ぐ@pn5xc
DONEおバカさん七五です☺️エイプリルフール、さとるは七海にどんな嘘をつくのでしょうか 2024.4.6
エイプリルフールにつく嘘は「僕、やんないからね」
ソファに座って静かにしていた五条がおもむろにそう言うので、朝食を食べ終わって皿を片付けて午後からの買い出しのためにパントリーを検分していた七海は「は?」と振り向いた。
「僕、やらない。絶対しないから」
心待ち唇を突き出し、悲しそうな面持ちで、もう一度五条は言う。七海は首を傾げ、恋人に近づいた。
「五条さん?」
五条はハッとした様子で七海を見上げ、はは、と笑おうとしたが上手くいかず
「うわ~ん、ななみぃ…」
情けない声を出すので七海は横に座り、白い頭を抱えてやった。
「…今日、エイプリルフールじゃん」
少し落ち着いた後、五条は俯いて話し出した。
「どんな嘘つこうかなって思って」
はぁ。言いたいことは喉元まで出てきたが、七海は頷くに留め先を促した。
1849ソファに座って静かにしていた五条がおもむろにそう言うので、朝食を食べ終わって皿を片付けて午後からの買い出しのためにパントリーを検分していた七海は「は?」と振り向いた。
「僕、やらない。絶対しないから」
心待ち唇を突き出し、悲しそうな面持ちで、もう一度五条は言う。七海は首を傾げ、恋人に近づいた。
「五条さん?」
五条はハッとした様子で七海を見上げ、はは、と笑おうとしたが上手くいかず
「うわ~ん、ななみぃ…」
情けない声を出すので七海は横に座り、白い頭を抱えてやった。
「…今日、エイプリルフールじゃん」
少し落ち着いた後、五条は俯いて話し出した。
「どんな嘘つこうかなって思って」
はぁ。言いたいことは喉元まで出てきたが、七海は頷くに留め先を促した。
ちゃん
DONEそなちねの続き子育てしてる七五の短編集です。
子育て未経験者が書くファンタジーです。娘ちゃんがよくしゃべります。
過去の子育てシリーズを一応べったーにも投稿していますが、どちらが読みやすいかは分かりません…。
7と5をそれぞれ英語で 22469
ちゃん
DONE七との思い出を遡って振り返る五の話リハビリのつもりで書きました
思ったより五がセンチメンタルな感じになりました
事後始まりですけど全然やらしさはないと思うので全年齢で公開してみます
余談ですが、七は七でずっと五に片想いしていました
twilight 閉じたカーテンを透かしている薄明かりは、じきに昇る太陽の存在を仄めかしていた。
ベッドに横たわる五条の視界には、金糸を乱して彫刻のように美しい横顔を晒している男の顔がある。
いつも整えられている金色が、触れてみると存外にさらりと柔らかいことを知ったのは、彼の腕の中に抱かれたときである。堅物の彼の内面が髪質に表れているのだと、大発見をしたような喜びに包まれて五条が笑うと、唇に噛みつかれて彼の聖域たる寝室に引き込まれてしまった。
茹だるような熱も、自分のものとも思えなかった鼓動の速さも、汗ばんだお互いの肌も、今ではすっかり落ち着きを取り戻してしまっている。焦がれた男とのあの夜は幻だったのではないか。不意に心許ない気持ちになって、眠る彼の金糸に手を伸ばそうと身動ぐと、五条の下半身に鈍痛が走った。
9300ベッドに横たわる五条の視界には、金糸を乱して彫刻のように美しい横顔を晒している男の顔がある。
いつも整えられている金色が、触れてみると存外にさらりと柔らかいことを知ったのは、彼の腕の中に抱かれたときである。堅物の彼の内面が髪質に表れているのだと、大発見をしたような喜びに包まれて五条が笑うと、唇に噛みつかれて彼の聖域たる寝室に引き込まれてしまった。
茹だるような熱も、自分のものとも思えなかった鼓動の速さも、汗ばんだお互いの肌も、今ではすっかり落ち着きを取り戻してしまっている。焦がれた男とのあの夜は幻だったのではないか。不意に心許ない気持ちになって、眠る彼の金糸に手を伸ばそうと身動ぐと、五条の下半身に鈍痛が走った。
ぐ@pn5xc
DONE🌸はまだ咲いていません。七海が負傷します。2024.3.4もうすぐ桜が ななみ
声が聞こえて、私は目を開けようとした。ここはどこだ。物事の前後がよくわからない。
ななみ、もうすぐ春になるよ
春になったらさ、桜を見に行こうよ
そうだ、もうすぐ春だ。桜が咲いたら今年もこの人と桜を見に行こう。
お弁当持って、飲み物も持って、
お前、パンの方がいい?
僕がサンドイッチを作ろうか
ワインを持っていく? 日本酒の方がいい?
あなたとなら何でも。でもそうですね、あなたが作ってくれるなら、あの京風のだし巻き玉子が食べたいです。
ななみ、最初のさ、桜の季節に、
高専の、お前が入学してきたときに
いちめんの桜の中にお前の金髪が
きらきらして眩しくてさ
僕、そのときからもうお前のこと好きだったのかもしれない
1339声が聞こえて、私は目を開けようとした。ここはどこだ。物事の前後がよくわからない。
ななみ、もうすぐ春になるよ
春になったらさ、桜を見に行こうよ
そうだ、もうすぐ春だ。桜が咲いたら今年もこの人と桜を見に行こう。
お弁当持って、飲み物も持って、
お前、パンの方がいい?
僕がサンドイッチを作ろうか
ワインを持っていく? 日本酒の方がいい?
あなたとなら何でも。でもそうですね、あなたが作ってくれるなら、あの京風のだし巻き玉子が食べたいです。
ななみ、最初のさ、桜の季節に、
高専の、お前が入学してきたときに
いちめんの桜の中にお前の金髪が
きらきらして眩しくてさ
僕、そのときからもうお前のこと好きだったのかもしれない
ぐ@pn5xc
DONE🐱🐱🐱の猫の日に書きました☺️2024.2.22
猫の日「にゃ~ん」
ソファに座っていたら後ろから長い腕が伸びてきて胸の前で交差する。顔が近づきひと声鳴かれたあと、耳元で囁かれた。
「今日、猫の日なんだって」
七海はカレンダーを見た。二月二十二日。なるほど。
「なるほど」
素っ気ないなぁ! 五条は言って、お前、猫、好きだろ?
「だから猫ちゃんプレイでもいかがかなぁ~と思ってぇ~」
七海は振り向いた。が、予想に反して五条はいつもの格好だった。
「あ。今、なんか期待したでしょ?」
「してませんが」
しかし、イベント好きの五条のことだ。そう言うからには何か小物でも身につけているのかと思ったのだ。そんな七海の視線に五条は少しきまり悪そうに唇を尖らせ、仕方ないだろと言った。
1155ソファに座っていたら後ろから長い腕が伸びてきて胸の前で交差する。顔が近づきひと声鳴かれたあと、耳元で囁かれた。
「今日、猫の日なんだって」
七海はカレンダーを見た。二月二十二日。なるほど。
「なるほど」
素っ気ないなぁ! 五条は言って、お前、猫、好きだろ?
「だから猫ちゃんプレイでもいかがかなぁ~と思ってぇ~」
七海は振り向いた。が、予想に反して五条はいつもの格好だった。
「あ。今、なんか期待したでしょ?」
「してませんが」
しかし、イベント好きの五条のことだ。そう言うからには何か小物でも身につけているのかと思ったのだ。そんな七海の視線に五条は少しきまり悪そうに唇を尖らせ、仕方ないだろと言った。
marimo_zasshoku
MAIKING七五←呪詛師七ちょっとえちちなので注意。
呪詛ミンにおさわりされる五。
七は最後にちょっとしか出ません。
こういうのが、めちゃくちゃ、大好きです!!!!!!
自分にとってめちゃくちゃ短期間(四時間)で
仕上がりました。
いや実はまだ途中なのですが
とりあえず出来たところまで載せます。
また修正して、いつか完成させます。 1815
ちゃん
PAST支部からの再掲夢のあとの続き
子育て七五です。理系でもないのに生物学的なことをぐるぐる悩んだ結果、五が授乳してます。ご注意を!!
五は気分で娘ちゃんの呼び方を変えてます。
7と5をそれぞれ英語で 19350
ちゃん
PAST支部からの再掲呪い祝えの続き。無駄に長くて申し訳ないです…。
五が妊娠&出産します。ご注意を!!メインは七五を見守る人々です。
未経験の人間が書いてるので変な感じでも大目に見て下さい。なにとぞ。
7と5をそれぞれ英語で 47203
ちゃん
PAST支部からの再掲七五出戻り前の七と七が好きな五
七は無自覚に五に惚れてるんだと思います
本誌を読んでヴァーッ!となった気持ちをどうにかしたかったという記憶があります
クロノスタシス 陽はとうに暮れていた。それどころか、もうあと一時間もしないうちに日付を跨ごうとすらしていた。さっさと帰宅してしかるべきであるが、頭上からの気配がそれを妨げた。
明日は一応休日であるし、遠回りでもまぁ歩けないことはない。自宅を知られるよりは幾分かマシである。
ビルを出てすぐにこうした結論を出した七海は、天からの視線に気付かぬふりをして、駅に向けて重い足を動かした。
天の人は七海を追う。自宅マンションの最寄り駅に着けば撒けているのではないかと期待したが、件の人はその程度で七海を見失う人ではなかった。彼の思惑など考えるだけ無駄と分かっていても、接触のタイミングを伺われている以上は、無視することも叶わない。七海は無性に酒が飲みたくなった。
6967明日は一応休日であるし、遠回りでもまぁ歩けないことはない。自宅を知られるよりは幾分かマシである。
ビルを出てすぐにこうした結論を出した七海は、天からの視線に気付かぬふりをして、駅に向けて重い足を動かした。
天の人は七海を追う。自宅マンションの最寄り駅に着けば撒けているのではないかと期待したが、件の人はその程度で七海を見失う人ではなかった。彼の思惑など考えるだけ無駄と分かっていても、接触のタイミングを伺われている以上は、無視することも叶わない。七海は無性に酒が飲みたくなった。
ちゃん
PAST初書き七五支部からの再掲です
Stay Gold 良いところに当たったのだろう。肉と骨の断たれる音がしたかと思うと、呪霊は断末魔の叫びをあげて事切れた。
緩慢とした動作で拍手を送ると、振り返ったヒーローの眉間には深い皺が刻まれていた。
「さっすが七海。僕が加勢するまでもないね」
「何しに来たんですか。五条さん」
「後輩の仕事ぶりを見守りに来たんだよ。なんせこの前までサラリーマンしてたんだから、腕が鈍ってんじゃないかな〜?と思って。先輩の優しさ」
「何年前の話をしてるんですか」
五条に一瞥もくれず、七海はスマホを操作すると、外で待機している補助監督に跋除が完了したことを伝えた。
高専を去り、一般人として就職した後輩が、呪術界に出戻って数年が経過している。その数年の間に、一級術師にまでのぼりつめたことを、当然のことながら五条は承知している。
11531緩慢とした動作で拍手を送ると、振り返ったヒーローの眉間には深い皺が刻まれていた。
「さっすが七海。僕が加勢するまでもないね」
「何しに来たんですか。五条さん」
「後輩の仕事ぶりを見守りに来たんだよ。なんせこの前までサラリーマンしてたんだから、腕が鈍ってんじゃないかな〜?と思って。先輩の優しさ」
「何年前の話をしてるんですか」
五条に一瞥もくれず、七海はスマホを操作すると、外で待機している補助監督に跋除が完了したことを伝えた。
高専を去り、一般人として就職した後輩が、呪術界に出戻って数年が経過している。その数年の間に、一級術師にまでのぼりつめたことを、当然のことながら五条は承知している。
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DONE七も五も忙しい。任務から帰ってきたさとるはハーゲンダッツのアイスを食べようとしますが… 2024.1.6食いしん坊万歳 ハーゲンダッツのアイスがない。家に帰って冷凍庫を開けてその事実に気がつき僕は呆然とした。
といっても食べたのは僕だ。正確にいうなら昨日の僕だ。最後の一つを手に取るとき、これでおしまいねと僕はちゃんと認識したから。なぜ手を伸ばしちゃったんだろう。その前に既に二つ食べたというのに。別にどうしても食べなくてもよかった。でも、マカデミアナッツとクッキー&クリームを食べて、少し趣向を変えてストロベリーも食べたくなったのだ。どう趣向が変わっているんですか、と七海なら言うだろう。いや、違うじゃん。クリームっぽいものからフルーティーなものじゃん。ともかく、そうやって僕は最後の一つを食べた。明日買って帰ればいいよねと思いながら。忘れていた。
1827といっても食べたのは僕だ。正確にいうなら昨日の僕だ。最後の一つを手に取るとき、これでおしまいねと僕はちゃんと認識したから。なぜ手を伸ばしちゃったんだろう。その前に既に二つ食べたというのに。別にどうしても食べなくてもよかった。でも、マカデミアナッツとクッキー&クリームを食べて、少し趣向を変えてストロベリーも食べたくなったのだ。どう趣向が変わっているんですか、と七海なら言うだろう。いや、違うじゃん。クリームっぽいものからフルーティーなものじゃん。ともかく、そうやって僕は最後の一つを食べた。明日買って帰ればいいよねと思いながら。忘れていた。
wsst_nvl
PAST12/17「オトナなご両人」で頒布した無配です。七と五が筋トレの話をしてるだけ。七+五、カプ要素はありませんが見出していただいても構いません。
パスワードはwebオンリー「75afterpartyⅢ」にて公開。 4015
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DONE冬の寒い朝、七と五がうちゃうちゃしてます☺️2023.12.5ぬくぬく「冬のいいところはさぁ」
くぐもった声で五条が言う。
「ぬくぬくって感覚があることだと思うんだよねぇ…」
夏の暑いときに冷房の効いた部屋の中に入ると、ひゃ~涼しい~気持ちいい~って思うだろ。あれもいいんだけど…
「やっぱぬくぬくだよね~多幸感が違う…」
は~ぬくぬく、は~気持ちいい…
五条がくるまっているのは先日七海が買ってきた毛布だ。裏ボアでシープ調と書いてあった。五条はこれをいたく気に入って、セックスするときも汚さないようにしようね、などと言った。
「だって洗濯してる間、これがないなんて考えらんない」
は~ふわふわ、は~ぬくぬく~…
「五条さん」
いつまでもベッドから出てこない恋人についに七海は声をかけた。
1250くぐもった声で五条が言う。
「ぬくぬくって感覚があることだと思うんだよねぇ…」
夏の暑いときに冷房の効いた部屋の中に入ると、ひゃ~涼しい~気持ちいい~って思うだろ。あれもいいんだけど…
「やっぱぬくぬくだよね~多幸感が違う…」
は~ぬくぬく、は~気持ちいい…
五条がくるまっているのは先日七海が買ってきた毛布だ。裏ボアでシープ調と書いてあった。五条はこれをいたく気に入って、セックスするときも汚さないようにしようね、などと言った。
「だって洗濯してる間、これがないなんて考えらんない」
は~ふわふわ、は~ぬくぬく~…
「五条さん」
いつまでもベッドから出てこない恋人についに七海は声をかけた。
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DONEお題「あなたは◯RTされたら『よし、お前を補充した。俺はまだ頑張れる』の台詞を使ってななごを書きましょう」から。2023.11.14 #shindanmaker補充 僕は今、朝から一つ任務を終えて高専内自動販売機前のベンチに座っている。これからまた別の任務なんだよね~。空はこんなに青いのにさぁ~。生徒たちとグラウンドで体術するのにもってこいの天気なのに。ちゃちゃっと終わらせてと言いたいところだけど、場所がちょっと遠いから戻るのは夜になるかもしれない。は~あれが欲しい。青いロボットの出すどこでもドア? あれがあったらドア開けてシュッて祓ってバンてドア閉めて、次どこ? バンて開けてシュって祓って…むなしい。伊地知早く来ないかなあ。来たらデコピンだよね、僕を待たせるなんて。手にした缶のいちごみるくをグビリと飲んだ。美味しい。もうひとつ買っとこうかな、車中用に…と思ったところで僕の目はある人物に吸い寄せられた。
1730exc_1219(えー)
PASTジュソ堕ち3で一日だけ限定公開した「地の底から(前編+もう少し)」です。二人の再会+七海が呪詛師となった経緯、五条のとんでも提案まで。地の底から:ある日七海建人は高専に戻らず、先輩の五条悟によって死亡認定される。夏油傑の百鬼夜行後、七海の残穢が術師殺害現場で発見され、それを知った五条は──呪詛師に堕ちた七海建人と、呪術師五条悟の救済の物語。
パスワード削除しました! 57826
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DONE高専内でのハロウィンパーティ。七海と五条がひと悶着。さて、どうなるでしょう🎃(付き合ってる七五です)2023.10月 75ハピハロウィンHappy Halloween「ハッピーハロウィ――ン!」
高専内、五条悟の執務室を開けた七海建人はしばし固まった。そのまま踵を返したい気持ちになったがかろうじて堪え、パタリと後ろ手にドアを閉めた。
「何て格好をしてるんです」
目の前には五条が、超のつくミニスカートを履いた五条悟が、艶然と?立っていた。
一〇月三十一日、ここ呪術高専東京校では夕食の時間にハロウィンパーティをすることになっていた。といっても、会場である食堂を多少飾り付け、ハロウィンに因んだ料理やスイーツが並ぶというささやかな催しであったのだが。
「せっかくだから仮装しようよ」
五条が言い出し、食堂が開くまでの時間、生徒たちは大人たちの元を回ることになった。
「ちゃんとトリック オア トリーツって言ってね。お菓子くれなきゃ悪戯していいから。伊地知のメガネ取っちゃったり、七海のサングラス取っちゃったり、学長のグラサンも取っちゃっていいから」
2660高専内、五条悟の執務室を開けた七海建人はしばし固まった。そのまま踵を返したい気持ちになったがかろうじて堪え、パタリと後ろ手にドアを閉めた。
「何て格好をしてるんです」
目の前には五条が、超のつくミニスカートを履いた五条悟が、艶然と?立っていた。
一〇月三十一日、ここ呪術高専東京校では夕食の時間にハロウィンパーティをすることになっていた。といっても、会場である食堂を多少飾り付け、ハロウィンに因んだ料理やスイーツが並ぶというささやかな催しであったのだが。
「せっかくだから仮装しようよ」
五条が言い出し、食堂が開くまでの時間、生徒たちは大人たちの元を回ることになった。
「ちゃんとトリック オア トリーツって言ってね。お菓子くれなきゃ悪戯していいから。伊地知のメガネ取っちゃったり、七海のサングラス取っちゃったり、学長のグラサンも取っちゃっていいから」
0_46mk
DOODLE呪☆廻☆七🥖建🥩×五🍰悟
七五プチオンリー継続開催よろしくお願いいたします!!!!🥳✨✨✨✨
#ひらいて赤ブー
#オトナなご両人
致しかけたところで子供たちに呼び出されてしまうさとる先生とかれぴ♡
ぐ@pn5xc
DONE本誌の夏休み絵日記ネタから。1年ズと🍧を食べに行った五条先生でしたが… 2023.09.07夏の終わりのかき氷 七海はその話を虎杖悠二から聞いたのだった。
「この間、五条先生がかき氷食べたいって言うから、伏黒と釘崎と俺でお店に連れてったんだよね」
けど頼んだのがテーブルに来てから、これじゃない、もっとこうシロップが違うのに味が同じやつがいいって、駄々こねるから釘崎がオッサン面倒くさいわねって。
口を尖らせた五条の顔が、目はいつものとおり隠されていたものの、何となく悲しそうで、虎杖は気になったのだった。
「まあ、でも、全部食べてたけどね、五条先生。食べるんなら文句言うなって伏黒が言ってさ」
様子を思い出したのか虎杖は楽しそうに笑った。
「そうですか」
「これこれ。このかき氷」
虎杖は携帯を取り出して、釘崎お薦めのかき氷の写真を見せてくる。
1882「この間、五条先生がかき氷食べたいって言うから、伏黒と釘崎と俺でお店に連れてったんだよね」
けど頼んだのがテーブルに来てから、これじゃない、もっとこうシロップが違うのに味が同じやつがいいって、駄々こねるから釘崎がオッサン面倒くさいわねって。
口を尖らせた五条の顔が、目はいつものとおり隠されていたものの、何となく悲しそうで、虎杖は気になったのだった。
「まあ、でも、全部食べてたけどね、五条先生。食べるんなら文句言うなって伏黒が言ってさ」
様子を思い出したのか虎杖は楽しそうに笑った。
「そうですか」
「これこれ。このかき氷」
虎杖は携帯を取り出して、釘崎お薦めのかき氷の写真を見せてくる。
とこのべ
MAIKING75afterparty II展示SSイチャイチャさせたかった七五。途中まで。
匂い(仮題) 玄関が開かれる気配を察知したのは丁度シャワーを浴びている最中だった。
「え?七海?」
水音の向こうに聞こえた物音と捉えた呪力にシャワーを止める。からり、と風呂場の戸を開けて廊下の向こうに声をかけた。
「なーなーみー?」
廊下を進んでいた足音が止まる。そうして開けられたドアの向こうから疲労を滲ませた七海が顔を見せた。
「おかえり。早かったじゃん」
「ただいま帰りました。急な変更があって今日は早々に上がれました」
五条の姿を認めて七海の表情がふっと緩む。それを愛しく思いながら五条はにんまりと笑って濡れた手先を揺らした。
「オマエもさっさと汗流したいだろ。一緒に入ろうぜ」
久々に会えた恋人。しかも明日七海は休みで自分は夕方に高専に行けばいいのでゆっくりできる。となればすぐにでもいちゃつきたいに限る。そう思っておいでおいでと手招いたのに、七海はビタッと動きを止めて五条の元には来てくれない。
3225「え?七海?」
水音の向こうに聞こえた物音と捉えた呪力にシャワーを止める。からり、と風呂場の戸を開けて廊下の向こうに声をかけた。
「なーなーみー?」
廊下を進んでいた足音が止まる。そうして開けられたドアの向こうから疲労を滲ませた七海が顔を見せた。
「おかえり。早かったじゃん」
「ただいま帰りました。急な変更があって今日は早々に上がれました」
五条の姿を認めて七海の表情がふっと緩む。それを愛しく思いながら五条はにんまりと笑って濡れた手先を揺らした。
「オマエもさっさと汗流したいだろ。一緒に入ろうぜ」
久々に会えた恋人。しかも明日七海は休みで自分は夕方に高専に行けばいいのでゆっくりできる。となればすぐにでもいちゃつきたいに限る。そう思っておいでおいでと手招いたのに、七海はビタッと動きを止めて五条の元には来てくれない。
yuuki_1132
PROGRESS⭐️18歳以上(高卒相当)の方のみ。18 years of age or older (equivalent to a high school graduate) yes/no
七誕の話(2年目)の続き。
前回→https://poipiku.com/472572/9013476.html
下描き+トーン。
2頁追加。残り1頁ラフがあるので描けたら追加するかもです。 6
sasami_note
MOURNING何かが始まりそうな七五。七五の日ギリギリ間に合った…
※呪高七五
※5が7のことちょっとだけ気になってて、7は5にまだちょっとだけ距離を感じてる
七月某日、都内某所。
辺りには屋台、川沿いには多くの人がレジャーシートを敷き、今か今かとその時を待っていた。その雑踏から少し離れた神社の階段で、七海と五条は段違いで座っていた。
七海の斜め上に座っている五条は、目の前の雑踏をよそに夏油宛であろうメールを携帯電話で打ち込んでいた。
──花火大会会場範囲内に発生した低級呪霊を祓除。それが今回の任務内容だった。
出向いたのは夏油、五条、七海、灰原の4人で、四手に別れて個々で対応を進めることとしていた。
ただ、いつもこなしている任務よりも簡単なものらしく、昨年同任務を経験した夏油と五条はまるで休日の予定を決めるような雰囲気だった。
「何食うかは当日決めるとして…浴衣どうする?傑」
4959辺りには屋台、川沿いには多くの人がレジャーシートを敷き、今か今かとその時を待っていた。その雑踏から少し離れた神社の階段で、七海と五条は段違いで座っていた。
七海の斜め上に座っている五条は、目の前の雑踏をよそに夏油宛であろうメールを携帯電話で打ち込んでいた。
──花火大会会場範囲内に発生した低級呪霊を祓除。それが今回の任務内容だった。
出向いたのは夏油、五条、七海、灰原の4人で、四手に別れて個々で対応を進めることとしていた。
ただ、いつもこなしている任務よりも簡単なものらしく、昨年同任務を経験した夏油と五条はまるで休日の予定を決めるような雰囲気だった。
「何食うかは当日決めるとして…浴衣どうする?傑」
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PROGRESS2023.7.5七誕の話(2年目)https://poipiku.com/472572/8010937.html
の続き。1枚目は重複させています。
間に合いませんでしたので下描きです。
★15歳以上の方のみ、yesを入れてご覧ください。 5
ぐ@pn5xc
DONE高専、まだ何も始まってない無自覚七と五です。ななご3days2023 にUPパンの話 きっかけは灰原だった。
任務を終えた五条悟は、夕飯を求めて高専の食堂に入った。そこで一年後輩の灰原雄がおにぎりを作っていたのだった。
「あ、五条さん、お疲れさまです!」
「…何やってんの」
「おにぎりを作ってます!」
「や、それはわかるけどさ」
灰原の作るおにぎりは、ソフトボールくらいの大きさで、海苔などは一切巻かれていない。それをいくつも…今あるだけで十個はあるだろうか…握っていた。
「何? 定食食わねえの?」
食堂が閉まる時間まではまだ間があった。灰原は一瞬きょとんとした顔をしたが、ああ、と頷いた。
「僕はもう食べました! これ、七海のです」
七海、今日、帰りが遅くなるみたいで、食堂閉まっちゃうからこうしておにぎりを握ってるんです。ニコニコしながら灰原は言う。
4658任務を終えた五条悟は、夕飯を求めて高専の食堂に入った。そこで一年後輩の灰原雄がおにぎりを作っていたのだった。
「あ、五条さん、お疲れさまです!」
「…何やってんの」
「おにぎりを作ってます!」
「や、それはわかるけどさ」
灰原の作るおにぎりは、ソフトボールくらいの大きさで、海苔などは一切巻かれていない。それをいくつも…今あるだけで十個はあるだろうか…握っていた。
「何? 定食食わねえの?」
食堂が閉まる時間まではまだ間があった。灰原は一瞬きょとんとした顔をしたが、ああ、と頷いた。
「僕はもう食べました! これ、七海のです」
七海、今日、帰りが遅くなるみたいで、食堂閉まっちゃうからこうしておにぎりを握ってるんです。ニコニコしながら灰原は言う。
ぐ@pn5xc
DONE昼の月🌕2023.七誕に書きました。
昼の月 梅雨はまだ終わらない。夢を見た。
夢の中で七海は高専にいた。前方に一学年上の先輩たちがいて、わいわいと何か賑やかそうにしていた。うちの一人、茶色い髪の小柄な女性が振り向く。家入さんだ。七海、と彼女は言った。「灰原、帰ってきたぞ」
「本当ですか」七海は言った。嬉しかった。胸の中がパァと明るくなって「灰原」目が覚めた。
七海は自宅のベッドの上で目を開いた。夢だ。そう思った。心臓は別にドキドキもしていない。呼吸も。全てが穏やかな中で、ただ、夢の中のあの強烈な嬉しさだけが七海の胸に残っていた。は、と息をつくと次の瞬間、強い、悲しみに襲われた。
夢の中の自分は子どもだったのだろうか。あの真っ直ぐな明るい喜びの感情は。こんなにも嬉しいのかと思った。灰原が帰ってきたとしたら。喜びの反動で息が詰まる。帰ってきたと思った、帰ってきたと思った、悲しみに囚われて今、息が出来ない。
1983夢の中で七海は高専にいた。前方に一学年上の先輩たちがいて、わいわいと何か賑やかそうにしていた。うちの一人、茶色い髪の小柄な女性が振り向く。家入さんだ。七海、と彼女は言った。「灰原、帰ってきたぞ」
「本当ですか」七海は言った。嬉しかった。胸の中がパァと明るくなって「灰原」目が覚めた。
七海は自宅のベッドの上で目を開いた。夢だ。そう思った。心臓は別にドキドキもしていない。呼吸も。全てが穏やかな中で、ただ、夢の中のあの強烈な嬉しさだけが七海の胸に残っていた。は、と息をつくと次の瞬間、強い、悲しみに襲われた。
夢の中の自分は子どもだったのだろうか。あの真っ直ぐな明るい喜びの感情は。こんなにも嬉しいのかと思った。灰原が帰ってきたとしたら。喜びの反動で息が詰まる。帰ってきたと思った、帰ってきたと思った、悲しみに囚われて今、息が出来ない。
15tb_xxxfura
REHABILIななたん2023です!喋ってる?の⑤だけです!短いです!ハッピー七五!ななたん2023 昼間の太陽に熱せられたビル群が熱を放出して気温がさがりきらない真夜中。生ぬるい空気の中を泳いで、僕はふわりととあるマンションの玄関先に降り立った。ズボンのポケットを手で探ると、硬い感触に当たる。鍵だ。それを握ってポケットから出して、目の前のドアに挿し込む。なるべくゆっくりシリンダーを回す。きっとこの部屋の住人はもうベッドの中で夢をみているはずだ。僕が来ることは伝えていないし、特に期待もしていなかったはずだ。たぶん。だからこれはサプライズ、というか、僕が逢いたくて、任務から直接飛んできた。それだけ。
僅かな音だけで玄関に入ると、僕にとって安心する香りがした。この香りがすると、帰ってきた感じがする。玄関にはプレーントゥの革靴が揃えておかれている。しっかり手入れもされて、今回の任務は無事に終わったらしい。僕もそのとなりに靴を揃えて脱いだ。黒いサイドゴアブーツと茶色のプレーントゥの革靴が並んでいるのは、ちょっと嬉しい。オマエも帰って来たんだね。
1000僅かな音だけで玄関に入ると、僕にとって安心する香りがした。この香りがすると、帰ってきた感じがする。玄関にはプレーントゥの革靴が揃えておかれている。しっかり手入れもされて、今回の任務は無事に終わったらしい。僕もそのとなりに靴を揃えて脱いだ。黒いサイドゴアブーツと茶色のプレーントゥの革靴が並んでいるのは、ちょっと嬉しい。オマエも帰って来たんだね。
ぐ@pn5xc
DONE🌙三日月と金髪描写はないけど致してるのでR15くらい。
Twitterで2023.6.1
三日月と金髪「月、出てるかな」
夕食をとった後、思い出したようにそう言って五条はベランダに面した掃き出し窓のカーテンを開いた。
「あ、出てる、出てる」
言った後、あれ? 五条は動きを止めた。
「どうしました?」
声をかけると、
う~ん…
「昨日さ、三日月と金星が並んでて、綺麗だったんだよ」
七海は立ち上がって恋人の横に並んだ。見上げた空には月が、そしてわりあい離れた位置に金星を、確認することができた。
「…並んではいませんね」
「昨日は並んでたのになぁ。本当にこう…寄り添うみたいにすぐ横に」
「時間によるのかもしれませんね」
「確かに。もうちょい遅い時間だったかも。昨日」
部屋の時計をちらりと見て、五条は言った。
七海、キスしようぜ、五条が言う。
1615夕食をとった後、思い出したようにそう言って五条はベランダに面した掃き出し窓のカーテンを開いた。
「あ、出てる、出てる」
言った後、あれ? 五条は動きを止めた。
「どうしました?」
声をかけると、
う~ん…
「昨日さ、三日月と金星が並んでて、綺麗だったんだよ」
七海は立ち上がって恋人の横に並んだ。見上げた空には月が、そしてわりあい離れた位置に金星を、確認することができた。
「…並んではいませんね」
「昨日は並んでたのになぁ。本当にこう…寄り添うみたいにすぐ横に」
「時間によるのかもしれませんね」
「確かに。もうちょい遅い時間だったかも。昨日」
部屋の時計をちらりと見て、五条は言った。
七海、キスしようぜ、五条が言う。
exc_1219(えー)
DONEジュソ堕ちイベの展示品、呪詛師七海の七五本のその後、大体半年くらい。色々とネタバレしてますが幸せなふたりが大好きな人間に出来ることは知れてますので!本編読了後に読んでいただくことも出来ますし、呪詛師七海の見本としてもどうぞ。本編の地獄はほんのりと匂う程度です。【改訂/2023/06/04 20:50】お品書きや他はpixivにあげました。 6041
ぐ@pn5xc
DONE春の雨Twitterで2023.4.7
春の雨「せっかくの久しぶりの二人揃っての休日なのにさぁ~…」
五条はレースのカーテンを開いてまだ窓の外を見ている。雨は激しくはない。だが今日一日はやまないだろうと天気予報の言ったとおり、空は一片の隙間もなくそう濃くはないグレーで覆われていた。
「桜散らしの雨になると言っていましたね」
七海は食後のコーヒーを淹れながら、恋人の後ろ姿を見ていた。
「一緒にお花見に行きたかったよ」
桜は高専の敷地内でも見た。言ってみれば任務先でも。しかし五条の言ってるのはそういうことではないだろう。
「そうですね」
「でも私は休日の雨も嫌いではないですよ」
五条がゆっくりとこちらを向く。口はへの字に曲がっていて、遠足が延期になった子供みたいだと七海は胸の内で密かに笑った。
886五条はレースのカーテンを開いてまだ窓の外を見ている。雨は激しくはない。だが今日一日はやまないだろうと天気予報の言ったとおり、空は一片の隙間もなくそう濃くはないグレーで覆われていた。
「桜散らしの雨になると言っていましたね」
七海は食後のコーヒーを淹れながら、恋人の後ろ姿を見ていた。
「一緒にお花見に行きたかったよ」
桜は高専の敷地内でも見た。言ってみれば任務先でも。しかし五条の言ってるのはそういうことではないだろう。
「そうですね」
「でも私は休日の雨も嫌いではないですよ」
五条がゆっくりとこちらを向く。口はへの字に曲がっていて、遠足が延期になった子供みたいだと七海は胸の内で密かに笑った。
kura_purple
MOURNINGring(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17058817)を書いた後ちょっと書いて放置してたら本誌で正解が出たから供養。下書き落書きレベルです。※本誌ネタバレはありません
あまりにぶつ切りで終わってたので最後少しだけ付け足しました。
ringed「七海どこにいんの」
ヒュっと息を飲んだ伊地知の反応は、理解するには充分だった。
窮屈な箱から出たら人類はもういませんでした、なんて事が過らなかったわけじゃない。それに比べたらマシな方だろう。……人類にとっては。
「死んだの」
言い淀む伊地知がyesかnoで答えられる質問にする。
その声が我ながら明日の天気を聞くかのように、飲み会の出欠を聞くくらいの軽さで。
ごくごくありふれた会話のようなトーンは伊地知の心臓を殴ったらしい。
「五条さん!!」
伊地知がこんなにも声を荒げ、非難の目を向けた事はなかった。
僕の態度が気に入らないのは分かるけど、伊地知を気にしてる余裕はない。
「鍵」
「え、」
目の前に手を突き出してやれば怒っていたのも忘れたのか狼狽えて僕の手と顔を交互に見てくる。
1393ヒュっと息を飲んだ伊地知の反応は、理解するには充分だった。
窮屈な箱から出たら人類はもういませんでした、なんて事が過らなかったわけじゃない。それに比べたらマシな方だろう。……人類にとっては。
「死んだの」
言い淀む伊地知がyesかnoで答えられる質問にする。
その声が我ながら明日の天気を聞くかのように、飲み会の出欠を聞くくらいの軽さで。
ごくごくありふれた会話のようなトーンは伊地知の心臓を殴ったらしい。
「五条さん!!」
伊地知がこんなにも声を荒げ、非難の目を向けた事はなかった。
僕の態度が気に入らないのは分かるけど、伊地知を気にしてる余裕はない。
「鍵」
「え、」
目の前に手を突き出してやれば怒っていたのも忘れたのか狼狽えて僕の手と顔を交互に見てくる。
exc_1219(えー)
MAIKINGタイトルそのまま、遅くなりましたがバレンタイン話!バレンタインの後日に七海の元へチョコを強請りにやって来た五条が、さて、どうなるか!タイトルそのままになるか、タイトルが七海建人の災難に変わるのか……!バレンタインにチョコを強請りに来た五条悟の災難?「つぁっ!」
東北と関西で立て続けに一級事案が起き、珍しく連勤が続いていた日だった。
大阪市内のホテル、東京都立呪術高等専門学校が手配したビジネスホテルの三十二階で眠っていた七海建人は深夜に悲鳴をあげて飛び起きてしまった。気持ちよく眠っていた最中で脚に突然に重みが掛かったためで、反射的に伸ばした手を素早く引っ掴まれる。
「七海ィ、七日振り!」
「……は?」
深夜、どこか冷え冷えとした一室で陽気な声を張り上げたのは間違いなくパートナーの五条悟だった。二度、三度と瞬きを繰り返し、必死に眠気を追い払った七海はにこやかに笑う年上の男を険悪な顔で見据え、苛立ちが籠もった声をこぼす。
咄嗟に視線を流した時計は二時三十二分だった。
1063東北と関西で立て続けに一級事案が起き、珍しく連勤が続いていた日だった。
大阪市内のホテル、東京都立呪術高等専門学校が手配したビジネスホテルの三十二階で眠っていた七海建人は深夜に悲鳴をあげて飛び起きてしまった。気持ちよく眠っていた最中で脚に突然に重みが掛かったためで、反射的に伸ばした手を素早く引っ掴まれる。
「七海ィ、七日振り!」
「……は?」
深夜、どこか冷え冷えとした一室で陽気な声を張り上げたのは間違いなくパートナーの五条悟だった。二度、三度と瞬きを繰り返し、必死に眠気を追い払った七海はにこやかに笑う年上の男を険悪な顔で見据え、苛立ちが籠もった声をこぼす。
咄嗟に視線を流した時計は二時三十二分だった。
ぐ@pn5xc
DONE犬の話Twitterで2023.2.8
犬の話「昔、犬を飼っていたんだよ」
どういった流れでそうした話になったのか、七海は覚えていない。しかし話しながら「へへ」と笑う友人灰原の表情を今でも覚えている。
家に犬がいるってさ、なんかいいものだよ、七海。心の中に宝物があるみたいで。たとえば学校の帰りとかにもうすぐ家が近づくだろ。そのときすぐ顔が浮かぶんだよ。道を歩いててもさ、何でもないところでふいに犬の名前が頭に浮かぶときがあって、頭の中で二回くらい名前を呼べば、胸の中がさ、何だかポウっとするんだよね。
僕も妹も可愛がっていたんだけど、高専に入学するちょっと前に死んじゃってね。寿命だったからしょうがないんだけど…
でも、忘れられない。と、少し遠い目をして、しかし七海を振り返って「へへ」と笑った灰原のことを七海はずっと覚えていた。
1210どういった流れでそうした話になったのか、七海は覚えていない。しかし話しながら「へへ」と笑う友人灰原の表情を今でも覚えている。
家に犬がいるってさ、なんかいいものだよ、七海。心の中に宝物があるみたいで。たとえば学校の帰りとかにもうすぐ家が近づくだろ。そのときすぐ顔が浮かぶんだよ。道を歩いててもさ、何でもないところでふいに犬の名前が頭に浮かぶときがあって、頭の中で二回くらい名前を呼べば、胸の中がさ、何だかポウっとするんだよね。
僕も妹も可愛がっていたんだけど、高専に入学するちょっと前に死んじゃってね。寿命だったからしょうがないんだけど…
でも、忘れられない。と、少し遠い目をして、しかし七海を振り返って「へへ」と笑った灰原のことを七海はずっと覚えていた。
ぐ@pn5xc
DONETwitterでとこのべさん@tokonobe75が七海の元カノが恋愛相談するとしたらとお話されていて、書きました😊サラリーマン時代の七は絶対モテたはず、でも… 2023.1.13七海の元彼女のお話 今お付き合いしている彼のことなんですが、見た目は完璧。デートのときも完璧にエスコートしてくれて友達にも羨ましいって言われています。でも私の話は聞いてくれるんですが、彼自身の話はあまりしてくれないんですよね。この間ベッドの後で何故か遠い目をしている彼を見てしまい、そういえば彼の心からの笑顔を私は…
その後、違和感を抱えながらも彼女はお付き合いを続ける。時々問い正しても「そんなことはないですよ」と静かな笑顔で躱される。彼女が疲れているとき彼は甘いものを買ってきてくれる。高級なものが多いが何故かコンビニスイーツなども買ってくる。彼女は実は甘いものはそう得意ではない。何回目かにそれを伝えたとき、彼は一瞬黙った後ひどく狼狽してしまった。
1119その後、違和感を抱えながらも彼女はお付き合いを続ける。時々問い正しても「そんなことはないですよ」と静かな笑顔で躱される。彼女が疲れているとき彼は甘いものを買ってきてくれる。高級なものが多いが何故かコンビニスイーツなども買ってくる。彼女は実は甘いものはそう得意ではない。何回目かにそれを伝えたとき、彼は一瞬黙った後ひどく狼狽してしまった。
しがない
DOODLE雰囲気ポエミー小説(?)です。さとるの独白で暗め。⚠ご注意事項⚠
・死や薬物を匂わせる表現があるので、苦手な方はご注意ください
・タグは一応七五にしましたがカプはないかもしれません
・正直に申し上げますと、推しの曲からインスピ受けまくっております 1197
ぐ@pn5xc
DONEバレンタインデーのおバカな話😊🍫💖前にポッキーの日に書きかけてそのままになってたのをこちらに回しました(笑)2023.2.14
五条がバレンタインに巨大ポッキーを持ってきた話11月11日のポッキーの日には、五条は毎年飽きもせず赤い箱を持ってやってきた。
「な〜なみ♪ポッキーゲームしよ♡」
他愛ない遊びだが恋人が喜ぶならと付き合っていた七海だったが、五条は七海が思う以上にこれを気に入っていたらしい。それがわかったのは今日、2月14日バレンタインデー。様相は大きく違っていた。
「な〜なみ♪ポッキーゲームしよ〜♡♡」
「………何ですか?それは」
五条が手にしているのは長さにして40センチ、直径5、6センチはありそうな、巨大な、それをポッキーというのならば、ポッキーであった。
「うふふ、バレンタインバージョン♪特注だよ〜」
特注ということは作らせたということか。
どこに?何と言って??
「だってさ、いつものだとすぐに終わっちゃうじゃん?これなら長く楽しめると思って」
1823「な〜なみ♪ポッキーゲームしよ♡」
他愛ない遊びだが恋人が喜ぶならと付き合っていた七海だったが、五条は七海が思う以上にこれを気に入っていたらしい。それがわかったのは今日、2月14日バレンタインデー。様相は大きく違っていた。
「な〜なみ♪ポッキーゲームしよ〜♡♡」
「………何ですか?それは」
五条が手にしているのは長さにして40センチ、直径5、6センチはありそうな、巨大な、それをポッキーというのならば、ポッキーであった。
「うふふ、バレンタインバージョン♪特注だよ〜」
特注ということは作らせたということか。
どこに?何と言って??
「だってさ、いつものだとすぐに終わっちゃうじゃん?これなら長く楽しめると思って」
exc_1219(えー)
MOURNING吸死と七五のクロスオーバー。頭の中に話はあるが書き上がる気がしない。格好良く銃を撃つロナルドは書きたいが最強が居るので仕事できない気がする。ナニコレ。供養。94+75でクロスオーバー「遅っそいなぁ、いつ来るんだよ」
すでに時計の針は夜の八時を回っている。
横浜の雑踏が騒がしい。
JR新横浜駅近く、セブンイレブンの近くの歩道に突っ立って行き交う人々を眺めながら、特級呪術師の五条悟は口の中で文句を漏らし、ポケットから引っ張り出したスマートフォンの画面を叩いた。
慌てて返信してきたのだろう、「あとごふでとうちゃしま」と奇妙な日本語の送り主は東京都立呪術高等専門学校の補助監督だった。年若いことは知っていたが顔をうっすらとしか思い出せないところから考えるに、補助監督になって日が浅いのだろう。
今日の昼間は一際日差しが強かった。
仕事はあと一つだし早く帰ってシャワー浴びたいなぁ、と口中でぼやいた五条は騒がしい雑踏に混じって聞き知った声が流れてきた気がして顔をあげ、いやいや違うだろと視線を落として、また顔をあげる。
3963すでに時計の針は夜の八時を回っている。
横浜の雑踏が騒がしい。
JR新横浜駅近く、セブンイレブンの近くの歩道に突っ立って行き交う人々を眺めながら、特級呪術師の五条悟は口の中で文句を漏らし、ポケットから引っ張り出したスマートフォンの画面を叩いた。
慌てて返信してきたのだろう、「あとごふでとうちゃしま」と奇妙な日本語の送り主は東京都立呪術高等専門学校の補助監督だった。年若いことは知っていたが顔をうっすらとしか思い出せないところから考えるに、補助監督になって日が浅いのだろう。
今日の昼間は一際日差しが強かった。
仕事はあと一つだし早く帰ってシャワー浴びたいなぁ、と口中でぼやいた五条は騒がしい雑踏に混じって聞き知った声が流れてきた気がして顔をあげ、いやいや違うだろと視線を落として、また顔をあげる。