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    viole_t_te

    成人 夢創作
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    viole_t_te

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    ハロウィンの日に神がサキュバスの話なんてするから…(怪僧と菫サキュバスパロ)なぜか続きそうで草

    サキュバスパロ「ひ……っ! む、無理ぃ……」
     十月三十一日の真夜中。珍しく寝室の窓を開けたまま寝落ちをした私が目を覚ますと、見知らぬ女性がベッドの脇にしゃがみ込み、何やら泣き言を零していた。
    「ん……、おや、」
    「わっ……! お、起きちゃった……? え、どうしよ、うわ、」
     徐に起き上がる私を前に、彼女が立ち上がりベッドの脇を右往左往する。何やらおどおどと怯えているようだが、どちらかと言えば怯えるべきは何者かに家屋への侵入を許してしまった私の方ではなかろうか。しかし、目の前に現れたこの可愛らしい侵入者からは、命を奪おうだとか金品を盗もうだとか、そういった気配を全くといって感じなかった。
    「貴女は何者ですか?」
    「……」
    「可愛らしい侵入者さんのようですが」
     ベッドに座り直し、私は彼女に尋ねた。彼女は肉感的な肢体を露わにした淫らな装いで、頭には角、背中には黒い翼、そして細長い尻尾がゆらゆらと動いている。
    「え……っと」
    「はい」
    「わ、わたしは……!」
     彼女は一瞬躊躇いを見せたがようやく覚悟を決めたのか、私の目を見据えじりじりと歩み寄ってきた。ベッドに手を付き、膝を乗せて四つん這いになり距離を詰めてくる彼女の姿態は、艶めかしく窓から差し込む月光に照らされて魅惑的な輪郭を浮かび上がらせた。
    「わ、わたしはサキュバス。あ……あなたの精をいただきに来ました」
    「サキュバス、とは……あの?」
    「……どのかはわかりませんけど、ご存知ならその通りの存在です」
     サキュバス。キリスト教の教義では悪魔の一種とされている存在であり、性行為を通じて男を誘惑するため、女の形で男の前に現れる超自然的存在として伝承されている。それが私の元に実際に舞い降りた……ということらしい。確かに、その見目は文句の付けようが無いほど私好みの麗しく楚々とした顔立ちに、声は悪魔とは似ても似つかぬ玲瓏さを宿しているが、ひとたび身体に目を向けると、そこには男の欲を奥底から搔き立てるためにあると言っても過言ではない見事な肉体が私を誘惑している。健全な男であれば、彼女に見つめられるだけで勃起を禁じ得ないだろう。
    「あなたは、わたしに身を預けていればいい……」
     彼女にじり寄られ、私は再びベッドに身体を沈める。私に覆いかぶさるように密着する彼女がゆっくりと顔を近づけ、今にも唇が触れそうな距離にまで「あ~~~~!!!!!!!! むり!!!!!!!!」
    「……はい?」
     突如至近距離で叫ぶ彼女にこちらも動揺が隠せない。先ほどまで私を組み敷いて馬乗りになっていた彼女は物凄い勢いで後退りし、ベッドから転がり落ちてしまった。
    「大丈夫ですか?」
     床に座り込んだまま、涙目で私を見上げる彼女に手を差し伸べると、彼女は「やっぱむり……」と呟きながら私の手を取り立ち上がった。なるほど、こうして見るとサキュバスを名乗るだけのことはある、と思わず感心する。私の目線の先にははちきれんばかりに膨らんだ双丘が、彼女が動くたびにぷるんぷるんと揺れ動いている。私の股間にも一層熱が集まり、硬く陰茎が隆起していく。
    「わたし、今日こそ成果を出さないといけないのに……!」
     そう言って彼女はついに泣き出してしまった。
    「落ち着いてください。良ければ、私に事情を説明してくださいませんか?」
     肩を震わせて泣きじゃくる彼女をそっと抱きしめ、出来る限り優しい声色で語りかけると、彼女は腕の中でこくん、と小さく首を振った。密着する柔肌に私は一層勃起した。

    「……なるほど。では、一人前のサキュバスになるまで帰る場所も何もなくなってしまった……と。それで私の元に辿り着いたのですね」
    「そ、そんなところ……です」
     要約すると、彼女は魔界から来たサキュバスなのだが、未だ男性経験がなく、魔界での実績も最下位の所謂落ちこぼれだったのだそうだ。そこで見かねた魔界の長が人間界で修行を積んでくるようにと彼女に命じたのだという。
    「こんな可愛らしいお方を見知らぬ土地に放り出すなんて、魔界の長は厳しい方なのですね」
    「はい……わたし、これからどうすれば……。いや、ちゃんと経験を積んで立派なサキュバスを目指せという意味なのはわかってるんですけど、でもこんな調子でやっていけるか、」
     ベッドの上で正座のまま俯く彼女が不安げにそう零した。その瞬間、私の脳裏にある方法が過ぎった。すっかり意気消沈してしまった彼女の両肩を掴むと、私は彼女にある提案をした。
    「そういえば、サキュバスというのなら貴女も悪魔の端くれなのでしょう?」
    「ええ、まあ……」
    「なら、私と契約しませんか。一夜限りの交わりではなく契約を交わし、今後私が貴女に精を安定的に供給します。その間、私と一緒にいやらしい事を沢山お勉強致しましょう。それなら貴女もきっと立派なサキュバスに成長できることでしょう……どうです? 悪い話ではないのでは」
    「い……いいの? わたしで……」
    「私は貴女なら大歓迎です。さあ、契約を」
     こうして私はハロウィーンの夜、突如舞い降りたサキュバスと契約を交わし、めくるめく快楽の坩堝へと足を踏み入れる事になったのだった。

    続く! 続くのかこれ
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