幸せ色、しゃぼん玉「幸せ色、しゃぼん玉」
最近、ルームサービスとして修行中の元野良アイルーのチビ太の様子がおかしい。
嬉々として出かけて行った修行も、とぼとぼと肩を落として帰る日が多くなっていた。
気になった八雲は、それとなくカルネにチビ太の様子を聞くが、カルネも最近は大半の時間をウツシと共に新人研修のお手伝いをしている為、分からないとしょぼんと耳を下げて首を振られる。
どうやらカルネもチビ太の様子が気になっていたようだった。
そんなある日、八雲はチビ太の落ち込んでいる原因に触れることになる。
八雲はだんご粉の手伝いの合間に、今日も新人研修に向かうウツシに弁当を届けに集会所へやってきた。
最近、さらに執拗に絡むようになったウツシからなんとか逃れると、ふとチビ太の様子を覗いてから帰ろうという気なり、集会所準備室へ足を向ける。
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