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    ザライブ「…未来へ」に脳を焼かれているヒルマゲント限界オタクが脳内のイマジナリー神尾ジンさんを通して出力した怪文章。
    ジンさんのモノローグ。ほぼ全編捏造注意。細かいことは気にしないで下さい。

    え?たぶん彼はこれからもずっと亡くした相棒の事を引き摺るし思い続けるでしょうよ。墓参りの言葉から謝罪が消えて、他愛のない雑談と近況報告が増えるのだろう。

    #ヒルマゲント

    あの世から心を込めて 相変わらず、ここは暗い。光の射さない空と底の無い足元、時間の流れも魂の存在も曖昧になるこの場所は、所謂地獄というヤツだ。ま、責め苦を受けるわけでも無ければ戦いが起こるわけでも無い、穏やかでひたすら無味な死後の世界と言った方が当てはまるかな。
     ここにやって来たヤツは、初めのうちはその魂を保っている。どうやら、現世でそいつの事を覚えている存在が多いほど、魂の輪郭を保てるみたいだ。時間が経てば人は死人を忘れていく。曖昧で、ぼんやりとしたかつての自我の欠片達が流れていく。
     俺?俺は…そうだな、死んでから結構時間が経ってるけど、まだ俺を保ってる。現世で未だに俺の事を引き摺ってるやつが居るんだ。俺の事をずっと覚えてて、ずっと悼んでくれている。それが誰かはわかってる。時たま、暗い空が割れて、あっちの声が聞こえる。またあのバカ、俺の墓の前で謝罪してる。いい加減前を向いて欲しいもんだ。

     俺が死んでから随分と経つけど、俺はあいつのこれまでの人生を知ってる。なんでかって?あいつは何かあるたびにわざわざ俺の墓の前までやってきては、つらつらと近況報告をしてくれるのだ。死人にいちいち報告しに来るんだぜ、他に話す相手、居ないのか?
     初めて俺の墓前に来た時、アイツはまだ怪我が治っていなかった。いや、俺が死んだときの怪我じゃなかったのかもしれない。頭に巻いた包帯に、しっかりと血が滲んでいた。また無理をしてる。それからしばらくは酷かった。どのくらいの間だったろう、墓前にやって来るあいつの身体に新しい傷があり続けたのは。よっぽど化けて出てやろうかと思ったよ、俺がせっかくつないだ命を無為にするんじゃないって。自分をもっと大事にしろって。まぁ、杞憂だったし、化けて出るやり方なんか分かんなかったけど。

     あいつが墓前で語る話の内容はいろいろだ。彼女の、サトコちゃんとの事。息子の、ジュンと名付けた子の事。特機団の活動、新たなメンバー、相も変わらず頭の固い上層部への愚痴や、終わることのない怪獣災害と戦う日々…。
     でも、いつだってあいつの話は謝罪と、感謝が詰まっていた。何度謝られただろう。何度礼の言葉を述べられただろう。俺はもうお前に言葉を伝えることなんてできないのに。謝罪も感謝も、お前からの一方通行になってしまうのに。お前の言葉も気持ちも、十分すぎるくらいに伝わっているのに。何か言葉を返せたなら。一言でも言葉を返せたなら。どれだけ時間が経っても輪郭を失うことの無い魂の全てで、そう思っていた。

     だからさ、嬉しかったんだよ。お前が新しい出会いを話してくれて。お前の隣にはもう俺じゃない相棒が居るんだって、お前が心から信頼できる相棒が、お前の隣に居てくれて。  
     一方通行の地獄に穴が開いて、言葉を託せる友人が現れた。それは奇跡だと思ったけど、でもきっと、お前が繋いだ縁なんだろう。な、ゲント。俺はきっと幸せ者だったんだと思うよ、こんなに想ってくれるお前がいてさ。でも、本当に幸せ者なのはお前の方なんだ。ずっと、ずっと幸せ者で居てくれ。家族と、仲間と、そして相棒さんと。ずっとそうして居てくれたら。
     いつかの未来でお前がこっちに来ることになったら、その時にまた話そう。
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    DOODLEザライブ「…未来へ」に脳を焼かれているヒルマゲント限界オタクが脳内のイマジナリー神尾ジンさんを通して出力した怪文章。
    ジンさんのモノローグ。ほぼ全編捏造注意。細かいことは気にしないで下さい。

    え?たぶん彼はこれからもずっと亡くした相棒の事を引き摺るし思い続けるでしょうよ。墓参りの言葉から謝罪が消えて、他愛のない雑談と近況報告が増えるのだろう。
    あの世から心を込めて 相変わらず、ここは暗い。光の射さない空と底の無い足元、時間の流れも魂の存在も曖昧になるこの場所は、所謂地獄というヤツだ。ま、責め苦を受けるわけでも無ければ戦いが起こるわけでも無い、穏やかでひたすら無味な死後の世界と言った方が当てはまるかな。
     ここにやって来たヤツは、初めのうちはその魂を保っている。どうやら、現世でそいつの事を覚えている存在が多いほど、魂の輪郭を保てるみたいだ。時間が経てば人は死人を忘れていく。曖昧で、ぼんやりとしたかつての自我の欠片達が流れていく。
     俺?俺は…そうだな、死んでから結構時間が経ってるけど、まだ俺を保ってる。現世で未だに俺の事を引き摺ってるやつが居るんだ。俺の事をずっと覚えてて、ずっと悼んでくれている。それが誰かはわかってる。時たま、暗い空が割れて、あっちの声が聞こえる。またあのバカ、俺の墓の前で謝罪してる。いい加減前を向いて欲しいもんだ。
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    S24243114_0102

    DOODLEゲントが窮地に陥った時、ブレーザーさんが彼の身体を借りて助けてくれた話
    ほぼほぼ捏造。
    細かい事は気にしないでください。

    Xでアンケート取った結果及び書いた人が生身スパイラルバレードに固執しているせいで哀れにも文字通り木っ端微塵に焼かれた宇宙人さんですが、基本ノーモチーフです。円谷作品にたまにいるなんか飄々とした感じの異星人的なやつだと思います。
    蒼と炎[クソッ何なんだあの人間!なんで動けるんだよ!]
    薄暗いビルの間、彼は今大いに焦っていた。簡単な仕事のはずだったのだ。この星には同業者はほとんど進出していないと聞いていたし、いわゆる防衛隊もさほどの規模ではないと。だがしかし、どうして気づかれたのだろうか、いつの間にやら複数の尾行者がついてきていた。

    何とか振り切ろうと慣れない街を走り回り、大半の追っ手を撒いたはずだった。ただ一人、執拗に追ってくるその男に気づいたのは、日が傾き辺りを薄闇が覆い始めた頃だった。捕まると後々面倒だ、一人だけなら何とか対処できるか、そう考えた彼は追っ手を誘い込むことにした。手持ちの端末で周囲をスキャンし、人気のない場所へ向かう。喧騒から離れた路地裏、端末のジャミング機能が十分に働いていることをを確認した彼は、追っ手の方に向き直った。
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