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    15tb_xxxfura

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    9割読み専の者です
    ハッピーななご!!💛💙

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    15tb_xxxfura

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    以前ツイッターにて公開していたものです!
    ねこちゃん!!七五です!

    #75afterparty
    #七五
    seventy-five

    ねこちゃん!「 いっっって!!」
    五条悟は肩にはしった鋭い痛みに悲鳴をあげた。反射的に、座っていたラグから腰が浮く。背後を振り向き、犯人をにらみつける。自身の肩をなでるとぬるり、とした感触があり、犯人は噛みついたのだと理解する。そしてその犯人が、ソファにくつろぐ七海建人だということはとっくにわかっていた。なぜなら二人はともに暮らし、二人の家のリビングでくつろいでいたからだ。
    「七海くぅ~ん?なんでかんだの~?」
    「いえ、特に理由はないですね」
    七海はしれっと答え、先ほどまで読んでいた文庫本をテーブルに置いた。
    「は?オマエは目の前に人がいたら噛みつくようなシュミしてんの?」
    「そんなシュミはないですね」
    そういうと七海はおもむろに五条に両手をのばして、瞳をさえぎるサングラスをはずし文庫本の上に置いた。強いて言うなら、と前置きし、
    「アナタに振り向いてほしくて」
    五条は呆気にとられ、頭の中で七海が放った言葉を反芻していると、じわじわと胸の奥底から甘酸っぱい疼きが湧き上がってくるのを感じた。
    「ええ…オマエ、めちゃくちゃかわいいこというじゃん」
    七海の脚の間にするりと入り込み、懐く。大腿にこてんと頬をのせ、彼の顔を見上げた。七海もソファに背を預けながら五条を見つめている。七海がいつもよりもやわらかい表情をしているのをみて、五条も口元がゆるむのを止められない。
    「猫みたいですよね、五条さん」
    七海は本物の猫にするように、五条の頭をなで、さらさらと髪をすいた。
    「こんなグッドルッキングガイつかまえといて猫とは、ナニゴトだ七海ぃ」
    そうくすくすと小さく笑いながら抗議する五条は、七海の手の心地よさに酔いしれていた。
    七海の手は、近接戦闘に身を投じる手だ。節くれ立って胼胝が硬くなった手だ。彼の手が、繊細な動作に長けているのを五条は知っている。夜の営みでは五条を翻弄し、高みへと誘う手だと、知っている。
    その手が、今は五条の耳をつまんだり顎をなでたりしていて、五条は本当に自分が猫になったような気がした。
    「にゃあ」
    と気まぐれに鳴いてみた。
    七海はわずかに瞠目すると、目を細めて
    「本当に猫になってしまったんですか」
    と、砂糖菓子でもふくまれているような声でいいながら、自身の親指のはらで五条の頬をなぞった。七海になでられるのは気持ちよく時折くすぐったく、五条の稀有な目が眇められる。
    親指が五条のくちびるに到達し、隙間に親指を差し入れことさらにゆっくりとなぞる。
    「んっ」
    七海が指先で五条の粘膜の熱さを愉しんでいると五条の喉奥から艶やかなくぐもった声がもれた。
    七海は手を離し、五条の上腕を掴み引き上げるように導く。五条は大人しく従って、ソファに座る七海の両大腿に跨いで乗り上げた。
    五条は両の手で七海の輪郭を包み覗き込んだ。先程七海にされたように頬をなぞる。
    「オマエの目、まじで綺麗だよね」
    「アナタにはかないませんけど」
    「熱烈〜そんで否定しないのかよ」
    けろりと答える七海にクククッと五条が笑うと、七海も頬を緩めた。
    すると、腰にまわっていた七海の手が五条のシャツの裾から侵入し、背骨をなぞるように這い始めた。瞳は五条の瞳を捉えたまま。
    七海の手が生み出すさざなみに、五条の吐息は震えた。
    「アナタはどこもかしこも美しいですね」
    「え〜褒め方ザツじゃねぇ?」
    「ずっと触れていたいし、ずっと見ていたい」
    「ハハッ!やっぱ熱烈だったわ」
    頬を朱に染めながら笑うと五条は続けた。
    「オマエの手、すごく好き」
    七海の手から甘さを受けてあえかな声をあげながらまた言葉を重ねる。
    「オマエの口も好き」
    僕のこと全部食べちゃいそうなところとか、と五条は口づけを深くし七海の唇に舌を進入させた。長い舌で上顎を擦り上げられた七海の声は五条の口に飲み込まれくぐもった。快感がじわりとふくれる。
    唇が離れ、名残の銀糸が二人を繋いで、切れた。
    「僕は七海の全部が好き」
    七海が許せないと思ってるところも含めてね、と五条は微笑んだ。
    七海は、胸に何かが刺さったような思いがして、五条を抱き寄せた。温かい。心臓の鼓動が伝わる。愛おしい。
    「そんでね、七海」
    わかってるとは思うけど、と前置きし七海の唇に、五条は自身のそれを落とす。先刻のものとはうってかわって唇を合わせるだけのかわいらしいものだった。
    チュッと音をたてて離れた五条が七海に抱きつくように首に腕をまわした。七海の目の前には五条の肩があって、七海がつけた歯形がくっきり赤く残っていた。
    五条は唇を七海の耳元によせ、こう囁いた。

    「僕の全部、オマエのものだよ」

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    ju__mati

    MOURNING支部にあげてる『泥闇〜』の夜明けのベランダシーンの七海目線が出てきたのであげてみますね。ここまで書いて、五条目線の方がいいな、と思ったので書き直したんですが、これはこれで気に入ってます。ある晩、七海はふと目を覚ました。カーテンの向こうはまだ暗い。その日は早めにベッドに入ったはずだったが、もう一度目を閉じても眠れない類の目覚めだった。ため息をついてベッドを降りる。
    スマホで時間を確認すると、まだ深夜と言っていい時刻だった。暗い部屋にスマホの画面だけが光る。ホーム画面に戻っても、SNSの通知も着信も来ていない。またひとつ、ため息をつく。
    フロアランプをつけてリビングへの扉を開ける。特に何をしようと思ったわけでもなかったが、あとから考えれば何かしらの予感があったのかも知れない。台所で水を飲み、顔を上げると、ちょうど掃き出し窓が目に入った。明確な胸騒ぎを覚え、そっと窓際へと歩を進める。
    七海には目の前の呪力しか見えないが、それでも気配で分かった。窓の向こうに誰かがいる。勘違いでなければ。

    「五条さん……」

    カーテンを開けた先のベランダに、五条がいた。手すりに肘をつき、もう片方の手をひらひらと振って、こちらを見ている。慌てて解錠し、窓を開ける。

    「よっ、元気?」

    サングラス越しの五条の表情はよく分からなかった。唇はいつも通りの笑みを浮かべているように見える。七海は、とっ 2928