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    shiba

    @mie_v0_0v
    主にobm、留♂〆のSS置いてます。
    たまーに絵も描きますが、アナログなので、落書きのようなものがほとんどです。
    反応いただけると嬉しいです。

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    shiba

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    バルバトス、誕生日おめでとう!!

    ささやかながら、ウチの留♂〆がお祝いに来たよ!
    ただ、イチャついて帰っただけだけどね笑
    そんな感じの短いお話です。

    捏造ありますので、ご理解いただける方だけお進み下さい。

    #ObeymeBD
    #obeymeBarbatos

    執事の、誕生日。('22)バルバトスの誕生日プレゼントに何を送ろうかと、頭を悩ませる。
    MCに相談すると、「人間界に有名なマカロン専門店がある」と教えてもらったので、二人で人間界に出向き、そこのマカロンと、桃のフレーバーの紅茶を買ってギフトにした。

    魔王城のチャイムを押すと、珍しく、慌ててバルバトスが姿を現す。

    「申し訳ありません。少し、立て込んでおりまして…」

    そう言うと、バルバトスは一歩下がり、俺たちをエントランスに迎えてくれる。
    そこに入って、あのバルバトスが忙しくしている理由がわかった。
    エントランスには、フロアを埋め尽くすほどの色とりどりの花が置かれており、それを配置している最中なのだというのが見てとれた。

    「こちらは、全て坊っちゃまからの贈り物でございます。毎年いただくのもしのびなく、結構です、とお断りしているのですが、年々、バージョンアップしておりまして…」

    よく見ると、フロアの端にはリボンで飾られたプレゼントの山もある。
    これをすべて、ディアボロが。
    愛というかなんというか、さすが、次期魔王ともなると、スケールが違う。

    「そうだったんだね。大変な時にごめん。これ、俺たちからの誕生日プレゼント」

    そんなエントランスの様子に圧倒されながら、ここに来た目的を思い出し、後ろ手に持っていたプレゼントを差し出す。

    「ありがとうございます。…おや、こちらはマカロンと、紅茶、でございますか」

    さっそく包みを開けたバルバトスが、珍しく、少し顔を綻ばせたのがわかった。

    「うん。人間界で有名なお店のマカロンと、夏限定の桃の紅茶。お口に合えばいいんだけど」

    「私の好物ばかりで大変嬉しいです。ありがとうございます。さっそく、こちらの整理が終わりましたらいただきますね。お二人で選んでいただいたのですか?」

    バルバトスが俺たち二人を交互に見ると、珍しく隣で大人しくしていたMCが口を開く。

    「そう。ま、人間界デートのついでに?」

    「ひっ!」

    いつもの子供のような笑顔で冗談めかして言ったかと思えば、急に、俺の腰に手を回してくる。
    それがちょうど俺の肌が露出している部分に添えられ、俺は思わず小さな声を上げてしまう。

    「それはそれは、仲のよろしいことで、羨ましい限りですね」

    「でしょー」

    MCは、そんな俺に視線を寄越すことなく、何食わぬ顔でバルバトスと会話を交わしている。
    しかし、その手はずっと俺の腰をさわさわと撫で続け、俺は、その手を剥がそうと必死に抵抗し、バルバトスに見えないところで、静かな攻防を繰り広げていた。

    「じゃ!渡すもんも渡したし、帰るね。バルバトス、誕生日おめでとう!」

    「お、おめでとう!バルバトス」

    「はい、ありがとうございます」

    何回か言葉を交わしたあと、MCがあっさり話を締めて魔王城をあとにする。
    俺も慌ててバルバトスに挨拶し、腰を引かれるままMCについていく。
    そんな俺たちの後ろ姿を、バルバトスが丁寧に一礼して見送ってくれた。

    「ちょっと!バルバトスの前で、あんなことしないでよっ!」

    魔王城の大きな門を出るやいなや、俺はMCに注意する。
    しかし、MCはいまだ、俺の腰を抱いたままだ。

    「なんで?別にいいじゃん。デート行ってきたのは事実なんだし、仲良しアピールしても」

    「それはいいけど、そのっ…変な触り方、しないでっ」

    腰を抱かれるまではまだ許せた。
    でも、MCの撫で方は、明らかに、その、いやらしい。

    「ふーん…反応しちゃった?」

    「ぴっ!」

    MCが俺の耳に顔を寄せ、ふーっと息を吹きかけながら耳元で話す。
    そんな不意打ちに、俺は思わず変な声が出てしまう。

    「ははっ!ほんと、敏感で可愛いなぁ、シメオンは。メゾン煉獄に帰るまで、もーちょっと我慢してねっ」

    そう言うと、耳の縁にチュッと音を立ててキスをしながら、腰の布の隙間から指を差し込んでくる。
    今はたまたま周りに人がいないとはいえ、公共の場で何をしているんだ、この人は!

    「ダメっ!もぉっ!」

    俺は、明らかに自分が耳まで真っ赤になっているのを感じながら、腰に回ったMCの手をペチンッと叩いて、俺から引き剥がす。
    MCは、ちぇーっ、という風に叩かれた手を振ったかと思うと、ごく自然に、俺の手を握って歩き出す。
    こういう、さり気ないリードが出来るところに、またキュンとしてしまうのだ。
    やっぱり、この人には敵わないな。

    ――――――――――

    一方その頃、バルバトスは、仲睦まじく去っていった二人の後ろ姿を見送ると、

    「シメオン、隠せていると思っていたのでしょうか?こちらからはすべて見えていたのですが。ふふ、本当に、種族を越えた愛とは、素晴らしいものですね」

    そう言いながら、再び、エントランスの花畑の中へと消えていった。
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    shiba

    DONE留♂〆です。
    ベルフェのデイチャから、「うとうとしてるシメオン」をテーマに書いてみました。
    ベルフェが勝手にしめぴを枕代わりにするなんて、ズルい。
    そもそも、うとうとするしめぴがわかりみすぎてキュンキュンする!
    そんなお話です。

    捏造ありますので、ご理解いただける方だけお進み下さい。
    はじめての、うたたね。お昼前、シメオンからメッセージが来た。

    『お弁当作ってきたから一緒に食べよう?中庭で待ってるね!』

    付き合いたての頃は、人前で二人になるのが苦手だったらしく、RADにいる間は、極力俺を避けていた。
    しかし最近は、俺の努力の甲斐あって、少しずつ、恋人として堂々としてくれようとしている。
    俺としては、それがとても嬉しい。
    もちろん、一人の時間や友達との時間も大事だけれど、やっぱり、出来るだけ、シメオンとの時間を増やしたい。
    そう思った俺は、授業が終わると、足早に中庭へと向かった。

    大きく開かれた両開きの扉を抜けると、中庭に出る。
    芝生の広場の中に大きな木がポツポツと立ち、そこが生徒たちの憩いの場となっている。
    恐らく、どれかの木の所で待っているのだろうと思い見回してみると、一本の木の根元に、見覚えのある白いマントと、そこから艶めかしく出ている褐色の肌の後ろ姿が見える。
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