Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    15tb_xxxfura

    @15tb_xxxfura

    @15tb_xxxfura

    9割読み専の者です
    ハッピーななご!!💛💙

    🌊箱→https://wavebox.me/wave/542thqyq51lvsamh/

    ましゅ→https://marshmallow-qa.com/15tb_xxxfura?utm_medium=url_text&utm_source=promotion

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 4

    15tb_xxxfura

    ☆quiet follow

    以前ツイッターにて公開していたものです!
    ねこちゃん!!七五です!

    #75afterparty
    #七五
    seventy-five

    ねこちゃん!「 いっっって!!」
    五条悟は肩にはしった鋭い痛みに悲鳴をあげた。反射的に、座っていたラグから腰が浮く。背後を振り向き、犯人をにらみつける。自身の肩をなでるとぬるり、とした感触があり、犯人は噛みついたのだと理解する。そしてその犯人が、ソファにくつろぐ七海建人だということはとっくにわかっていた。なぜなら二人はともに暮らし、二人の家のリビングでくつろいでいたからだ。
    「七海くぅ~ん?なんでかんだの~?」
    「いえ、特に理由はないですね」
    七海はしれっと答え、先ほどまで読んでいた文庫本をテーブルに置いた。
    「は?オマエは目の前に人がいたら噛みつくようなシュミしてんの?」
    「そんなシュミはないですね」
    そういうと七海はおもむろに五条に両手をのばして、瞳をさえぎるサングラスをはずし文庫本の上に置いた。強いて言うなら、と前置きし、
    「アナタに振り向いてほしくて」
    五条は呆気にとられ、頭の中で七海が放った言葉を反芻していると、じわじわと胸の奥底から甘酸っぱい疼きが湧き上がってくるのを感じた。
    「ええ…オマエ、めちゃくちゃかわいいこというじゃん」
    七海の脚の間にするりと入り込み、懐く。大腿にこてんと頬をのせ、彼の顔を見上げた。七海もソファに背を預けながら五条を見つめている。七海がいつもよりもやわらかい表情をしているのをみて、五条も口元がゆるむのを止められない。
    「猫みたいですよね、五条さん」
    七海は本物の猫にするように、五条の頭をなで、さらさらと髪をすいた。
    「こんなグッドルッキングガイつかまえといて猫とは、ナニゴトだ七海ぃ」
    そうくすくすと小さく笑いながら抗議する五条は、七海の手の心地よさに酔いしれていた。
    七海の手は、近接戦闘に身を投じる手だ。節くれ立って胼胝が硬くなった手だ。彼の手が、繊細な動作に長けているのを五条は知っている。夜の営みでは五条を翻弄し、高みへと誘う手だと、知っている。
    その手が、今は五条の耳をつまんだり顎をなでたりしていて、五条は本当に自分が猫になったような気がした。
    「にゃあ」
    と気まぐれに鳴いてみた。
    七海はわずかに瞠目すると、目を細めて
    「本当に猫になってしまったんですか」
    と、砂糖菓子でもふくまれているような声でいいながら、自身の親指のはらで五条の頬をなぞった。七海になでられるのは気持ちよく時折くすぐったく、五条の稀有な目が眇められる。
    親指が五条のくちびるに到達し、隙間に親指を差し入れことさらにゆっくりとなぞる。
    「んっ」
    七海が指先で五条の粘膜の熱さを愉しんでいると五条の喉奥から艶やかなくぐもった声がもれた。
    七海は手を離し、五条の上腕を掴み引き上げるように導く。五条は大人しく従って、ソファに座る七海の両大腿に跨いで乗り上げた。
    五条は両の手で七海の輪郭を包み覗き込んだ。先程七海にされたように頬をなぞる。
    「オマエの目、まじで綺麗だよね」
    「アナタにはかないませんけど」
    「熱烈〜そんで否定しないのかよ」
    けろりと答える七海にクククッと五条が笑うと、七海も頬を緩めた。
    すると、腰にまわっていた七海の手が五条のシャツの裾から侵入し、背骨をなぞるように這い始めた。瞳は五条の瞳を捉えたまま。
    七海の手が生み出すさざなみに、五条の吐息は震えた。
    「アナタはどこもかしこも美しいですね」
    「え〜褒め方ザツじゃねぇ?」
    「ずっと触れていたいし、ずっと見ていたい」
    「ハハッ!やっぱ熱烈だったわ」
    頬を朱に染めながら笑うと五条は続けた。
    「オマエの手、すごく好き」
    七海の手から甘さを受けてあえかな声をあげながらまた言葉を重ねる。
    「オマエの口も好き」
    僕のこと全部食べちゃいそうなところとか、と五条は口づけを深くし七海の唇に舌を進入させた。長い舌で上顎を擦り上げられた七海の声は五条の口に飲み込まれくぐもった。快感がじわりとふくれる。
    唇が離れ、名残の銀糸が二人を繋いで、切れた。
    「僕は七海の全部が好き」
    七海が許せないと思ってるところも含めてね、と五条は微笑んだ。
    七海は、胸に何かが刺さったような思いがして、五条を抱き寄せた。温かい。心臓の鼓動が伝わる。愛おしい。
    「そんでね、七海」
    わかってるとは思うけど、と前置きし七海の唇に、五条は自身のそれを落とす。先刻のものとはうってかわって唇を合わせるだけのかわいらしいものだった。
    チュッと音をたてて離れた五条が七海に抱きつくように首に腕をまわした。七海の目の前には五条の肩があって、七海がつけた歯形がくっきり赤く残っていた。
    五条は唇を七海の耳元によせ、こう囁いた。

    「僕の全部、オマエのものだよ」

    Tap to full screen .Repost is prohibited
    👏👏👏👍👏👏👏👏👏🐈🐈🐈👏👏👏❤💖🐈😍☺
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    ju__mati

    DOODLE七七五のけんと時空の呪専七五01
    ※支部の七七五3Pのけんとが自分時空に戻ったあとの呪専七五の話。短い。
    七海建人は、授業を終えて高専の廊下を歩いていた。灰原は見たいテレビがあると言って先に寮に戻っており、七海は図書室で調べ物をしていた。さすがに腹が減ってそろそろ下校するつもりだったが、横の廊下から歩いてきた人物を見て、足を止めた。向こうも七海に気づいて、「あ」と立ち止まる。
    五条悟だった。すらりとした長身を高専の制服に包み、丸眼鏡をかけた姿にほんの少し違和感を覚える。「こんにちは」と挨拶すると、「ん」と返事がある。どこかぎこちない、と思った。

    昨晩、七海はおかしな夢を見た。やたらリアルで、音も色も匂いもあって、現実としか思えないような夢。その中で、七海は11年後の自分と、11年後の五条に会った。28歳だという五条は恐ろしいほどに外見が変わっていなくて、それでも大人らしい穏やかさと柔らかさを身につけていた。その彼と、セックスをした。

    「ひとり?」

    と、目の前の五条が言った。「はい。ちょっと調べ物をしていたので」と言うと、「ふぅん」と、聞いてきたくせに気のない反応だった。しかし、立ち去るかと思った五条は片手をポケットに突っ込んだまま、七海の方をチラッと見た。
    七海は、この五条に、キスさ 2445

    さかばる

    MOURNING映画観た記念に書いた七五です!なんと一ミリも映画関係ないです。お仕事の話。
    ※注意※
    妄想爆発のじゆぐ、じゆれいが出てくる
    モブが出てくる
    作者が七五って言ったら七五です
    映画観たよ!記念。 壱、男と『紅』
     
     
     男はその日、仕事でなんだか物々しい屋敷の前に来ていた。男は解体業者の作業員である。数日前に依頼を受けて目の前の屋敷の解体を頼まれた。隣に立っているのがその依頼主である。二十代らしいが顔は青白く、目が落ち窪んで三十代位に見える。生気が無い顔をしている癖に、目がギラついていて金にがめつそうだった。この屋敷を取り壊して土地を売っ払うつもりらしい。社長がかなり安い金額で引き受けさせられたとこぼしていた。これじゃ利益が出ないと断ろうしたが、名家の御子息で断り切れなかったそうだ。
     男は依頼主を前に、後ろに六人の部下を従えながら現場の敷地内に入る。いかめしい門を潜るとそこには美しい庭園が広がっていた。今の季節が花の季節の春だからだろうか。色とりどりの花が植えられ、植えられた木々も綺麗に整えられている。解体を依頼された家屋まで歩く間、枯山水まで見ることができた。こんな美しい庭園を壊してしまうのは勿体無い気がするが、仕事だ。仕方がない。
    12430