も裸足で逃げ出すような形相で男児の胸倉を掴んでいる。
    留三子がいさ子の方を止めようとしたのにもいさ子の怒りを煽った。

    あの時は本気でこいつを生かしておかぬと思った、としみじみ語る。

    理由はどうあれ、殴った訳なので両方の親が呼ばれたがいさ子は絶対に謝らなかった。そんな怪我にも入らないものより、留三子か負った心の傷の方がもっとずっと深いのだ。その証拠にそれ以降留三子がお揃いを着てくれなくなった。そのことが悲しくて、いさ子は泣きながらそのことを切々と訴えた。

    結局、園長はケンカ両成敗ということで場を治めたが、あれは今でも納得はしていない。

    後日男児は留三子に謝ったが、それは留三子に対して罪悪感があるからではなく、いさ子が怖いから謝ったのだ。いさ子は卒園するまでそいつが留三子に近付くことを許さなかった。当たり前である。
    いさ子が手を上げたことに驚きはしたものの、理由を聞いた留三子の兄達はサムズアップして「よくやった」と褒めた。そんな兄達に苦笑いはすれど止めない両親も思うところがあったのだろう。
    殴るのはいけない、としっかり釘は刺されたけれど。

    「だからさ、私が今どれだけ、君達を殴りたいのを我慢してるのか分かって貰えたと思うんだけど」

    どうかな?と小首を傾げるその姿は可憐そのものなのに圧が怖い。それはいさ子だけではなく、凍えるような冷たい目で見下す仙子のせいでもあった。
    だって、と反論しようものならとんでもない文字数で詰られることは恐怖で固まった頭でも解った。

    いさ子の手の中には薄汚れたシュシュがあった。
    これは手先の器用な後輩の平が作ってくれたお揃いのシュシュだった。いさ子はピンク、留三子はミントグリーン、仙子はラベンダー。久しく出来なかった留三子とのお揃いにいさ子のテンションは上がった。仙子と一緒に説得すれば元々後輩が作ってくれたものということもあり、着けてくれたのだ。

    留三子の後輩に浜守一郞という元気が服を着て歩いているような男がいる。
    守一郞は高齢者ばかりの地域から越してきた転入生だ。それ故同世代との接し方が分からず、同じ部活の先輩である留三子にその悩みを言い当てられて以来、彼は留三子を慕っている。
    それが面白くなかったのだろう、この女の子達は。
    だから留三子の目を盗んで通学鞄に付けていたシュシュを盗った。
    「何が『だから』に繋がるのか理解出来んな」
    はあ、とこれ見よがしに溜息を吐く。
    「留三さんはさ、きっと君達を責めないよ。それどころか許すだろう。それは留三さんの良いところだけど、直してほしいところでもある」
    そうだな、と仙子が頷く。
    「だからこそ、お前達にその恩恵を与える訳にはいかない」
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