花京院と過ごす初めての夏休み。
図書館で宿題を終わらせ(互いの好きな本を見せあい 縁側花火と縁日と 日帰りの海水浴。
ジュージツしてたと思うが。俺だけか。
J「どこか行きたいとことかねぇか」
K「え… そうだな」
で始まる 夏の終わりのプラネタリウム。
K「夏の星座のプログラム今日が最後だって聞いて」
君といきたいなって思っていたんだ。
J「…小学校ぶりだぜ」
シートに収まるといいねー。ぬかせ。
照明が落ちゆっくり倒れていくシート。
J「…」
そういえば あの旅ではよくこうして星を見ていた。
あの時見ていた夜空はもっずっと黒く暗く
でもすぐそこには
K「…」
J「…」
お前がいたな。
ナレーション「夏の大三角は琴座のベガ鷲座のアルタイル白鳥座のデネブを繋いで」
薄暗さの中で見合った瞳から目が離せない。