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    T_ShioSag_N

    @T_ShioSag_N
    気ままに、二次作品書く時ある。(ポケモン)
    別でpixivにもある。そっちはほぼサトセレ。
    本格的に小説書くための別アカあり。

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    T_ShioSag_N

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    逃避行劇、第1弾。ルサ。Ω‪α‬は未履修だけど、手持ちはそちらに合わせた。

    『今回それだけは!』(ルサ)

    さー、っと次々に木々へ飛び移る。これは自分の持ち味・・・・・・なのに、先々を読まれ、行く手を彼のポケモンに阻まれる。
    次はCOCOことエネコロロが目の前に現れた。それを避けたが、次のところにNANAことグラエナがいる。
    「は!?」
    「サファイア!待ちなよ!」
    ここまで読まれていることに驚いている中、後ろから彼女を止めようとしている声が聞こえた。
    サファイアはちらと下を見る。下にルビーがいるが、その手に自分には可愛すぎる服がある。
    「待たんばい!あたしは着らんばい、そんなの!」
    「え〜?ボクはいいと思うのに。ね〜?MIMI?」
    彼の傍らにいるMIMIは、うんうん、と頷いている。サファイアはその内にまた移動としたが、後ろにはPOPOもいた。
    COCO、NANA、POPO。ルビーの中の手持ちの中では機動力のある3匹だ。その指揮を執るのが、ZUZUだ。ミズゴロウの時から発揮されるレーダーが彼女の位置をルビーに教えて、そこからルビーが予想し、改めてCOCOたちに指示を出していた。さすがは、ジムリーダーの息子といったところか。
    サファイアが、ぐぬぬ、と迷っていると、突如、体がふわりと浮いた。
    「んな!?」
    サファイアがまた驚いていると、ルビーの横にRURUことサーナイトがねんりきで彼女の体を捉え、移動させている。
    「ルビぃぃぃ!!あたしをこげんして!!」
    さすがに耐えかねて怒り出したが、ルビーはけろりとしていて、ルンルン気分でサファイアの前に服を見せた。フリフリで肩出しのドレス。可愛いものが好きなサファイアではあるが、これを自分が着ると思うと、やや身震いがした。
    「似合わん!あたしにはこうゆうのは似合わんばい!」
    「そんなことないよ。じゃ、ちゃもときるる、よろしくね」
    「えっ!?」
    サファイアが3度目の驚きをすると、目の前にごめんという表情でサファイアの前に2匹がいた。
    「ちゃもときるるには了承済みさ。いくら恋人と言えど、着替えはボクがやるのはさすがにだめだからね。僕も着替えてくるよ」
    ウインクしてルビーは言うと、背中を向けた。目の前にはドレスを持ったちゃもときるる。体を動かそうにも動かない。
    「ちゃも、きるる、お願いったい、着させるのはやめて」
    サファイアは手持ちに頼むが、ふるふる、と2匹は首を振った。
    「うわぁぁぁん!!裏切りものーーーっ!!」
    サファイアの悲痛な叫びがところ構わず響いた。

    しばらくして。センリ、ルビーの母、オダマキ博士はサファイアのドレス姿を見て、満足そうな顔をしていた。サファイアは羞恥で顔が真っ赤に染まっていた。いくら彼とパーティに行くこととはいえ、こんな格好になるとは思ってもいなかった。そこへルビーがしっかりとめかしこんでやってきた。ピシッとしたタキシード姿。
    「Beautiful!さすが、サファイアだね」
    「あたしもそういうのがいいったい・・・・・・」
    「男女、での参加だからね」
    ルビーはウインクしつつ手を前に出した。
    「さ、行こうか」
    渋々と手を出しつつも、パーティの楽しみは消えていない。
    (ま、我慢すればいいったい)
    サファイアはそう心の中で呟く。
    パーティでは、綺麗な格好の女子が男顔負けの大食いをしていたことが後に語られたそうな。

    Fin.
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    T_ShioSag_N

    Happy New Yearポケスペ ブラホワ
    黒のプラズマ団の事件から数ヶ月後らへん。
    ブラック←←ホワイト。ちょっと好き好きし過ぎたかな…?もうちょいホワイトさんは冷静かもしれんけど。
    『あなたへの想い いまむかし』

    最初は、本当に何でもなかったと思う。夢に向かって、すごく叫ぶ元気な人だなぁと思ってたくらい。
    でも、ああやって夢に向かって一直線に行こうとする姿がいいな、と思えて。それにイケメンだし。ライモンシティの観覧車でアタシがNと会って、気を失って落ち込んだ時もすごく心配してくれてたし、バトルサブウェイに挑戦する時はブラックくんはウォーを貸してくれた。
    ポケモンリーグに出て、あの事件があって、ブラックくんがレシラムのホワイトストーンに取り込まれた時、本当に・・・・・・本当に悲しかった。でも、ポケモンドリームワールドでブラックくんがいて。嬉しかったから、ぎゅって抱きしめちゃったなぁ。
    今はヒオウギシティのトレーナーズスクールに行って、もう一度ポケモンリーグに挑戦す
    るって夢を持ってる。アタシはそれを応援するんだ。・・・・・・あぁ、ブラックくんのことを考えると、なんでこんなにほわっとしてくるんだろ、

    「いや、それ、恋してますよね?」
    となりから唐突に聞こえた声。
    「きゃあっ!?」
    ホワイトの口からけっこうな大音量な悲鳴が出た。近くにいたポケモンたちも何事かと体を、 3047