愉快な仲間夏も本番になり暑い日が続いているが、今日は心地の良い風が吹いていて、日光浴も気持ちいくらいの気候だった。珍しくせなっちがこっちに帰って来ており、忙しそうだったもりっちと三人で時間があったので、ES敷地内にある緑地でランチをすることにした。
「いい天気で良かったね〜」
「まあ、良過ぎる天気だったら断ってたからねぇ〜」
「瀬名は神経質だものな!」
「いやいや、もりっちが気にしなさ過ぎなんだって」
「なるほど、わからん!」
「ちょっとぉ?!」
もりっちのボケにすかさずツッコムせなっちを見ると、数ヶ月前までの日常と変わらない光景につい笑いが込み上げてしまう。
「かおくん何笑ってるの?」
「あははっ、二人とも変わらないなって」
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