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    oriya16kf

    @oriya16kf

    織夜
    彷徨える小説書き
    X・BlueSky ID:@oriya16kf
    pixiv:https://www.pixiv.net/users/5619221
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    連載・イベント新作・R18とか置くためのポイピクです。

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    oriya16kf

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    「チョコレートより甘く(仮)」
    #曦澄 バレンタインのお話 その4
    (連載はここまで!完全版をピクシブに掲載しています↓)
    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17005280

    バレンタインポストでいただいたお題でお話を書いていきます。

    ポイピクのログにも、pixivにもある「solveシリーズ」の二人のお話。(前作読んでなくても大丈夫です)

    #曦澄
    #バレンタイン
    valentine

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    takami180

    PROGRESS続長編曦澄4
    あなたと口付けを交わしたい
     さわやかな朝に似合わない、沈鬱なため息がもれる。
     客坊に向かう江澄の足取りは重い。
     どんな顔をして藍曦臣に会えばいいのかわからない。だが、今日姑蘇へ帰る客人を放っておくことはできない。
     さらには厄介なことに、自分は藍曦臣に触れられたいと思っている。手を握られたように、口付けられたように、またあの温もりを感じたい。
    「何なさってるんですか、宗主」
     声をかけられて我に返った。いつのまにか足を止めていた。食事を片付けに行っていた師弟が、訝しげにこちらを見ている。
    「沢蕪君、お待ちですよ」
    「ああ、わかっている」
     江澄は再び歩きはじめた。
     客坊に着くと、藍曦臣はすでに外出の支度を終えていた。
    「おはようございます」
    「おはようございます、江澄」
    「もうお帰りになるのか」
    「ええ」
    「門までお送りしよう」
     江澄は踵を返した。よかった、いつも通りに話せている。
     ところが、「待ってください」と引き止められた。振り返る前に腕を取られる。
    「江澄、ひとつお願いが」
     腰をかがめて、思い詰めたような表情で藍曦臣は言う。江澄はごくりと唾を飲んだ。
    「なんだろうか」
    「また、しばらくあなたに 1443