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    amarinimocawaii

    @amarinimocawaii

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    amarinimocawaii

    DONE一○郎のアプリすごいよぉ!!!ジェイドがいなくなった。8月の中頃に麓の町におりるために学園を出たきり戻ってこなくなった。はじめはイライラと不安が凄くておかしくなってたけど9月が来て、入学式がきて、稚魚みてぇな新入生がわらわら群れて慣れてきた頃に一通の手紙が来た。

    『お元気でしょうか。何も言わずに去った僕をお許しください。僕は元気です。忘れてください。』

    記憶の中の綺麗なジェイドの字のままで送られてきたそれを、オレは一字一句忘れられないクセにビリビリに破ってゴミ箱に捨てた。
    アズールは静かになったオレを時たま不安そうな目で見る。あの薄情なジェイドと同じ様に消えるんじゃないかと思い込んでるのだろうか。一緒にしないでほしい。オレはアズールを置いていかないからね。




    ――そんなこんなと20年も経ってしまった頃、学園主催の卒業生と在校生の懇親会もかねた記念パーティーにアズールもオレも呼ばれた。ジェイドがいなくなってから副寮長に仮任命されたオレ(ジェイドは帰ってこなかったからずっと仮任命のままだったけど)は歴代でもかなり扱いにくい副寮長だったと有名らしい。くだらね。パーティーに飽きて抜け出して麓の町に繰り出した。閉鎖 1628

    amarinimocawaii

    MOURNING🐬に惚れてる🦈と🦈ではなく🦈の♂に惚れてしまう🐬(ヤることはやってる)
    もうこれ以上書かないなと思ったのでした。こういうのばっかりね。
    「オレのちんこってことはオレじゃん!」
    「違いますよ。この前だって『やる気ねー』なんていうから、がんばれがんばれと応援したらしっかり反応したじゃないですか」
    「いやだからそれはセーリ現象!オレじゃん!」
    「おや、そうなるとあの時確かにやる気になっていたということになりますね?ではあの時僕に嘘をついたということですか?よりにもよって?僕に?」
    「いや、その、そこは嘘じゃないというか」
    「じゃあフロイドの意思とおちんぽ様は別ということじゃないですか」
    「どういう理論でそうなるんだよ、ってかそのおちんぽ様ってのヤメロよ」

     最低最悪の会話をよりにもよって寮の談話室でするんじゃない。本当にやめてほしい。アズールは頭を抱えた。時刻は0時をまわった頃。他の寮生は各々睡眠や趣味のために自室に戻っている時間帯で本当によかった。こんな品性も知性もない会話を見られるなんて耐えられない。こいつらが幼なじみで優秀な補佐でなければ今すぐここで縛り上げてダンボールに詰めて珊瑚の海に朝一の便でチルド指定で送り返していたところだった。痛む頭を押さえつけて努めて冷静に、アズールは会話に割り込んだ。
     
    「……お前達、 2164

    amarinimocawaii

    DONEみえるひと🦈と🦈の影の🐬のハッピーおねショタライフ 1物心ついたころには見えないものが見えた。首だけの猫、わんわん鳴く白い布、脳みそが見えてる車椅子のじいちゃん。ユウレイだのヨウカイだのいうやつだ。きっかけなんてわからない。オレの色の違う左右の目の暗い方。こいつが悪さをしているらしい。ばーちゃんは「お前の金の目はあんまりにもキレイだから引き寄せちゃうんだね。こっちのシブい色はとってもフシギ。あっちもこっちも見えちゃうんだね」って笑ってた。親は……気味悪がってた。だからばーちゃんが2年前に死んでからは前がみは長くしてうつ向いて見ないように引き寄せないように過ごした。だってそうしないと何が死んでて何が生きてるのかわからないから。そうして今日まで過ごしてたのに、黒くてつやつやした革靴が目ににうつった。低くて、それでいてきれいな音で和やかに声をかけてくる。

    「こんにちは、下ばかり見ていたら転びはしませんがぶつかりませんか?」
    「へ?」

     見上げて……それでも顔が見えないからもっと見上げたら、オレにそっくりだけどキレイな男の人が立っていた。

    「あなたの影です。よろしくお願いします」

     ピンとした背筋でキレイにオジギをするとしゃがんで目をあわ 1691