🍡ちゃんが疑ったら良い感じになった話「では、蜜璃出掛けてくる」
「うん、いってらっしゃい!」
ここ二月で小芭内さんが三回も泊まりで出掛けている。
最初は何も気にしていなかった。でも、前回の泊まりの時に小芭内さんからフワリと薫ったのは確かに小芭内さんがあまり好まない甘い薫りだった。
それからずっと悩んでる。
小芭内さんだし、浮気とかではないと思う。だけど、女性と泊まりって仕事でもないのに何で?理由がさっぱり分からない。
私は今は彼を抱き締めることも出来ないから飽きられちゃったんだろうか?
「かか!」
「はいはい、どうしたの?」
「しのぶちゃん来たよ!」
「ありがとう。ここに案内してくれる?」
「うん!」
長女は最近とってもしっかりしてきて、下の珊瑚の事も見ててくれるし、私が手が無いから、そのお手伝いをしたいと色々してくれる。
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