春園ひなた @hinata_krアカウントは鍵付きですがポイピクのURLを公開アカウントでツイートするのは(晒し目的などでなければ)問題ありませんのでご自由にどうぞ。基本的にはある程度溜まったらpixivにアップしますのでこちらを必ずチェックする必要はありません。 ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji POIPOI 13
春園ひなた☆quiet followDOODLE晶フィorフィ晶2021年12月フィガロホームボイスの話。朝でも昼でも星の話してくるので。 ##pixiv収録済み 「賢者様、上を見上げてみて。ほら、空に零れ落ちそうなくらい星屑が見えるでしょ」 満天の星空から、それをなんだか誇らしげに示してみせたひとへと少し視線を下げて、晶は笑った。 「ここにも星屑がありますよ。朝でも、昼でも」 手を伸ばして、愛しい人の目元に触れる。実りの色の星は、少し大きくなってから、それこそ零れ落ちそうにきらめいた。Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow 春園ひなたDOODLEひか星4展示フィ晶R18小説「身体が覚えてる」に含む要素・含まない要素について、ある程度展開に踏み込んで開示しています。軽度のネタバレOKで、要素について事前に確認したい方はごらんください。 79 春園ひなたDOODLE晶くんオンリー「ひかる星々の名前を教えて4」新作展示でした。元の世界に戻った晶くん。あの世界での恋人の顔も名前も思い出せないのに、身体は覚えているので一人でしても物足りなくて……。いつもよりクセが強いです。軽度のネタバレOKで、含む要素・含まない要素について事前に確認したい方は以下URLへ。https://poipiku.com/2065031/7631485.html 11655 春園ひなたDOODLE「どれだけ世界が変わっても」 兄弟弟子感情はあるんだけど関係性が変わることもない話 南開拓し始めくらい「こら」 後ろから声をかけると、オズは首だけで振り向いた。何故止めた、と顔に書いてある。実際に口にするなら最初の疑問詞だけだったろうが。 「そう簡単に地形を変えるな」 言葉を継いでやると、掲げていた杖が下される。俺に向き直ったオズは、じっとこちらを見つめた。 「お前が言うのか」 「昔の話だろ」 「南は」 「最初だけだよ。ある程度整えてからは自然に任せてる。生態系が発達しないと意味がない」 そこでオズは再び黙り込んだ。顔に同じ疑問詞が浮かぶ。 「できるからってそう簡単に世界を変えちゃダメなんだよ。せっかく人間の反発だってマシになったんだからさ。最近は魔法使いの価値観だってそっち寄りになってる。もう俺たちの天下じゃないんだ」 907 春園ひなたDOODLE「猫の瞳」晶フィナンジャ第二弾かわいすぎたので、何番煎じかつ自分でも過去に書いてるんですが猫に変身ネタを書きました。重心としては猫以外の方に寄っていますが……。 猫になったフィガロを見て、俺は目を輝かせてしまった。 「わああ!」 毛足が長くて、整った顔立ちをしている。ふわふわした尾を優美に振って、こちらに目配せしながら顔を洗ってみせる。サービスの良さも、きれいな榛と灰の瞳も、これがフィガロであることを物語っているのだが、そうやって意識しないと忘れてしまいそうなくらい、俺は目の前の猫に心を奪われていた。 「触っていいですか? わっ」 聞き終わる前に向こうから手にすり寄ってきてくれて俺は感動する。うっとりするほどやわらかくなめらかな毛並みだった。 「はあ……ふわふわ……すべすべ……すごいねえ」 一度触れてしまうと離すのが惜しくて、俺は両の手で猫を撫で回す。気持ちよさそうにゴロゴロと喉を鳴らしてくれるのがたまらない。しまいに腹を出してくれたので、かがみ込むように顔を近づけた。このまま頬ずりしてしまいたい。吸ってしまいたい。にゃあん、と甘く鳴かれる。いいよと言ってくれているんだろうな、と思いながらも顔をうかがって、改めてその瞳に見惚れた。 1149 春園ひなたDOODLE「ホワイトの得意な魔法」晶♂→フィガロ久々に読んだらいいキャラエピだな……それぞれの魔法使いを思い描けて……私の中ではフィガロ確定なんだけど……になったので続きを書いた話。(ところでホワイト様が気になってる場合はどうすれば!?ホワイト様!?) はたして、そこにいたのはフィガロだった。 (やっぱり) 胸の中でつぶやいてから、俺はそう思った自分に驚く。自覚はなかった。いや、確かにフィガロは掴みどころがなくて、なのに寂しそうな顔をすることがあって、なんだか目が離せないとは思っていたが。そういう意味では間違いなく、気になっている相手なのだが。 突然振り向いたかと思えば何も言わない俺とホワイトにきょとんした顔を向けていたフィガロは、ふいに笑みを浮かべた。 「何です? 俺の話でもしてた?」 問いかける相手を変えながら近づいてくる。なんとなく気まずくて目をそらした俺の隣で、ホワイトが明るく応える。 「まあ、そんな感じかの」 「へえ、気になるな」 明らかに俺に近い位置で立ち止まったフィガロは、ささやくような声を落とした。 772 春園ひなたDOODLE晶フィ 初夜翌朝 フィガロがまだ籠絡気分(だんだん本気になるよ大丈夫だよ勝つのは賢者様だよ) 目が覚めると、そこに賢者様の顔があった。そうか、昨日セックスをしたのだった、と俺はぼんやりと思い出す。すうすうと穏やかに寝息を立てる姿は、いつもより幼く見えた。こんな子どもみたいな人間が俺にあれだけの性欲を抱いていたことを思うと自然と口元が上がる。決して上手くはなかったけれど、一生懸命に抱いてもらえるのはなかなかよかった。 そうやって眺めているうちに、彼のまぶたがうっすらと開いた。 「あれ……? フィガロ?」 まだ寝ぼけているのだろう。目の前に俺がいることに少し驚いた様子がかわいらしかった。 「うん。おはよう、賢者様」 だからにっこり笑ってあいさつしてやると、ぱちりと目が開いた。 「あ、」 曖昧な声が漏れる。徐々に頬が染まっていくのがこの距離ならよく観察できる。照れるかな、と思っていたのに、彼は俺から目を逸らさないまま、じんわりと笑った。眉を下げて、目を細めて、噛み締めるように。 958