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    ナンナル

    @nannru122

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    ナンナル

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    甘い話がみたい、って友人に言ったら、🎂ばーすが見たいって言われて設定ちょろっと調べて書いたネタメモ。(何番煎じとかでしたらすみません)
    思い付いたまま書き込んだから、読みづらいです。

    絶対長いから書かない:(´◦ω◦`):

    ケーキバースを書いてって言われたから、設定だけ考えた。
    ただのネタメモ。ほぼ箇条書きです。
    ※年齢操作有り


    学校帰りに家へ真っ直ぐ帰ろうとしていた類くんが、たまたま目の前を歩いていた小さな男の子に目がいって、髪色が珍しいなぁって思っていたら、車が不自然に道路の途中で止まった。ドアが開いて、中から出てきた男性の腕が子どもの体を掴んだ。たまたま目の前にいた子供が大人の男性に抱えられるのを、類くんが見てしまう。
    声が出ないように口を塞がれて車に押し込まれる子どもの姿に、慌ててその車に向かって走るんだけど、エンジンがかかって走り出されちゃう。たまたま手に持っていた試作品の追跡できる機械を投げたら運良く引っかかってくれて、その場では車を見失うけどなんとか追いかけることができる。

    機械の反応を追いかけて着いたのはどこかの倉庫みたいな所。そこに車が止まっていて、辺りを見回すと微かに物音が聞こえてくる。その音を頼りに近寄ると、襲われる子どもを見つけた。味を確かめるように首や腕を舐める男の姿にゾッとするも、側にあった鉄パイプを持って、そっと側に近寄る。うわ言のように「甘い、甘い」と男が呟く中、息を殺して鉄パイプを勢い良く振り下ろす。気絶した男を退かすと、震える子供が泣きながら怯えていて、「大丈夫だから、ね…?落ち着いて…」って頑張って宥める類くん。
    襲われたのが怖かったのか、類くんの声ですらビクッ、と体を跳ねさせて小さくまるまったその子はぼろぼろ泣きながらガタガタと震える。それでも、そっと子どもの背中に触れて、優しく背を撫でながら優しく優しく声をかけ続けた。
    漸く少し落ち着いた男の子が、泣きながら類くんに抱きついてきて、それに少し安堵する。そのまま宥めながらその場を離れて、警察に連絡した。

    警察署で言われたのは、男の子が「ケーキ」という第2次性を持っていること。あの男性が「フォーク」の第2次性であること。第2次性を持つ人はそれなりに多いので、驚く程のことでもないけど、子どもが目の前で攫われたことが強く印象に残った類くん。
    聴取が終わった少年に会いにいくと、ぎゅぅ、と足にしがみつかれて、暫く一緒に座って、彼の保護者を待つ。
    自分が「ケーキ」だと知らなかったその子は、小さな声で「怖かった」とか、「またこんな事になったら…」とか、不安でぼろぼろ泣き出すやつ。歳の近い妹がいるその子は、両親に心配をかけたくないとも言っていた。
    そんな彼の話を聞きながら、ずっとあの時の光景が消えない類くんが、「なら、僕が守ってあげる」って言い出す。
    「僕が、この先何があっても、君の傍で守ってあげる」って。
    それを聞いて、目を丸くさせたその子が、「本当に……?」って聞き返して、それに強く頷き返した。
    「絶対に、守ってあげる」って小指を出す類くんに、その子が笑って、「お約束、ね」って小指を絡める。

    こうして中学生類くんが、小学生司くんと出会って仲良くなる話。
    学校の登下校は一緒について行くし、両親が居ない日はお泊まりするくらい、お互いずっと一緒にいる。両親も、類くんが助けてくれたこともあって、信頼して預けてくれる。
    仲良しな二人から、お互い恋心に変わるまで時間はかからないし、司くんが中学生になる頃には、御付き合いも果たしてくれる。周りが認めるほど仲良しな二人。

    ある日、いつものように司くんを待っていた類くんが、後ろから襲われる事件が起きる。たまたま学校の校門前で、死ぬことは無かった。犯人は昔警察に突き出したあの男で、逆恨みで襲われるやつ。
    目が覚めた時は、病院のベットの上で、泣きながら付き添っていた司くんが、類くんが目覚めたのに気が付いてぼろぼろ泣き出すやつ。
    「類が、無事で良かった……」って言いながら類くんを抱き締めた司くんから、ふわりと甘い匂いがした。心臓が早いのは、死にかけたからだろうか。そう思い込もうとするけれど、甘い匂いに頭がくらくらして、なんとか平静を装って、司くんと接して、その後迎えに来た両親と一緒に、司くんは帰っていく。

    その日の夜、病院で出された食事は、味がしなかった。


    この後、類くんが、司くんを守るために離れようとする。
    行き帰りは別々になって、連絡も減る。会おうと言えば断られて、中々会ってくれなくなる。恋人同士なのに、距離だけがどんどん離れて行く類くんに、司くんは意味がわからなくなる。
    家に直接尋ねてくる司くんから距離が取りたくて、勝手に一人暮らしも始めて、司くんを避け始める。
    そうして1ヶ月、2ヶ月、と時間はどんどん過ぎていって、とうとう耐えきれなくなった司くんが、周りのツテを辿って類くんの家に押しかける。
    「なんで何も教えてくれないんだっ……!」って類くんの目の前で、司くんが耐えきれずに泣き出す。そんな司くんに、ここまで自分を想ってくれて嬉しい気持ちと、襲ってしまいそうな自分に対しての恐怖でぐちゃぐちゃになる類くん。正直に言うか悩んで、彼に嫌われたくなくて言い淀んで、でも、何も知らせてくれなかったのが悲しいって泣く司くんに胸が痛んで。このまま彼を騙し続けるわけにはいかない、と、拳を強く握りしめる。
    「僕のそばにいたら、僕が君を傷付けてしまうから……」って、泣きながらそう言った類くんに、司くんは漸く事情が分かってぼろぼろ泣き出した。
    家の中に、お水や固形食なんかのゴミしかなくて、味が分からなくなったのも伝わって、類くんが、「フォーク」になってしまったのだと、そこで知る。
    傍に居たいけど、一緒にいたら何するか分からないからって泣く類くんに、ほんの少しだけ安堵して、司くんがぎゅ、って抱き締める。

    「食べたければ食べていいぞ」

    そんな言葉が聞こえて、類くんが慌てて司くんを引き離そうとするのに、全然離れてくれなくて、クラクラするほど甘い匂いにどんどん理性が崩れていって…。
    我慢してる類くんに、(やはり、類は優しい奴だな…)って嬉しくなった司くんからキスをする。
    甘い味に、繋ぎ止めていた理性がぷつんと途切れて、類くんは司くんを床に押し倒した。


    「フォーク」になって、グラグラになるのと、
    「フォーク」にならずに、司くんの涙を舐めとって、「司くんの涙は甘いね」って笑う類くんもみたい。
    ならないやつに関しては、単に相手が恋人なら、何でも甘味なんだよって、笑って言うハッピーエンド。

    多分フォークになっても、類くんは司くんを食べないし、抗い続けるんだろうなぁ、とは思う。
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    Replies from the creator

    ナンナル

    CAN’T MAKE銀楼の聖女

    急に思い付いたから、とりあえず書いてみた。
    ※セーフと言い張る。直接表現ないから、セーフと言い張る。
    ※🎈君ほぼ居ません。
    ※モブと☆くんの描写の方が多い。
    ※突然始まり、突然終わります。

    びっくりするほど変なとこで終わってます。なんか急に書き始めたので、一時休憩も兼ねて投げる。続くか分からないけど、やる気があれば一話分だけは書き切りたい( ˇωˇ )
    銀楼の聖女『類っ、ダメだ、待ってくれっ、嫌だ、やッ…』

    赤い瞳も、その首元に付いた赤い痕も、全て夢なら良いと思った。
    掴まれた腕の痛みに顔を顰めて、縋る様に声を上げる。甘い匂いで体の力が全く入らず、抵抗もままならない状態でベンチに押し倒された。オレの知っている類とは違う、優しさの欠片もない怖い顔が近付き、乱暴に唇が塞がれる。髪を隠す頭巾が床に落ちて、髪を結わえていたリボンが解かれた。

    『っ、ん…ふ、……んんっ…』

    キスのせいで、声が出せない。震える手で類の胸元を必死に叩くも、止まる気配がなくて戸惑った。するりと服の裾から手が差し入れられ、長い爪が布を裂く。視界の隅に、避けた布が床へ落ちていく様が映る。漸くキスから解放され、慌てて息を吸い込んだ。苦しかった肺に酸素を一気に流し込んだせいで咳き込むオレを横目に、類がオレの体へ視線を向ける。裂いた服の隙間から晒された肌に、類の表情が更に険しくなるのが見えた。
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    ナンナル

    DOODLE魔王様夫婦の周りを巻き込む大喧嘩、というのを書きたくて書いてたけど、ここで終わってもいいのでは無いか、と思い始めた。残りはご想像にお任せします、か…。
    喧嘩の理由がどーでもいい内容なのに、周りが最大限振り回されるの理不尽よな。
    魔王様夫婦の家出騒動「はぁあ、可愛い…」
    「ふふん、当然です! 母様の子どもですから!」
    「性格までつかさくんそっくりで、本当に姫は可愛いね」

    どこかで見たことのあるふわふわのドレスを着た娘の姿に、つい、顔を顰めてしまう。数日前に、オレも類から似たような服を贈られた気がするが、気の所為だろうか。さすがに似合わないので、着ずにクローゼットへしまったが、まさか同じ服を姫にも贈ったのか? オレが着ないから? オレに良く似た姫に着せて楽しんでいるのか?

    (……デレデレしおって…)

    むっすぅ、と顔を顰めて、仕事もせずに娘に構い倒しの夫を睨む。
    産まれたばかりの双子は、先程漸く眠った所だ。こちらは夜中に起きなければならなくて寝不足だというのに、呑気に娘を可愛がる夫が腹立たしい。というより、寝不足の原因は類にもあるのだ。双子を寝かし付けた後に『次は僕の番だよ』と毎度襲ってくるのだから。どれだけ疲れたからと拒んでも、最終的に流されてしまう。お陰で、腰が痛くて部屋から出るのも億劫だというに。
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