あの子のヒレは綺麗私事ですが昨年オープンダイビングの資格をとりました。水深18mまでしか潜れませんが、浅いところにだって小魚はいるし、差し込む陽光で海面はキラキラしています。さらに深い領域にはより神秘的な世界が広がっているらしいのだけれど、それはまたいつか。
まさかそのあと、灰原さんに潜水歴を易々抜かれてしまうとは思わなかったです。水深30mまでいける装備があるとはいえ、躊躇なく飛び込める勇気に感嘆の念を覚える。先をいかれてしまった……！

幼少期に灰原さんが好きで、好きすぎて原作から一度離れたくらいで。世間で赤井さんと安室さんが盛り上がっても誰だかわからず、灰原さんメインの映画はなぜこない？など思っていたものです。
今回待ちに待った灰原さんのメイン映画がきて、反響の凄まじさを目の当たりにして、たくさん同じ気持ちの人がいたことを知りました。世界中に仲間がいたんだな。
神秘と恐怖に包まれた海の世界でさえ、彼女は自らのヒレで泳ぐことができるという解釈が素敵すぎて。作り手の人たちの熱意を感じました。公開までなにひとつ裏切られることがなかった。びっくり。そしてスピッツにオファーしてくれてありがとう。音が懐かしくて、切なく美しくて泣けてしまいます。

好きなシーンだけでも羅列したかったけど多すぎてどうしよう。歩美ちゃんの布団掛け直すとこ、原画メガネかけられたシーン、案外丁寧にピンガに連れて去られる灰原さん、バーボンの指トントン、博士の熾烈なカーチェイス、蘭姉ちゃんを必死で逃がすコナンくん（あれ、これ全部前半？）
展開に飽きることなく、ただずっと可愛くかっこいい灰原さんを、蘭ちゃんとキールほか女性たちを、目で追っていました。幸せだった！あとは降谷さんと宮野家の話をするシーンを見届けられれば満足です。わたしはふたりをくじら仲間だと思っています。お互いの声を拾ってくれますように。はよ出逢え！