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    m_rotktn

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    ハッピースケベの星

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    トンチキワールドイズマイン駄々っ子おじさんに慣れた頃に天性魔性ムーブを食らって脳みそぐらんぐらんしたい

    #ビマヨダ

    魔性の花を抱いている「いつまで戯れとるつもりだ、鬱陶しい」
    そうは言ってもだ。向けられた背を覆う長い髪の洋蘭色オーキッドはまだ半分寝ぼけたような視界にも鮮やかに写るので、そこへつい、手が伸びるのも仕方があるまい。幾分寝乱れた色糸を整えてやるように指を入れながら、濃い蜜色の肌をさりさりと辿る。ぶつくさ垂れる不平をそうして延々無視していると、やがて指先を擽る甘い感触はその本体ごと逃げていってしまった。……なんだ、つまらん。
    ビーマが欠伸をひとつしている間に、直ぐそばで淡い魔術光が膨らんでは消える。共寝の朝には珍しく、先に床を抜け出したドゥリーヨダナは霊基の編み直しを――つまりは身支度を終えた。昨夜とは違うラフな装いに切り替え、同時にさっぱりと短くなった襟足を確かめるように撫で回してから、肩越しに視線を寄越す。
    「……おいビーマよ、なんだその妙に腑抜けたザマは……おまえそんなに寝起き悪くはなかっただろう」
    確かにその通りで、普段ならとっくに目を覚まし、皆に朝食を振る舞うべく厨房を右へ左へ飛び回っているはずの時間だ。カルデアのサーヴァントとして現界して以来、ほぼほぼそれがビーマの日課であり、そのサイクルはすっかりエーテル体の隅々にまで染みついている。ごくたまに巡ってくる非番の朝でも、意味なく早く起き出してしまうほどだ。
    この日はそのごくたまの機会だったが、未だ己は身体を横にしたまま、宵の内には散々鳴かせていた相手に呆れ顔で見下ろされている状況である。その癖、始終減らない口に、何か変なものでも食ったかと煽られれば即座にかちんと来て身体が動く。腕を伸ばせばそこはまだ十分に間合いの中だ。がら空きの胴へ絡みつきながら冬眠明けの熊よろしくのそりと半身を起こし、吸い寄せられるようにうなじに鼻先を埋める。
    「んぎゃあ!」
    「……おあえおまえの、だひたおんくあいだしたもんくらいしか、はあにゃはいっえ入ってねえよ」
    「っ、ば……か、服ごと食いつくやつがあるかこのケダモノめが! ヒィーー唾が染みるなまあったか……っぃ、あーー襟を捲るな伸びるだろうがーーー直に噛むな痛い痛い痛い!!!」
    「…………」
    色気もへったくれもない奇声とともにみっともなく暴れる身体を抱えながら、クソ喧しいなとビーマは半眼になる。そうは思いながら、思考と理性の及ばぬ領域で、そのクソみたいな喧しさにすら名状し難い執着を覚えているのは我ながら手の施しようがない。幼稚さと、悪と魔と放埒と、およそ人の世の善美とは対極に位置するものどもをかき集めた昏い泥に根を張って、この花は今も芳しく咲いている。
    「腹が減ってるならさっさと身なりを整えて飯食いに行け。なーにを甘ったれとるか。それともこれがパーンダヴァ式朝のご挨拶か? やらんと死ぬか? アダルマか?」
    「気色悪りぃこと言ってんじゃねえ。じゃあなにか、カウラヴァおまえんとこでもあのクソ弟共と毎朝こんなことやってたってのか?」
    「朝飯の前に吐き気を催すようなこと言うな脳筋野生児。わし様も食事に行くのでさっさとこの手をどけろ」
    腹へ回した腕を叩きつつやれやれと首裏をさするのを見て、ビーマはひと言釘を刺す。
    「おい」
    「あん?」
    「それは消すなよ」
    有り余る半神の魔力を溢れるほど注いでやった後だ。霊基を編み直すついでに噛み跡ひとつ治してしまうくらいは燃費の悪いこの男にも容易い。先ほどのような身支度も、半分はそれが目的だったのだろうと、点々と情痕を乗せた裸の背を思い起こす。
    太い褐色の腕の中でドゥリーヨダナは器用に上半身を捻り、言葉以上に喧しい顔をビーマに向けた。
    「悪趣味ィ……」
    顔はともかく、"否"以外の答えを返したことに小さな満足感を得る。
    腹も減ったことだし、そろそろ潮時かと思った矢先、ふとささやかな疑問がビーマの頭を過ぎった。
    「そういやおまえ、朝の支度はいつもアレか」
    毎度衣服ごと霊基を編み直しているのか。
    訊ねると、ドゥリーヨダナは律儀にも記憶を探る仕草を見せた。
    「……ああ、まあ大方……? 楽だし。おまえんとこで夜明かしするときはほぼほ、ぼ…………」
    皆まで口にしてからええい何を言わせる、と眉を吊り上げて頭のてっぺんを引っ叩きにくる。回りすぎるがゆえしばしば迂闊で浅はかな口も、羽虫が止まった程度の理不尽な暴力もいっそ愛おしいとしか言いようがない。
    狼の腹ヴリコーダラの口の躾がなっとらんのが悪い! で、それがどうした!」
    「いや、ちいっとばかし思い出したんだが」
    にんまりと口元を笑ませたまま、ビーマは続ける。
    「ドゥリーヨダナ。おまえ、何度か俺の部屋に物を置き忘れてったことがあったな?」
    例えばこの艶やかな髪を留める小さなピンをひとつ、例えば手首に嵌めた細い金の腕輪の一本。朝のひと波を盟友と共に乗り越えた後で部屋に戻ってみると、そうした物がぽつんと取り残されていたことがあった。細々した装飾品の類は、確かにいちど外してしまえばそのまま意識の外に漏れることもあるだろう、と思ってはいたが。あのように霊基を編み上げる形の身支度なら起こるはずのない"忘れもの"である。
    「……記憶違いでは?」
    「おーおー、しらばっくれるか口先男。届けてやったときのことまで俺の勘違いだってなら、身体に思い出させてやってもいいんだぜ?」
    「ウッワどこで覚えてくるのだそういう言い回し。ぶっちゃけドン引きだわ。……つうかわし様そんな大したことしてないしぃ」
    そう、大したことではない。そら忘れてったぞと差し出してやれば、おお済まんなと何食わぬ顔で礼を言い、届け物の駄賃だ取っておけ、と顔を寄せてくるだけだ。
    ほんの一瞬、ちかくにひと気のないことを確かめ、艶やかに口元を綻ばせながら。
    その麗しの口元をひん曲げ、ぐぐぐと歯を食いしばる男のおとがいを捕まえて、「駄賃だ」のくだりを頬へ味わわせてやると、甘ったるく垂れた目元にじわりと色が差してゆく。
    そら見ろ、覚えてるじゃねえか大嘘つきめ。
    しばらくの間、泳ぐ視線を上目で追いながら、ただただ頬にぺったりと口を押し当ててやっていると、ついにドゥリーヨダナが根を上げた。
    「〜〜〜…………たまたま、ふつうに着替えたときに、そういうこともあったかもしれん」
    あくまでも作為はなかったと言い張るつもりらしい。偶然も三度続けば必然という。ビーマの覚えている限り、一度や二度のことではなかったはずだが、一応事実認定には応じたので、この辺りで手打ちにしてやるかと拘束の手をゆるめた。
    ただし。
    「……あ」
    「なあ、今日はこいつを忘れていけよ」
    隙を突いていつも身につけている大振りの耳飾りをすばやく取り去り、派手な赤の長房をこれ見よがしに指先に揺らす。
    「あーーーー!」
    返せ返さんかバカもの、とぎゃんすか騒ぎながら、玩具に釣られる子猫のようにドゥリーヨダナは両腕を振り回す。
    「後でな。ちゃんと届けてやるから、せいぜい駄賃を弾めよ、ドゥリーヨダナ」
    赤らむ目をうっすら潤ませる様子に内心舌舐めずりをしながら、ようやっと抱きかかえていた相手を解放し、ビーマはベッドから抜け出た。
    顔でも洗うかと洗面台に向かう背に、ぼすんと枕が飛んでくる。
    「全裸でうろうろするでないわ類人猿!」



    朝食を手早く済ませたビーマはそのまま昼の仕込みに入る。
    多少朝寝を過ごしたおかげか、この日はいつも以上に身体が軽く、作業もずいぶんと捗った。馴染みの連中と和気藹々肩を並べて、食材を洗い、刻み、下味をまぶし、火を通してゆく。そのあいだ、二連の金の輪から真っ赤な房が垂れたあの男の耳飾りは、汚れの飛びにくい位置にある服の隠しに収まっていた。
    戦利品の類なら時と場合によっては誇示することもしないではないが、これはあくまで迂闊なこいびとの"忘れ物"だ。手元に返してやるまで万全を期して保管しておく必要がある。折りにつけて服の上から所在を確かめていたものを、昼過ぎの間食を摘みつつの休憩中に一度だけ物陰で取り出してみた。よく風を孕んで揺れる鮮血のような赤のむこうに、持ち主の髪と首筋と、それからあの騒々しい顔を透かし見る。
    後で、としか伝えていないものを、どこでどんな顔をして待っているのか。想像を巡らせるにつけ、勝手に緩んでいく口元へ暖かなチャイのカップを運ぶ。これまでの茶番を見抜いてやったところへ、さらに茶番を重ねようというのだ。今のところは羞恥に耳まで赤くしながら、拗ねてむくれているだろうか。あまり焦らすとブチ切れて殴り込みにくるかもしれない。それならそれで喜んで買ってやるのだが。
    「…………フ」
    ああ、これだから。
    マスターに言われちまうんだよな。ブリタニアの女王謹製、茶請けのレモンクッキーをかり、とひと口で噛み砕く。
    ――ちょっと……いやけっこう。かなり。
    あの少女には「意外だった」、そうである。
    一体なにが。
    「ビーマが、好きなひとはいじめたくなっちゃうタイプだったこと」
    若干の気まずさを覚えつつ、まあ否定の余地はないなと思ったので、ビーマはそのように答えた。一応これでもある程度自覚はしている。
    あの男は。
    実に感情表現が豊かで、突いて揺らせば面白いようにころころと表情を変えながら反応を寄越す。よく笑いよく怒る。欲深く、卑怯で姑息なくせに、己のためだけでなく、誰かと共に泣き共に哀しみもする。そういえば生来そういう奴だったなと、ビーマもこのところになってようやく思い出すようになった。憎しみの果て、闘争に明け暮れた半生に追いやられてしまっていた微かな光が、記憶のすみで仄かに色を取り戻したようだった。互いの間で縺れに縺れた因果や情念の撚り糸を、愛だ恋だという赤い糖衣でまとめて包み直した影響はやはり相当に大きかったのだった。
    極彩の喜怒哀楽をこれでもかと浴びせてくるばかりか、今や妙に初心な素振りで照れるわ羞じらうわ、時にはぼたぼた涙にまみれながら全身で縋りついてきすらするのだ。大の男が、いのちの奪りあいまでしていた宿敵が、こちらの言葉ひとつ、指先ひとつで。そういうところが男心に堪らないと思う。
    なのでつい、強めに突いてしまうことも稀になくはない。……いや、割りとよくあるかもしれない。たぶん。
    そのマスターが、すれ違ったドゥリーヨダナに何か話しかけているところを、夕刻遠目にちらりと見かけた。慌ただしさの中のほんの一瞬のことだった。
    厨房の当番なぞ請け負っていると、結局身体が完全に空くのはそれなりに夜も更けてからになる。後片付けを終えた足で、ひとつ結びにしたままの髪を靡かせながら、まずは当人の部屋へ向かう。
    「……いねえのかよ」
    もぬけの殻であったそこをさっさと後にして、いくつか他の心当たりを潰して回る。最後に辿り着いたのは、ビーマ自身の私室である。
    扉が開く前に感じ取っていた気配は、ひと様の寝台の上に堂々と寝そべっていた。これ見よがしのため息を落としながら歩み寄り、ビーマは寝台の端に腰を下ろした。
    「……」
    「あ……」
    ひとの枕を抱える格好でぱらぱらと捲っている本を取り上げてやると、ようやく顔がこちらを向く。
    「なんだ、ずいぶん遅かったではないか」
    「……るせえな。こっちもいろいろあんだよ」
    焦れて自ら乗り込んできたといえばそうとも取れる状況であり、拗ねて不貞腐れていると言えなくもなさそうな態度ではある。だがどうも、思っていたのとは違う。
    腹這いになって足先をぷらぷらさせている身体をひっくり返し、後生大事に持ち歩いていた耳飾りを顔の前にかざしてやった。
    「そら、"忘れ物"だぜ」
    「おお、なんと!」
    さも驚いたというふうにドゥリーヨダナは目を見開いてみせた。
    「おまえが持っていたのか、ビーマ。道理でどこにも見つからんわけだ」
    ……何食わぬ顔で猿芝居を始めるのは、いったいどうした腹積りか。ビーマはぴくりと眉を動かした。
    「……朝食のとき。誰ぞに言われて、これをつけ忘れているのに気付いてなぁ。てっきりここに置き忘れたものと戻ってみたが、あいにく見つからなんだ」
    言いながら、ドゥリーヨダナはぬるりと身体を起こした。
    「まあ、そのうちひょっこり出てくるだろうと捨て置くことにした。が、いつもいつも耳に下げているものがないとなると、妙に物足りんようなさみしいような感じがしてな。たまには気分を変えてみるのも良いかと、新しいものをひとつ、買ってみた」
    持ち上がった片腕が、ぷらりと耳飾りを摘んでいるビーマの手を捕らえ、顔の横へ導いてゆく。
    どうだ?
    洋蘭の髪と比べ、赤みの強い色合いをした眼をドゥリーヨダナはすい、と細めた。
    指先が触れた場所には、確かに見慣れぬ飾りが鎮座している。まろい耳朶を軽く持ち上げ部屋の明かりにあててみれば、天球のごとき真円に磨かれたひと粒の石が、ごくごく淡い紫の光を含んでてらりと輝く。
    「…………ぁ……ああ」
    虚をつかれたビーマは、はたはたと瞬きをしながら呻くような声を絞り出した。身体のどこかがぞくりと騒めく予兆を感じる。
    「……まっっったく! このわし様がどうだと訊いておるのだぞ? 似合う似合わんくらい即答出来んのかこの唐変木。まあ似合わんはずがないのは自明だが? それにしてもカルナのほうがまだ気の利いたことを言うわ」
    今ここで、この俺の寝台の上で他の男の名を出すか。ちくちくとした苛立ちとともに、全身が総毛立つような興奮が仮初の心臓を駆り立てだすのを知覚する。
    「……いったいどいつに見せびらかしたんだ、これを」
    どんな顔をして、何を思って。
    「んー? ……マスターは褒めたぞ。それはそれは盛大に。それ以外は……そうさな、おまえのその貧しい貧しい想像力で好きに補え」
    にんまりと口の端を持ち上げ、ドゥリーヨダナは左の耳に触れるビーマの手をこともなげに押しのけた。
    「ああそれで? わし様の大事な大事な耳飾りの話であったか。行き違いになったようだが、失くさぬようにきちんと保管していたおまえの労は大いにねぎらうべきだろうな。確かに、いつもの"駄賃"では足りぬとも。……よって。今日はおまえの言い値で良いぞ、ビーマ」
    何が欲しいと尊大に問われ、狼の如き歯をぎらりと剥く。
    「……よくぞまあ、そこまで俺を煽り倒せるものだな、ドゥリーヨダナ」
    「あー、足らん足らん。わし様を褒めるならもっともーーっと言葉を尽くせ言葉を」
    「そもそも褒めてねえんだけどよ」
    今この瞬間、ビーマにとって戦利品と化したドゥリーヨダナの耳飾りを髪留めの金具に引っ掛け、立襟の白装束を緩めていく。
    ああ確かに。こいつは昔からそうだった。カリの化身、凶兆の王子、多くのいのちを滅びに駆り立てた魔性。こんなものを身内に抱えていたことに限っては、かつて敵対した者らに今さら同情を寄せないでもない。
    悪辣に笑む男を寝台に沈めたのち、答えを吹き込んでやった左の耳へビーマはがぶりと食らいついた。


    ***

    すれ違いざま、見た目のささやかな変化に気がついたのは、このところみっちりと周回で彼に助けられているからだ。ありがとうありがとう、Arts全体宝具星4バーサーカー。伏して拝むと以前はいいぞいいぞ、もっと褒めろ讃えろ苦しゅうない、と嬉しそうにしていたものだが、最近はいやマスター……もうそういうのいいから、と苦い顔をされるようになってしまった。絆は深まっているはずなのにちょっと解せない。
    「今日はいつもと違うの付けてるんだ」
    自分の耳元をトントンと叩いて示すと、ドゥリーヨダナは近くまで寄って来てなかなかに厚みのある大きな身体をぐっと屈めた。いつもと違う飾りを付けた耳元が、そうして目の前に迫る。
    複雑なカットを施すでなく、ただ丸く磨かれた石をひとつきりあしらったそれは、華やかなものを好むひとが付けるにしてはずいぶんシンプルなものに思われた。透き通った仄かな紫色の球体は、うつくしく勁く輝く瞳のようで、ちょうどそれが視線の高さに置かれる。
    「良い色だろう」
    と、ひと言。低い声が囁いた。
    珍しく、王族らしい威厳と高貴さに満ちた顔が、ゆっくりと深い笑みを刻んでゆく様は、早朝、薄闇のなかで大輪の花が蕾を解き花弁を拡げていくのにも似ていて、何故だか頭の芯がジン、と痺れるような心地良さを覚える。ああ、これはちょっと近すぎた、の、かも。
    けれどそれも一瞬だった。彼の首筋辺りにまとわりついていたらしい、何か別の苛烈な魔力の気配が、シャボン玉を割るみたいににべもなく、刹那の夢を打ち破る。
    我に返って、よく似合ってるよ、と答えて、結局それきりだった。

    その翌日は丸一日彼の姿を見ることはなかったが、これだけの数のサーヴァントがいれば、一日二日、見かけないことがあるのもそう珍しいことではない。

    明くる日にはまた食堂やら遊戯室で賑やかに過ごしている姿を見かけた。
    左の耳にはいつもと同じ、赤い房飾りがよく風を孕んで揺れていて、彼が良い色だと言ったあの石とよく似た瞳が一対、その赤を、あるいは赤を透かした先にあるものをじっと見据えているのだった。
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