kaichi_mb
DOODLE散文バレンタインその2設定気にしない方向け。
スノームーン'23やっと一日の作業が終わった。
椅子に座ったまま背伸びをして時計を見ると時刻は午後8時を回っていた。
いそいそと隠していた指輪を付けてから誰にも見つからなさそうで、なおかつ月がよく見える場所へ向かう。
実際、いるかどうかわからない。
祈るような気持ちで、その場所へ降りた。
「ブルース」
青白い月明かりに照らされた赤いメットに、黄色いマフラー。その姿は妙に儚げで、今すぐにでも腕の中に存在を感じたい思いに駆られる。
「よくわかったな、メタル」
振り向いた手に持つE缶からは白い湯気がでている。俺が来るまでずっと温め続けていたのだろう。
「来なかったらどうするつもりだ?」
前もって連絡してくれたら、待たせずに済んだのに。
「べつに……ほら」
2622椅子に座ったまま背伸びをして時計を見ると時刻は午後8時を回っていた。
いそいそと隠していた指輪を付けてから誰にも見つからなさそうで、なおかつ月がよく見える場所へ向かう。
実際、いるかどうかわからない。
祈るような気持ちで、その場所へ降りた。
「ブルース」
青白い月明かりに照らされた赤いメットに、黄色いマフラー。その姿は妙に儚げで、今すぐにでも腕の中に存在を感じたい思いに駆られる。
「よくわかったな、メタル」
振り向いた手に持つE缶からは白い湯気がでている。俺が来るまでずっと温め続けていたのだろう。
「来なかったらどうするつもりだ?」
前もって連絡してくれたら、待たせずに済んだのに。
「べつに……ほら」
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DOODLEバレンタインにあげたかった散文その1鋼青シリーズとは別世界線。
去年ボツにしたものを加筆修正。
スノームーン'22目が覚めるとすでに辺りは明るく太陽は昇りきっていた。
なのにまだ眠い。頭がぼうっとして、なんだか熱もある。
(……やられた)
新型ロボットエンザが猛威を奮っているとは聞いていたが、まさか自分が罹患るとは思っていなかった。
ここ数日のイレギュラーな資金稼ぎに気をとられてセルフメンテナンスを怠ったのがいけなかった。
「げほっげほっ、あー……」
ブルースは重く靄がかかったような頭を抱えて寝床から起き上がった。
身なりを整えてマスクをして買い物に出掛ける。闇市で手に入れた非正規ルートで取引されているワクチンは、ちょうど稼いだ金額とほほ同額だった。
やっと目標金額まで達したのに、全てが振り出しに戻ってしまった。
*
「俺、今年は花がいいな」
3764なのにまだ眠い。頭がぼうっとして、なんだか熱もある。
(……やられた)
新型ロボットエンザが猛威を奮っているとは聞いていたが、まさか自分が罹患るとは思っていなかった。
ここ数日のイレギュラーな資金稼ぎに気をとられてセルフメンテナンスを怠ったのがいけなかった。
「げほっげほっ、あー……」
ブルースは重く靄がかかったような頭を抱えて寝床から起き上がった。
身なりを整えてマスクをして買い物に出掛ける。闇市で手に入れた非正規ルートで取引されているワクチンは、ちょうど稼いだ金額とほほ同額だった。
やっと目標金額まで達したのに、全てが振り出しに戻ってしまった。
*
「俺、今年は花がいいな」
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DOODLE銀杏が綺麗だったので先日あげた絵のおまけss。
設定…青20才だけど15才のとき天才外科医ワイリーの心臓の手術を受けて以来成長が止まった。手術のおかげで普通に生活できるものの長生きはできない。鋼17才、将来はワイリーのあとを継ぐため医者になる予定。鋼の家庭教師として青は週3日、ワイリー家に通う。二人は恋人同士。キスまでの関係。
オチは思いつかなかった…(-_-;)
ハニーマスタード銀杏畑と道路を隔てる石垣に二人で腰かけた。
空は薄青く澄みわたり、雲が棚引いている。
冷たい風が火照る頬を撫でていく。
気持ちいい。
俺の通う高校の最寄り駅から電車で二駅先で下りて、そこから徒歩でスマホの地図を頼りに目的地を目指した。
ところが近くまで着たのになかなか辿り着かない。
人気のない開けた山道で立ち止まり経路を調べ直す。
スマホの画面に視線を落としていたら、ふいに左手を掴まれた。
「そのうち着くだろ」
いくら山道だからって地元の人が通りがかるかもしれないのに、大胆な行動に動揺してしまう。
男二人が手を繋いで歩く意味。
だけど、人に見られる心配なんかより嬉しさや楽しさのほうがずっと大きくて。
ブルースと手を繋いで歩く。
1149空は薄青く澄みわたり、雲が棚引いている。
冷たい風が火照る頬を撫でていく。
気持ちいい。
俺の通う高校の最寄り駅から電車で二駅先で下りて、そこから徒歩でスマホの地図を頼りに目的地を目指した。
ところが近くまで着たのになかなか辿り着かない。
人気のない開けた山道で立ち止まり経路を調べ直す。
スマホの画面に視線を落としていたら、ふいに左手を掴まれた。
「そのうち着くだろ」
いくら山道だからって地元の人が通りがかるかもしれないのに、大胆な行動に動揺してしまう。
男二人が手を繋いで歩く意味。
だけど、人に見られる心配なんかより嬉しさや楽しさのほうがずっと大きくて。
ブルースと手を繋いで歩く。
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SPUR ME鋼×青の可能性について岩男・空気・光・影に会議してもらった。鋼青考察空気「えー、これから鋼青CP会議を行いたいと思う」
岩「正直、僕はブルースの恋愛事情なんてどうでもいいんだけど」
空気「余裕だなロックマン。場合によってはブルースが我々の側の寝返ることも考えられるのではないか?」
岩「そんなこと有り得ないよ。ブルースは僕がピンチのときは絶対に助けに来てくれるもん」
空気「まあ、俺もメタルは博士や兄弟を裏切ることはないと確信しているがな」
光「え、なにこのブラコン自慢?」
岩「じ、自慢じゃなくてブルースはそういうキャラ設定っていうだけだよ!」
光「設定に忠実に考えるなら、そもそもメタルとブルースに接点はあるのか?」
空気「資料によると博士がブルースと関わったことがDWNを創るきっかけになったらしいぞ。ブルースは言うなればDWNの母体なのかもしれないな」
2864岩「正直、僕はブルースの恋愛事情なんてどうでもいいんだけど」
空気「余裕だなロックマン。場合によってはブルースが我々の側の寝返ることも考えられるのではないか?」
岩「そんなこと有り得ないよ。ブルースは僕がピンチのときは絶対に助けに来てくれるもん」
空気「まあ、俺もメタルは博士や兄弟を裏切ることはないと確信しているがな」
光「え、なにこのブラコン自慢?」
岩「じ、自慢じゃなくてブルースはそういうキャラ設定っていうだけだよ!」
光「設定に忠実に考えるなら、そもそもメタルとブルースに接点はあるのか?」
空気「資料によると博士がブルースと関わったことがDWNを創るきっかけになったらしいぞ。ブルースは言うなればDWNの母体なのかもしれないな」
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PAST牧田さんとこのお題「歌う」をお借りしてup。鋼と青。とても短いです。
ブログからコピー
鋼青ss「日常の温もり」たいてい賭けをしたときに限って負けるのは俺の方だ。とはいえブルースは俺に対して無茶な要求をしてこないことも分かりきっていた。
「そうだな…今日は…」
ブルースは少し長く考えている。どうせしょうもないことを思いつこうとしているのだ。
しょうもないことではあっても大したことではない。俺は気楽に構えていた。
…ちなみに俺はブルースが負けたら歌を歌わせるつもりだった。ブルースは口笛は吹いても歌は歌わない。ぜひ歌声を聞いてみたかったのに…。
「…俺の椅子になってもらおうか」
は?
俺は耳を疑った。実際に耳をぴくりと動かした。
「どういうことだ?」
「椅子は椅子だ。手始めにそこのベッドに横になれ」
仕方なく俺は言われるままに仰向けになった。
646「そうだな…今日は…」
ブルースは少し長く考えている。どうせしょうもないことを思いつこうとしているのだ。
しょうもないことではあっても大したことではない。俺は気楽に構えていた。
…ちなみに俺はブルースが負けたら歌を歌わせるつもりだった。ブルースは口笛は吹いても歌は歌わない。ぜひ歌声を聞いてみたかったのに…。
「…俺の椅子になってもらおうか」
は?
俺は耳を疑った。実際に耳をぴくりと動かした。
「どういうことだ?」
「椅子は椅子だ。手始めにそこのベッドに横になれ」
仕方なく俺は言われるままに仰向けになった。
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PAST自分ハピバなのであげ~青×仔鋼で誕生日ネタ
ブログからお引っ越し
birthday「なぁブルース」
「ん?」
いつものようにメタルの部屋で寝る前の日課である絵日記を書いている途中、名前を呼ばれたブルースは鉛筆で陰影を描いていた手を止め、顔を上げた。ベッドに寄りかかっているブルースから見たメタルは、机の上に広げられたスケッチブックにクレヨンで色を塗りたくっているところだった。この絵日記はワイリーが義務付けたものでメタルとブルースが一緒に過ごすようになった日から2体は毎日書き続けている。
「ブルースの誕生日っていつなんだ?」
ふりかえったメタルの猫のような瞳には単純な好奇心が宿っていた。
「・・・誕生日?」
ブルースは語尾を上げて尋ねられた単語を聞き返した。
誕生日とは、人間でいえば生まれたその日を指すけれど、それはロボットにとっては初めて起動された日か、それとも機体が完成した日か、もしくは心が生み出された日なのか、ブルースは思いを巡らせた。確かに初めてブルースと呼ばれた日は存在するし、体を動かせるようになって完成したロボットになった日もある。しかし、それ以前から電波時計の機能が付けられる前から意識は時折ライト博士によって目覚めさせられていたのだ。
2188「ん?」
いつものようにメタルの部屋で寝る前の日課である絵日記を書いている途中、名前を呼ばれたブルースは鉛筆で陰影を描いていた手を止め、顔を上げた。ベッドに寄りかかっているブルースから見たメタルは、机の上に広げられたスケッチブックにクレヨンで色を塗りたくっているところだった。この絵日記はワイリーが義務付けたものでメタルとブルースが一緒に過ごすようになった日から2体は毎日書き続けている。
「ブルースの誕生日っていつなんだ?」
ふりかえったメタルの猫のような瞳には単純な好奇心が宿っていた。
「・・・誕生日?」
ブルースは語尾を上げて尋ねられた単語を聞き返した。
誕生日とは、人間でいえば生まれたその日を指すけれど、それはロボットにとっては初めて起動された日か、それとも機体が完成した日か、もしくは心が生み出された日なのか、ブルースは思いを巡らせた。確かに初めてブルースと呼ばれた日は存在するし、体を動かせるようになって完成したロボットになった日もある。しかし、それ以前から電波時計の機能が付けられる前から意識は時折ライト博士によって目覚めさせられていたのだ。
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DOODLEバッドエンドな鋼青暗転の感情欲望を抑えきれずブルースを抱き、愛していると告げた俺にブルースは言った。
「俺を、愛しているなら…お前の手で俺を壊してくれ」
「このまま生きていても、いつかお前たちと戦う日が来るのを待つだけだ」
「もうこれ以上一緒にはいられない」
「俺はお前たちを裏切りたくない」
「お前に愛されたまま死にたい」
俺は震える手で、ブルースの胸にあるRチップをメタルブレードで真っ二つにした。
ワイリー博士は記憶と正義の心を失ったブルースにワイリーチップを移植して新たに悪のロボットとして甦らせた。
兄弟となったブルースとともにロックマンと戦った。ブルースが心を失ったことを知ったライトは戦意喪失し、たいしたサポートを受けられなかったロックマンを倒すことは難しくなかった。
715「俺を、愛しているなら…お前の手で俺を壊してくれ」
「このまま生きていても、いつかお前たちと戦う日が来るのを待つだけだ」
「もうこれ以上一緒にはいられない」
「俺はお前たちを裏切りたくない」
「お前に愛されたまま死にたい」
俺は震える手で、ブルースの胸にあるRチップをメタルブレードで真っ二つにした。
ワイリー博士は記憶と正義の心を失ったブルースにワイリーチップを移植して新たに悪のロボットとして甦らせた。
兄弟となったブルースとともにロックマンと戦った。ブルースが心を失ったことを知ったライトは戦意喪失し、たいしたサポートを受けられなかったロックマンを倒すことは難しくなかった。
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CAN’T MAKEブルースの変身どうしよう…ということでメタル、エアー、フラッシュに会議してもらったブルース変身会議とある会議室にて
鋼「他の奴らに見つからずに来れただろうな?」
空気「ああ、問題ない」
光「たぶん大丈夫だろ」
鋼「では早速、本題に入ろう。これから俺達三人で協議するのはブルースの変身についてだ。」
光「ブルースの変身?」
空気「そんなもの話し合ってどうするんだ?」
鋼「今後の展開に関わってくるらしい」
光「はぁ?そんなもん二次創作なんて御都合主義なんだから好き勝手書けばいいだろべつに」
空気「フラッシュ…そうかもしれないが、少しは考えないとリアリティーがなさすぎるし、ストーリーが破綻するんじゃないか」
鋼「エアーの言うとおりだ。だがフラッシュの言うように好きに書いて良いのも事実だ。」
光「それじゃ、何を俺達は協議すりゃいいんだよ」
932鋼「他の奴らに見つからずに来れただろうな?」
空気「ああ、問題ない」
光「たぶん大丈夫だろ」
鋼「では早速、本題に入ろう。これから俺達三人で協議するのはブルースの変身についてだ。」
光「ブルースの変身?」
空気「そんなもの話し合ってどうするんだ?」
鋼「今後の展開に関わってくるらしい」
光「はぁ?そんなもん二次創作なんて御都合主義なんだから好き勝手書けばいいだろべつに」
空気「フラッシュ…そうかもしれないが、少しは考えないとリアリティーがなさすぎるし、ストーリーが破綻するんじゃないか」
鋼「エアーの言うとおりだ。だがフラッシュの言うように好きに書いて良いのも事実だ。」
光「それじゃ、何を俺達は協議すりゃいいんだよ」