フォ…… だいたい⭐🎈落書き用保管庫。皆さんのスタンプに助けられています……ありがとうございます…………!@prsk_ruirui ⇒ツイッター ☆quiet follow Yell with Emoji POIPOI 29
フォ……☆quiet followTRAINING司と類の日常。お題「素晴らしい教室」15分トレーニング 1902文字(所要時間約2分) ##司類 天馬司の机は教室の廊下側にある。 2Aの教室は、それでなくとも階段のすぐ近くにあり、とてもよく見渡せるいい場所だった。 類は、そのすぐ近くの廊下をひた歩く。 時刻は午後一時。 昼休みも終わり、気だるい五時限目が始まろうという時刻だった。「類!」 聞き慣れた大声が聞こえてきた、ような気がした。 実際は、分厚い壁よろしく張られたガラス越しに声を張られたようで、類の耳に彼の声は聞こえてこない。けれど、ちょうど屋上から降りてきた類が目の前の教室を見やると、その目の前にはこちらを振り向いて、目立つ大げさな動作で手を振りながら、激しい自己主張をしている司の姿があるのだった。 司は、類の恋人だった。 つい最近、彼に押し入るように告白されて、類はうっかり承諾してしまったのだった。 恋人同士になったからと言って、二人の関係性な何一つ変わっていない。 こうしてお昼の時間だって、相変わらず類は一人で屋上へ行き優雅な時間を過ごしていたし、司だって変わらず、教室の友人たちと健康的な食事をするなり好きにしていたようだった。 けれど、司はそれでもめげる事はない。 類が昼終わりにいつも屋上から降りてきて、五限目が終わるぎりぎりに、この1Aの教室横を通る事をしっかり知っているのである。 だから、今日のように必ず部屋のガラス越しから呼びかけてきて、特に意味もなく、類への謎のアピールをするのである。 類はくすりと笑う。 司は、いつもその笑みを見て『にやけている』『何か企んでいるのか?』などと表現してくるのだが、類にとってその笑みは、心の底からの笑みなのである。 そんな、含み笑いのような笑顔を向けながら、類は司に軽く手を挙げて返事をしてやった。 何かしらを返してやると、司は満足そうにまた手を振り返し、ゆっくりと席につく。 類はその様子を目の端で見やりながら、少しだけ、温かい気持ちになった。 二人の関係性は、今はこのままだ。けれど、それがひどく心地良い。 ワンダーランズ×ショウタイムで出会ったとしても、この事は二人共何も話さないのだろう。 しかし、この日常が当たり前に過ぎていくことが、今の自分達の愛情なのだった。Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow フォ……DONE二十代後半 半同棲?の⭐🎈※🎈誕サイストネタバレあります。「……そういえば、初めてキスをしたのも、僕の誕生日だったね」まるで物語のように進む僕達の恋は きしむ窓をザラリと開いてやると、閉め切られ、停止していた気配が少しずつ動き出してくる。新鮮な空気だ。司は、そんな様子を慣れた調子で感じつつ、気を良くして何度も深呼吸。そして、腰に手を当てては持ち前の超大デシベルの大声で「帰ってきたぞ!」などと高らかに叫んでみるのであった。 久しぶりの我が家。前に住んでいたのはもう一年以上前にはなるが、やはり自分の家というのは落ち着くというものだ。 浮ついた気分。 そのまま、彼は勢いづいて美しくターンしながら踵を返す。そして、そんな司の奇行をクスクスと笑いながら見つめている、彼の愛おしい人に向き直り「はじめるぞ、類!」と軽やかに声かけるのだった。 「水道とガス、電気は問題なく通っているみたいだよ。部屋はこれから見てくるね」 2954 フォ……DONE司類版ワンドロワンライ お題:『化粧』『本番5分前』より 1h(2766文字)光の中へ 舞台袖に準備したペットボトルに手をかける。幕はまだ降りている。舞台袖に光はなく薄暗闇の中でだが、しかしいつもの習慣ともなれば何ら問題はない。 類はぞんざいにキャップを取り外し、その中身をグビリと流しこんでいく。乾いた口内に清らかな水分が満たされて、ああ、自分の身体は随分乾いていたのだと気づかされるのだ。 ワンダーステージで公演されている、ワンダーランズ×ショウタイムの舞台開始五分前。常日頃は自己管理をたいして行わない類ではあるが、このタイミングでだけは、伸びやかな演技をこなすためにも水分補給を心がけているのであった。 類がそうやって水を含んでやると、後ろ隣からも似たような喉の音がする。果たして、振り返ってみてやると、思っていた通りに類の恋人である司が舞台衣装に身を包み、同じように身体を潤しては舞台に飛び出すための準備をしているのであった。 2773 フォ……MOURNINGPCから発掘された落書き⭐🎈キスお題の一部だったはず……(2153文字)5.閉じた目の上なら憧憬のキス 端正な顔だな、と思った。 それは類が司の眠る顔を見て初めて気づいた感情だ。 ワンダーランズ×ショータイムの劇場で、その公演を終えたさなかの一幕だ。 次の公演までは、あと一時間程度ある。忙しない公演と公演の合間だ。少しばかりの隙間を使い、天馬司は舞台裏の古びたソファの上で仮眠を取っていた。 「司くん?」 そこへ、通りがかった神代類。いつもであれば類もその辺りで舞台演出の修正を行いながら次の公演へ向けて準備しているのだが、今日はそこに意外な先客がいたのであった。 類が、覗き込むようにして問いかけるが彼からの反応はない。 やあ、困ったね。君がこんなところにいるなんて思わなかった。 天馬司は体力のある男だ。だから、常日頃から彼が弱っているところを見ることは意外にも少ない。暑さにとろけ、あるいは空に飛ばされたとしても、少しばかりの暗転をしてからはけろっと元に戻っている彼なのだ。 2238 フォ……MOURNINGPCから発掘された落書き⭐🎈キスお題の一部だったはず……※15禁(886文字) 1091 フォ……INFOこれ以前のお話はだいたいpixivにまとめています。どうぞよしなに……司類log1https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15224854 フォ……TRAINING司の作るカリカリベーコンお題「嘘の夜風」15分トレーニング 201372文字(所要時間約3分)妙に気だるい朝だった。目を開き、辺りを見渡すが照準が合わない。もぞもぞと動いてみるが、肩と腰が妙にぎくしゃくと軋んでいる。 類は、元より低血圧である。だから起きがけの気分は大抵最悪なのではあるが、今日のそれはいつもの最悪ともまた違う、変な運動をした後のような気だるさがあるのだった。「類、起きたのか?」 まだ起ききっていない頭の片隅を、くぐもった通る声が聞こえてくる。司の声。どこから声をかけてきているのか。それに、妙な雑音が彼の言葉に混じって聞こえ、よくよくその場所を判別できなくなった。「……起きてるよ、たぶんね」 重い体を何とか起こしてみる。体に巻き付いているシーツがいつもと違う。自室にあるソファに投げ捨てられているシーツでも、家の中にあるベッドとも違う、少し手触りの良い物だ。それに、類は今、何も身につけていなかった。 布団を通り抜け、ひやりとした風が入り込んでくる。少し回復してき思考が回り始めてからようやく、昨日、司の家に泊まったのだと思い出すのだった。 司は、大学に入ってから一人暮らしを始めた。類はそんな彼の現状を甘んじて受け止めて、よくよく彼の家に泊まるよ 1422