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    ゆめの

    @x_yumeno_x

    浮唯中心で唯受を書いています。

    カップリングごとにタグを分けていますので、参考にしてください。

    少しでも楽しんでいただければ幸いです。
    よろしくお願いします🙇‍♀️⤵️

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    ゆめの

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    浮唯。
    7章終わりで、もし唯ちゃんと浮葉さんが会話をしていたら…とイメージした話。
    暗くて、浮葉さんをひどい人にしているので注意。

    お題は診断メーカーの「140文字で書くお題ったー」https://shindanmaker.com/375517?c=1よりいただきました。
    「貴方は浮葉×唯で『嘘の質量』をお題にして140文字SSを書いてください。」

    ##浮唯
    ##エアコレ2023

    嘘の質量「御門さん、行かれるのですね」

    彼にはもう二度と会えない。そんな予感がして、思わず朝日奈唯は御門浮葉を探し回る。
    見つけ出した彼の姿は、その眼差しは唯がずっと見てきたものとは異なり、冷たく鋭く、そしてひとつの覚悟を感じさせるもの。

    「ええ、こちらのオケは私には生温いものですから」

    御門から漏れてくるその言葉は、刃物で切りつけられたかのように唯の心に突き刺さる。
    わかっていた。彼は自分たちのオケだと物足りないと感じるくらい技量に恵まれている人であることを。
    しかし、頭ではそう理解していたものの、いざそれを告げられると辛い。それは単に彼をひとりのクラリネット奏者として信頼しているだけではなく、もう少し別の感情が芽生えているからによるものであることも唯は自覚していた。

    「朝日奈さん、お世話になりました」

    無機質に告げられる別れの言葉。
    ただの別れではなく、拒絶すら感じさせる言葉。
    突き刺さる風を感じながら唯は立ち尽くした。

    ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

    「心にないことを」

    歩き出した御門に待ち伏せていた堂本が話しかける。

    「ええ。でも彼女と、スターライトオーケストラの成長のためには、必要なことですから」

    望めるのであればあの暖かな春の日差しを思わせる彼女が率いるオーケストラで演奏し続けたい。
    そして、彼らが成長する姿を間近で見続けたい。
    だけどそれは叶わぬ夢。
    ならば彼女の成長の糧になるべくこの身は散ればいい。
    そんな御門の気持ちを見透かすように、冷たい月が光を放っていた。
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    ゆめの

    PROGRESSフェリクスオンリー合わせのフェリアン小説です。

    テーマは「アンジュに告白して振られたフェリクスと振ってしまったアンジュのその後」です。
    フェリクスの、そしてふたりの行方をお楽しみ(?)ください。

    ネタは主催のまるのさまに提供していただきました。お忙しい中、ありがとうございます😌
    ※ゲーム内よりもフェリクス様が女々しいので、ご注意ください
    ※後日微修正する可能性があります
    天使が振り向いたその日「フェリクス、私たちはこれ以上仲を深めてはいけないと思うの。ごめんなさい」

    女王試験が始まり50日目。
    自分たちの仲はすっかり深まり、そしてそれはこれからも変わらない。
    そう信じて想いを告げた矢先にアンジュから向けられた言葉。それをフェリクスは信じられない想いで聴いていた。

    「なぜ……」

    なんとか声を振り絞りそれだけを聞くが、目の前のアンジュは悲しそうな顔をする。

    「言えない。でも、私たちは結ばれてはいけないと思うの」
    「そう、わかったよ。君の気持ちは」

    何とかそれだけを伝えてフェリクスは森の湖から離れることにする。
    なんとか歩を進めるものの、本当は今すぐにでもうずくまりたい。だけど、それは美しくない。そう思い、自分を奮い立たせて館へと向かう。
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