レイマリ学パロ(表)あの子が学校にこなくなったのは今から丁度2週間前のことだった。
私は詳しいことは知らないが、噂によるとこなくなる前日に何かあったらしい。
まぁそれは当然か、と今日も主人が来てなくて退屈そうな彼女の机を眺めながらそんなことを思っていた。
今日はこの2週間で溜まりに溜まったプリントを持って、放課後にあの子の家を訪ねるつもりだ。
本当はどんな状態なのか、何をして過ごしているのか気になって仕方が無いが、プリントを受け取ってもらえれば十分だ。
家が近い訳でもないし、むしろ反対方向なのだが行きたいから行くので問題ない。
授業が終わり、部活に入っていない生徒が一斉に帰っていく。
それを横目で見つつ、彼女の机の中に入っているプリントを取り出した。
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