陽炎@ポイピク ジョジョ5部プロペシメインです。パソコンもペンタブもないので携帯撮り&アナログ絵しかうpしません。🍞🚄🍊🍋の沼にも浸り中時々®️®️®️🔥🌊 ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 490
陽炎@ポイピク☆quiet followMOURNINGアバ誕なのでひっそりと需要も供給もなさそうな同僚×アバ 「アバッキオ、どうして私を避けるんだ」終点の停留所。ナランチャという彼の仲間をそこで待つ事になったのはいいが、アバッキオは何故か私への態度が余所余所しい。「あんたは俺を許していないだろ」「許す?」アバッキオの長い黒コートが風に揺れた。「…あんたは…俺を庇う必要なんてなかったんだ。あの時撃たれるべきだったのは俺だった」夜明け前のような虹彩に影が落ちる。「俺はあの男から賄賂を受け取っていた。だから銃を向けた時も躊躇って引き金を引けなかったんだ……。立派な警察官に憧れていた筈なのによ。そう――あんたのような」懺悔室で聞くような独白の声は僅かに震えていた。「俺はあんたが死んだ後、警察官を辞めてギャングに堕ちた最低な野郎だ」アバッキオはそう言って自身のスタンド能力であるムーディ・ブルースで彼の姿へと変えた。死後の世界というは便利なもので私にもスタンドというものが見える。「あんたが命を犠牲にしてまで守った俺はあの時既に正義の心なんざとうに喪っていたんだよ」睫毛を伏せて必死に耐えるアバッキオの瞼に手を伸ばした。「レオーネ」「……ッ、」眦を親指で拭い軽く口付けを落とす。「おまえが生きてくれて良かった」アバッキオの目が見開かれる。「後追いするようだったら殴っていたかも知れないが、」両腕でしっかり抱き締め背中を撫でた。「私がおまえを守った理由?単なるエゴだ。正義感からじゃない。おまえの体に銃弾が貫くなど私には耐えられなかった」「――俺、は、」アバッキオの掌が迷った様子で空中を彷徨う。「分かってるさ。お前が落ち着ける場所はあのブチャラティという男と一緒の時だけなのだろう?」アバッキオは肯定も否定もしなかった。「もし此処にブチャラティが来る事があれば。その時まででいい。私の傍に居てくれないか、レオーネ」彼の手を取り握り締めると。「参ったよ。昔からあんたはそうだった。生真面目で頑固。警察官になるべくしてなった男だ」振りほどこうともせずアバッキオは泣きそうな顔で笑った。Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow 陽炎@ポイピクMOURNING教皇選挙ネタバレベニロレキスしてるのでワンクッション 2056 陽炎@ポイピクDOODLE現代の日本で生活するどすてぃちゃん達がご飯作って食べるだけのシリーズ筍と春雨スープドスティ花冷えの雨が朝から降っている。 肌寒さの中私は軽くストレッチをし朝食作りを始めた。 「うえぇ雨かぁ……」 ビームのぼやく声に私は顔を上げる。曇った表情のビームが恨めしそうに窓の外を見やっていた。 「送ってやりたいのはやまやまだが、これからリモートワークなんだ」 私はトースターに食パンを入れる。 駅近故に私は通勤は電車移動だ。それでも最近は通勤ラッシュの満員の列車に辟易して、パソコンさえあればどこでも仕事が出来る強みを活かしてリモートワークへ切り替えた。 勿論、ビームのバイク通勤の大変さは知っているから、車の免許だけは取った。ただビームは私に気を遣ってなのかレンタカーで送り迎えしてくれと頼んできた事はない。 分かっている、それはシェアハウスに駐車場がない事を理由に私が車を買う事を先延ばしにしているせいだ。 3032 陽炎@ポイピクDOODLE日本でご飯作って食べるだけのどすてぃちゃん達(カップリング要素なし)春の山菜ドスティ春がやって来た。 春告鳥の鳴き声で目が覚める。本当はまだ眠いが、今日は折角の休日だ。隣で寝るビームのまろい頬を少しでも堪能したい。掌で触れるともっちりとした弾力が返ってくる。 その温かさにラーマは心の中に春の陽気が差し込む気分だった。ビームを起こさないようにそっとベッドを抜け出す。 そして着替えると毎朝の習慣であるランニングの為シェアハウスを出た。 朝はまだ肌寒いが、周りの景色が季節を感じさせてくれる。 風に揺れる花、微かな梅の香り。 住宅街を抜ければ小さな公園があって、そこには桜の木が植えられており、花の開き具合を観測するのが最近のラーマの密かな日課だ。桜の花を初めて見た時はそこまで感動しなかったものだが、ある日定食屋からの帰り道ビームが桜の花に目を輝かせて以来は、綺麗な花だと思えるようになった。 3083 陽炎@ポイピクMOURNING龍捲風と陳洛軍。カップリング要素なし豆腐花この青年は本当に飯を奢り甲斐がある、と目の前の男の食べっぷりを眺める。龍捲風はいつものように叉焼飯を食べ終えた後、豆腐花と自分を交互に見遣る陳洛軍に餌を目の前に待てと言われてる犬のようだと内心呟いて苦笑を浮かべた。 「食べないのか?甘くて美味いぞ」 甘味のついた滑らかな豆腐を掬い取る。 シロップに浸された豆腐を洛軍は相変わらず不思議そうに見遣っていた。 「甘いものなのか、これは?」 「……苦手だったか?」 龍捲風は豆腐花を口に運んだ。豆腐花は龍捲風の好物で、阿七は叉焼飯の後の食後のデザートとしていつも出してくれる。 「苦手とかじゃない。――毒でなければ、何でも食べていたから」 そういえば、密航者だったか。食べ物の取り合いもあっただろうし、飢えと空腹を凌いだ日々もあっただろう。 1324 陽炎@ポイピクDOODLE二人がご飯作って食べるだけの現代AU左右なし全年齢ラーマとビーム炊き込みご飯ドスティ秋は様々な食材が旬を迎える。 ラーマは日本の秋が好きだった。暑過ぎず寒すぎず、湿度も丁度良く、近所の公園の紅葉が色付き、スーパーに行けばビームの好きな茸が並んでいるからだ。 ビームは日本に来て初めて食べたのが野菜と茸の炒め物らしい。最初はその見た目に食べられるかと危惧したそうだが、一口食べて大層気に入って、秋の間は定食屋でずっとそればかり頼んでいたようだ。 ラーマは籠の中に様々な茸を入れていく。エリンギはなるべく大きさが同じものを手に取って、私とビームみたいだなと微笑んだ。すっかり顔馴染みになった店員がにこやかに会計を済ませていく。ラーマは漸く使い方に慣れてきたエコバックに食材を詰め込んでから携帯でビームへメッセージを送った。 3265 陽炎@ポイピクDOODLEオレ自慢の針と糸ネタバレ有りオレ自慢の針と糸でプロシュートがサルーテの元からペッシを救出した後のエピソード(妄想)雛鳥「いってぇ!」 アジト内に目を覚ましたペッシの悲鳴が響く。 「口開けるんじゃねぇ。傷口開くぞ」 アルコールを染み込ませた綿をピンセットで持ってプロシュートはペッシの唇の端へ宛がった。 「こ、こんなんほっといても治りますし!」 口でこそ強がっているが、目の端には涙が溜まっていて、漸くペッシが恐怖から解放された事を物語る。 ペッシが自ら口をビーチ・ボーイの能力で接合した事に動揺したサルーテを直で枯らして留めに頭を銃で撃ち抜いた時、ペッシは半ば気を失ったようにぐったりとしていた。 鏡を持っておいて正解だった。イルーゾォのマン・イン・ザ・ミラーで安全を確保し、ワイナリーからアジトへと連れ帰ったのだ。 ペッシは無意識にスタンドを発動させたままだった。 2461