yaki_kagen☆quiet followDONEてででサマイチに遭遇した③のはなし。*🐴ピアノが弾けます。 #サマイチ flathead ねこふんじゃった 帰宅する人波が増える前の、一瞬の落ち着いた時間だった。駅を抜けていると、どこからかピアノの音がきこえてきた。緩やかに走り出したメロディは、次第に跳ねてテンポをあげる。低い音がタン、トンつまずきながら追いかける。これ、しってる。音の出所を追いかけて、三郎は青と緑の瞳でぐるりと周囲を観察した。どこだろう。ふらふらと足を進めて行くうちに、みっつのメロディはぶつかりあったように跳ねて止んでしまった。 クツクツと声をひそめた笑い声が聞こえる。いつの間にたどり着いたのか、どこの路線にも繋がっている駅の中にぽっかりとできた広場に、一台のピアノがあった。それに触れる男の人が二人。弾いていたのは間違いなく彼らだろう。肩をぶつけあって、なにかを口にしては肩を震わせている。 そのうちのひとりは、三郎もよく知っている一番目の兄だった。 学生服を着て二の腕には赤いバンダナをつけている。この頃はなんだか折り合いが悪くて、顔を合わせることも、話をすることもなくなっていた時期だった。学校の帰りにきたのか、高校生が小学生と同じ時間に終わるのか、それともサボっているのか。いまの三郎には分からない。 兄は男性のなかでも背が高い方で、ピアノに設置された横長の椅子に同じくらいの体格の男性と並ぶのは見るからに狭そうだった。お尻の半分は椅子の外で、肩をぶつけ合いながら、右手を鍵盤に置く兄と、両手を鍵盤に置く白髪の男のひと。どういう間柄なのか、兄は“歳相応”に大きく口を開けては肩を揺らしていた。 ふたりは何事か耳元で話し合うと、絆創膏の巻かれた人差し指が鍵盤を押した。 ねこ、ふん、じゃっ、た ランドセルの肩ヒモをぎゅっと握りしめる。施設の中で何人ものこどもが共有した皮のカバンはくたびれて、三郎の力でも簡単に握り込めるくらいに柔らかい。 この数年は父に反抗する兄の姿しか見ていない。昔のように笑っている兄に、すこし心元がざわついた。Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow yaki_kagenDONE*サマイチになる話*未来捏造「マイノリティ参画共同社会企画」 書面の中央に打ち出された文章を読み上げ、向かいのソファに座る合歓を見上げた。彼女はひとつ頷き、書類を捲るよう促す。一郎は戸惑いながらも一頁目に目を通し、首を傾げた。「………なんでまた俺に?」 そこには女女、男女、男男と思われる人形の図解が載っていた。読み解くに、男女間だけでなく同性間での権利も平等にしましょう、だろうか。 そしてそのまま口にすると、合歓はまたひとつ頷き、口を開いた。「それもまたひとつの側面です。他にもマイノリティ的な視点で社会に生きづらさを感じている人は多く居ます。十人十色で一概にすることは難しいですが、行く行くは個人の悩みを掬い上げられる仕組みを構築します。先ずは大枠でのマイノリティ、人と人の関係性を認めていく所から始めたい。男女間の関係に不満が薄れてくる未来には必ず表面化する部分です」「成る程」 今日の彼女は、友人でも、センパイの妹でもなく、与党言の葉党幹部として来店している。弟達の巣立った萬屋は、閑散期もありアポイントメントを1週間前にくれた彼女のために1日空けてあった。一体どんな用件かも、事前連絡では今一つ分からな 2298 yaki_kagenMEMO待ち合わせするサマイチ「おい」「アンタ傘なんか持ってたんだ」「ねぇと不便だろうが。んでお前は持ってねんだよ」「ウチの方は降ってなかったんだよ」 黒い大きな傘が寄せられて、そこに一歩で飛び込む。雨脚は強くもなく、弱くもない。大人二人が入るにはやや狭い空間で足を踏まないように位置を取る。ゴムとおやつが入ったビニール袋を胸元に引き上げて、傘を持つ腕に腕を引っ掛けた。すぐそばの肩が跳ねて強張るのが可笑しい。「歩きにくい」「俺が濡れてもいいのかよ?」「もっとこっち来い」「ひひ、平気だって」 パシャパシャ水を跳ねあげながら向かうのは、徒歩十分もかからないマンションだ。 たかが十分、されど十分。 待ち合わせデートなんて恋愛ドラマの鉄板だ。月曜日の21時くらいにやってるやつ。相合傘も。憧れたことなんてなかったけれど、どこか心が浮かれている。 367 yaki_kagenDONE*未来捏造サマイチ*お付き合い中のふたり*ワンライお題「まちぼうけ」まちぼうけ 昨夜からの走り梅雨。 部屋は蒸し暑く、襟足にかかる髪の毛をゴムで縛って過ごす。いつだかの暑い日に輪ゴムで縛っていると、指鉄砲で与えられた髪用の黒いひもゴムだ。兄妹故なのか、妙なところで細かい恋人は甲斐甲斐しく結び直してくれた。あれもこの時期だっただろうか。 ここ数日、曇天の空を背負って出かけた恋人は雨が降り始めても戻る気配がなかった。忙しくしている様子はなかったけれど、いつ誰の何が露呈するか分からない世界だ。急な調査で休日が潰れることもあるだろう。まあお互い、差し合わせた休日などあってないようなものだけれど。 台所で今朝落としたばかりのコーヒーを青いカップに注いで、サーバーをシンクに下ろす。冷蔵庫から板チョコを取り出し、一列折ってすぐに戻した。 猫のイラストをパッケージにあしらったそれは、恋人の妹からのお土産だった。コーヒーに合うチョコレートなんだって、とチョコレートをあまり口にしない彼に向かってにこやかに告げたのは、きっとなかなか会おうとしないことに対するささやかな報復だろう。家系なのか、兄妹はどうも決めたことにたいする腹の座りが潔い。始めは戸惑っていた彼女も 2679 yaki_kagenDONEてででサマイチに遭遇した③のはなし。*🐴ピアノが弾けます。ねこふんじゃった 帰宅する人波が増える前の、一瞬の落ち着いた時間だった。駅を抜けていると、どこからかピアノの音がきこえてきた。緩やかに走り出したメロディは、次第に跳ねてテンポをあげる。低い音がタン、トンつまずきながら追いかける。これ、しってる。音の出所を追いかけて、三郎は青と緑の瞳でぐるりと周囲を観察した。どこだろう。ふらふらと足を進めて行くうちに、みっつのメロディはぶつかりあったように跳ねて止んでしまった。 クツクツと声をひそめた笑い声が聞こえる。いつの間にたどり着いたのか、どこの路線にも繋がっている駅の中にぽっかりとできた広場に、一台のピアノがあった。それに触れる男の人が二人。弾いていたのは間違いなく彼らだろう。肩をぶつけあって、なにかを口にしては肩を震わせている。 そのうちのひとりは、三郎もよく知っている一番目の兄だった。 学生服を着て二の腕には赤いバンダナをつけている。この頃はなんだか折り合いが悪くて、顔を合わせることも、話をすることもなくなっていた時期だった。学校の帰りにきたのか、高校生が小学生と同じ時間に終わるのか、それともサボっているのか。いまの三郎には分からな 827 related works もろごりらPROGRESS全然書けてないです。チマチマ進めます。左馬刻が両目右腕右脚を失った状態からスタートしますので身体欠損注意。何でも許せる人向け。左馬刻が目を覚ますとそこは真っ暗だった。真夜中に目覚めちまったかとも思ったが、何かがいつもと違っている。ここが自分の部屋ならば例え真夜中であっても窓は南向きにある為カーテンの隙間から月明かりがうっすら差し込んでいるはずだ。しかし今は何も見えない。本当の暗闇だった。なら、ここはどこだ?耳を澄ましてみる。ポツポツと雨の音が聞こえる。あぁ、だから月の光が届いていないのか。他の音も探る。部屋から遠い場所で、誰かの足音が聞こえた気がした。周りの匂いを嗅いでみた。薬品と血が混ざったような匂い。これは嗅ぎ慣れた匂いだ。それにこの部屋の空気…。もしやと思い枕に鼻を埋める。やっぱり。枕からは自分の匂いがした。良かった。てことはここは俺の家の俺の部屋か。ならばベッドサイドランプが右側にあるはず。それをつければこの気色悪ぃ暗闇もなくなるは、ずっ…押せない。スイッチを押すために伸ばした右腕は何にも触れないまま空を切った。おかしい。動かした感覚がいつもと違う。右腕の存在は感じるが、実態を感じない。失っ…?いやいやまさか。落ち着け。枕と部屋の匂いで自室だと勘違いしたが、ここが全く知らない場 6126 seyamaroDONE絶対にこちら側に来てくれない一郎と、どうしても一郎を手に入れたい左馬刻のモダモダR18ではないけどくすぐりったり乳首舐めたり、未来の話。パスワードはサマトキの誕生日 2429 sama_968DONEフォロワーさんの萌え発言が刺さりまくったから描かせてもらった❤️お金が必要でウリしようとする1️⃣。🐴にバレてて、当日ラブホに現れた🐴にベッドに転がされる1️⃣。 黒蝶DOODLEお互いの嫌いな物になったサマイチ。何が描きたかったのかもはや分からない。 蟹マヨTRAINING※サマイチ※肌色注意※ケモミミ auk_pDOODLEジカピのクソデカ感情丸 もちコロンDOODLEメス男子パロの左馬一。リハビリがてら lilyccoryDONEサマイチ【Lndirect Kiss】※和解済み復縁寸前両片思い自カプ今は側に居れなくても。 3217 nodahrtDOODLEハッピーサマイチが好きです^_^ 2 recommended works etoDOODLE ナトリウムMAIKING億年ぶりの液タブちゃん 123_____bbaDOODLEさまいち 4 もろごりらPROGRESS全然書けてないです。チマチマ進めます。左馬刻が両目右腕右脚を失った状態からスタートしますので身体欠損注意。何でも許せる人向け。左馬刻が目を覚ますとそこは真っ暗だった。真夜中に目覚めちまったかとも思ったが、何かがいつもと違っている。ここが自分の部屋ならば例え真夜中であっても窓は南向きにある為カーテンの隙間から月明かりがうっすら差し込んでいるはずだ。しかし今は何も見えない。本当の暗闇だった。なら、ここはどこだ?耳を澄ましてみる。ポツポツと雨の音が聞こえる。あぁ、だから月の光が届いていないのか。他の音も探る。部屋から遠い場所で、誰かの足音が聞こえた気がした。周りの匂いを嗅いでみた。薬品と血が混ざったような匂い。これは嗅ぎ慣れた匂いだ。それにこの部屋の空気…。もしやと思い枕に鼻を埋める。やっぱり。枕からは自分の匂いがした。良かった。てことはここは俺の家の俺の部屋か。ならばベッドサイドランプが右側にあるはず。それをつければこの気色悪ぃ暗闇もなくなるは、ずっ…押せない。スイッチを押すために伸ばした右腕は何にも触れないまま空を切った。おかしい。動かした感覚がいつもと違う。右腕の存在は感じるが、実態を感じない。失っ…?いやいやまさか。落ち着け。枕と部屋の匂いで自室だと勘違いしたが、ここが全く知らない場 6126 Simo漬けDONEいちぬいをお迎えしてあまりにも可愛くて記念に描きました🌸※一応🐴1️⃣※友人間とのライン画面あり※ぬいが乗り物と化してる 5 auk_pDONE auk_pDONEにょた aoneko_rkgkSPOILERステ配信観ました…サマイチ要素が多すぎて死にましたサマイチ民の妄想です 2 auk_pSPOILERえっっっっっじの衝撃正直ステだってまだ咀嚼出来てないのに、あの、その、自カプェ・・・。とうまおやみつぽにに次ぐ派生カプが生まれてしまったな 3