鋼青考察空気「えー、これから鋼青CP会議を行いたいと思う」
岩「正直、僕はブルースの恋愛事情なんてどうでもいいんだけど」
空気「余裕だなロックマン。場合によってはブルースが我々の側の寝返ることも考えられるのではないか?」
岩「そんなこと有り得ないよ。ブルースは僕がピンチのときは絶対に助けに来てくれるもん」
空気「まあ、俺もメタルは博士や兄弟を裏切ることはないと確信しているがな」
光「え、なにこのブラコン自慢?」
岩「じ、自慢じゃなくてブルースはそういうキャラ設定っていうだけだよ!」
光「設定に忠実に考えるなら、そもそもメタルとブルースに接点はあるのか?」
空気「資料によると博士がブルースと関わったことがDWNを創るきっかけになったらしいぞ。ブルースは言うなればDWNの母体なのかもしれないな」
岩「メタルマンはマザコンってこと?」
光「かもな」
空気「…フラッシュそこはメタルの名誉のために否定してくれ」
光「エアーが母体とかいうからだろ」
空気「他にどう表現しろと?」
岩「うーん、マザコンじゃないとしたら、それって全く面識がない状態ってことになるよね」
光「なになに…資料によるとゲーム内での共演はなくて唯一プレステ版ロックマン3でオペレーター役のブルースが『メタルマン楽勝だな!』っていうセリフを言った程度らしいな」
空気「なんか腹立つセリフだな」
岩「2のメタルマンよりドクロボットのメタルマンのほうが強かったけどね」
光「…それはボスとして複雑だな」
空気「ブルースはメタルを下に見ている感じに受け取れるな」
岩「単純にDWNのなかの一体としてしか見てなさそうだね」
光「そんなんで恋愛関係が成立すんのか?」
空気「俺としてはないと思いたいが、メタルはプライドが高いから弟機の俺達には弱みを見せようとはしない、だからもし年上であるブルースがメタルを甘やかすような言動を取ればメタルは簡単に靡いてしまうかもしれない」
光「あーそんなとこあるよな」
岩「ブルースが僕以外に兄貴面するのは考えにくいけどね…でもブルースは押しに弱そうだからなぁ…どうだろ」
空気「メタルは頭が良いからブルースを落とすために知略の限りを尽くしてブルースから好きだと言わせるように仕向けるだろうな」
光「そもそもメタルはブルースを好きになるのか?ブルースって掴み所ねぇし、逃げ足も速いし、なんにも質問には答えねぇだろ?」
空気「メタルはモテるから、むしろ攻略難易度の高いほうが興味をそそられるのかもしれない」
岩「ブルースも意外と子供っぽいところがあるから、落ち着いてるメタルマンとは相性良いかもね」
光「もしブルースがメタルのアプローチに応じなかったら?」
空気「それは、まあ単純に博士の計画の邪魔をしてくる鬱陶しい相手でしかないだろうな」
岩「敵同士だしね」
光「ブルースがメタルに片思いのパターンはどうだ?」
空気「メタルは博士のためにブルースを飼い慣らしそうだな」
岩「飼い慣らされるブルースか…ちょっと見てみたいかも」
光「意外と良い趣味してるなロックマン」
岩「でもブルースは強いから結局メタルマン壊されて終わりそうだよね」
光「ヤンデレかよw」
空気「敵同士の宿命からは逃れられないのかもな」
光「よくてメリーバッドエンドだよな~」
岩「なにそれ?」
光「心中とか、監禁とか、性奴隷とか一般的に見て不幸な結末なんだけど本人達にとっては幸せな結末っていうやつだな」
岩「えっ怖い」
空気「俺はメタルの悲しむ顔を見ないですむならメリバでも構わないが、心中はNGだな」
岩「僕もブルースが死ぬのはちょっと」
光「んじゃ生き別れルートだな」
空気「いずれにしろ悲恋なのは間違いなさそうだな」
影「それはどうでござろうな」
岩「シャドーマン!」
光「どこから現れやがった?」
影「ずっとエアー殿の後ろで気配を消して話を聞いていたでござるよ」
空気「それで、何か言いたいことでもあるのか?」
影「わりと二人と関わりのある拙者から言わせてもらえば、メタル殿もブルースも恋愛関係になるならお互い意外考えられないのではごさらぬか?」
空気「お前、DWNでありながら俺達ではメタルを幸せにできないと言いたいのか?」
光「逆にメタルで幸せになれるのってエアーかクイックあたりか?」
空気「フラッシュ少し黙っていてくれ」
岩「どうしてブルースがメタルマンを選ぶのか、理由を聞かせてほしいなシャドーマン?僕やフォルテのほうがブルースとは深い関係にあると思うんだけど」
影「単純にIQの問題でござるよ。ロックマンとワイリー博士の戦いの裏で立ち回ることができる頭脳を持つブルースには、仕事ができて欠点のないメタルマンしか話が合わないからでござる」
光「頭が良いヤツとバカのカップルだっていくらでもいるだろ」
影「たしかにフラッシュ殿の言うとおりでござるが、ブルースの特殊なキャラ設定上、バカではブルースを恋愛関係に持ち込むことは不可能でござろう」
岩「ブルースが好きな相手に自分から会いに行けば問題ないんじゃない?」
影「ブルースが誰かを好きになろうとするとは思えぬ」
空気「だったらメタルのことも好きにはならないんじゃないか?」
影「それはおかしい。先ほどエアー殿も自分で言っていたではないか。メタル殿は知略を尽くすと…」
光「メタルに本気でこられたら、怖ぇだろうな…でも落ちないヤツはいない」
岩「頭が良くなくったって想いが強ければ、いつか届くかもしれない、って僕は思いたい」
空気(それはロックマンだから言えることだ…でも俺も想い続けていればいつかメタルに届くだろうか…?)
影「しかし頭が良くなければ、あらゆるリスクからお互いを守ることもできまい」
光「ま、リスクのまえに壁が立ち塞がってるんだけどな、敵同士っていう」
影「恋愛において壁があると、より盛り上がると言われているでござるよ」
岩「ブルースは危険な関係より穏やかな関係のほうが僕は似合うと思う」
空気「ああ、そもそもブルースと通じるのは博士に対する背信行為だ。メタルがそこまでしてブルースを選ぶ理由がない」
影「理由は長男だから、でござるよ。それ以上はメタル殿のプライドに関わるゆえ拙者の口からは言えぬ」
岩「…もしもブルースがDWNの長男だったら…それは考えたくないや」
空気「ロックマン!冗談でも言っていいことと悪いことがあるぞ!」
岩「僕も口にして後悔したよ。いまのは忘れて」
光「あー…メタルが設定が盛られてる割に目立たないのはブルースのせいってことだもんな、なるほどな」
影「無責任で自由なブルースを繋ぎ止めておくだけの理由には持ってこいでござろう」
岩「ほんっと自由なんだよねブルースは…」
空気「 癪だがメタルがそれで充たされるというなら俺は見守るしかない」
岩「僕も…もしもブルースに頼れる誰かがいてくれるなら、それでいいよ」
光「…お前ら、やっぱりブラコンだな」
おしまい