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    chiocioya18

    @chiocioya18

    20↑ と〜〜っても腐ってます逃げてください
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    chiocioya18

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    雨想だと言い張ります。おみやげを選ぶ話。
    想楽くんのモノローグだけです。

    川柳入れる隙がなかったのでタイトルに入れてみました。ノルマだと思ってるので…。

    ##雨想
    #雨想
    fleetingThing

    選り好み 知ったかぶりの贈り物例えば一人の旅先で。例えばユニットではないお仕事で遠方に赴いた先で。ここにいない二人に、たまにはおみやげくらいあげてみようかななんて思った時に。

    クリスさんのは選ぶのに苦労しない。
    海や魚に関係するもの。クリスさんの『海』の守備範囲は案外広いから、海産物を使った乾物やお菓子なんかでもいい。そこまで気にしなくても、海と関係ないものでも素直に喜んでくれるからおみやげ選びのハードルは低いのだ。

    雨彦さんのは、難しい。
    そもそもあの人の好みがよくわからない。油揚げが好きなのは知っているけど、特別有名な品でもないとおみやげとしては適さない気がする。普通に、おみやげ屋さんで一番人気とポップが出ているものをあげても嫌がりはしないんだろうけど。

    奇を衒って驚かせてやりたい。それでいて喜んでくれなきゃ意味がない。

    勝手に難易度を上げて勝手に悩んでいる。たかがおみやげに毎回こんなに頭を抱えているなんて、雨彦さんは露ほども思っていないだろう。だってあの人は、「気に入りそうだと思って」なんてさらりと言いながら、いつも僕の好みにピタリと嵌るものを寄越してくるのだ。それが嬉しくて、ちょっぴり悔しい。

    それともあの人も、同じように悩みながら選んでくれているのだろうか。想像できないが、もしそうなら少し、してやったりという気持ちになる。困らせて喜んでいるわけではないけれど、何を考えているか読めない雨彦さんの頭の中に、僕が占める割合が多ければいいなって、そう思うことが増えてきた。 だとしても雨彦さんはけっして顔には出さないんだろう。

    だから僕だって、さんざん迷って考えて買ったことなどおくびにも出さずに言ってやりたいのだ。

    「雨彦さん、こういうの好きでしょー」



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    chiocioya18

    DONEタケ漣冬の収穫祭!でネップリ公開していたバレンタイン話です。たい焼きデート。
    芸能界は常に行事を先取りしている。テレビやラジオは放送日の何ヶ月も前に録ることもざらにあるから、季節の巡りがカレンダーよりも先走っているように感じてしまう。
    バレンタインデーの特番収録をこなしたのが先月のこと。ファンのみんなからのチョコは連日事務所に届いていて、だから今日が二月十四日当日だということも、きっとコイツは忘れているに違いない。レッスンからの帰り道、来るかと訊けばのこのこと家へついてくるのもただの気まぐれなんだろう。
    コイツにとってバレンタインデーは特別な日ではない。それはわかっているけれど、それでも。カバンの中に忍ばせたチョコレートを、渡すタイミングを見計らっている。
    ちゃんと綺麗な箱に入った、コイツのために用意したチョコだ。小さくて量は大して入ってないから、果たしてコイツが喜ぶのかは想像できない。買った直後もここ数日間も、やっぱり渡すのはやめておこうかと何度も何度も思ったが、買う時にどれだけ恥ずかしかったかを振り返ると悔しくて、諦めきれずに持ってきてしまった。そのくせまだ渡せずに持ち歩いているのが情けない。
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    zeppei27

    DONE寿司の話から続け、改めてハサアオになりました。寿司に続いて食べ物でハッサクに攻められ、アオキの日常が崩れてゆく話です。続きも書く予定で、全てまとめた形でHPに載せます〜!
    最初の話>これは寿司です。
    https://poipiku.com/271957/8081383.html
    前作>これは寿司ではありません。
    https://poipiku.com/271957/8087971.html
    これは想いでしょうか。 ポケモンが人間の生活に間近になり、当たり前のような顔をして暮らすのは今に始まった事ではない。アオキも幼少期から家には二、三匹家事手伝いと愛玩動物扱いにポケモンがいたものだし、祖父の趣味は父とのポケモンバトルだった。昔気質の粘り強い、だがシンプルな戦法は祖父の背中を追いかけているのだと今更のように思う。どこにでもいる好々爺然とした祖父が、ポケモンボールを手にするやグッと気合いが入ったのもなかなか良かった。

     さて、シャリタツである。ハッサクに過大な期待を持たせてしまった諸悪の根源、もといアオキの疲労の傑作は今や当たり前のような顔をしてついてくるようになった。ハッサクとのやりとりの末、弁当箱から野に放ってやった(洗って宝食堂に返すためだ)のだが、どういうわけだか鞄に入り込んでいたらしい。焼き鳥屋に行くまでのことなので、ひょっとするとハッサクが無理やり鞄に潜り込ませたのだろうか。ドラゴンというのは気が長いと一説に聞くものの、あれは蛇よりもしつこいという類と言える。
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