おじショタ(出会い編?)あの子を殺してから何もかもが楽しくない、つまらない。何故、僕は生きている?あの子が『生きて』と言ったからだ
「御当主様におけまして……」
「ンな前置きいらないから、さっさと用件を言ってくれる」
目の前にいる男と女を五条の冷たい蒼の瞳が見下ろし、氷のような声が広い室内に響いた。男は当主の機嫌がこれ以上下がらないうちにと思ったのか女を置いて部屋から出ていった。そして部屋の外からナニかを引き摺るような音を聞こえ、襖が開く
「こちらを御当主様にと、」
「コレはあらゆる呪いや災いを持ち主に代わり受けるという呪物でして……」
ドサッと五条の前に投げ捨てられるように倒れた幼子を見て、五条は目を見開く。幼子は五条が今も唯一愛している子と瓜二つだった