劇ケロ2オリケロ混ざらせて書きたかった一場面冬「姉ちゃん!」
(冬樹走り出す)
マ「あ、ちょ、ちょっとあなた!」
ア「冬坊! 冬坊、待て」
(アムムとっさに前に出て止める)
冬「何!?」
ア「──私がやる」
冬「え?」
ア「具体的に──煽る」
ケ「いや、煽るってアンタ……」
(アムム拡声器を取り出す)
ア「<あー、プリンス・メールに告ぐ>
……メールで合ってるよね? 合ってる?(ヒソヒソ
<日向夏美を解放し、大人しく投降しなさい。でないと我々、キミをケチョンケチョンにしなくてはなりません>」
メ『うるさい! 帰れ! ナツミはボクのプリンセスになったんだ!』
ア「<あ? 帰るっつったら帰してくれんのか? タクシー代そっち持ち? ならみや代も頼むわ。深海なんてそうそう来ねーもんで、とびきり思い出になる一品が欲しいんだわ>」
冬「ちょっと、アムム!? 何言ってるの!?」
ケ「アムム嬢! ヤツを野放しにするわけには──」
ア「<みやげはな……
夏公と、私らと──お前ら、全員でうちに帰ること。だ>」
冬ケマ「「「!?」」」
メ『何だと?』
ア「<夏公の迷子ンなった話を聞いてピンと来たぜ。ここがヘンテコボールで望み通り作った街なら、もしかしたら……夏公だけじゃなく、お前らの望みにも寄っちまうんじゃねえかなーってな。それが似てりゃなおさらな>」
冬「! そっか……! もしかして、君たちも……」
(冬樹メールとマールを交互に見る)
マ「……!」
ケ「ゲ、ゲロ……?」
ア「<お前らァ、帰る所が欲しかっただけだろ。帰れねーから諦めて、ここをうちってことにしようとして、夏公を連れてきた……違うか?>」
メ『だったら……どうすると言うんだ?』
ア「<夏公は返してもらう。でもってお前らもマロン星に帰す>」
メ『そんなことするものか!
マロン星なんて知らない、ナツミは渡さない! ボクたちの邪魔をするな! 帰れ!!』
ア「ん~~~~……
<ヤだ>」
冬ケ「「あっ(察し)」」
メ『──帰らないなら……消えろ!!』
(メールメアボールを武器化する)
ア「──やってみろよバァ~カ!!」
(アムムスコップを構える)