スノサ(スノーでパブリックサーチする意)「見てランガくん、君のことがこんなに呟かれている!何々……かっこいい、イケメン、睫毛が長い……ふむ、まあ少しは見る目があるようだけど君を理解出来ているとは言い難いな。……かわいい?誰だこんなことを恥知らずに発信しているのは……真にそれを知っているのは僕だけだが……?……ん、何だ……?桜に攫われる?」
「儚く美しい人間を桜が攫うという現代文学を元にしたインターネットミームの一種です」
「ほう。なかなか悪くない。この僕が草や花と同じ思考というのは少々気になるが確かに先程満開の桜の下に立っていた君は儚くて美しかった。この手の内に攫ってしまいたくなるほどに……どうしたの?……そうだね。そろそろ剥がそうか。……ああ、口元がこんなに赤くなって……突発的な行動とはいえすまなかったね……」
「……手首のこれ何?いつものと違う……」
「ああそれ!気付いてくれて嬉しいよ……以前のは痕がついて可哀想だったからよりソフトに拘束出来るものを取り寄せてみたんだ。早く君に見せたくてこれだけは常に持ち歩いていてよかった……ね?どうかな?痛くないだろう?」