個性の世界目を覚まし辺りを見渡すと知らない土地にいて、商店街に並ぶ店の鏡を見ると何故か若くなっており、何故かそこには幼い父がいた。
ルーク
「いやいやいたじゃないよ何これ何があったの」
エドワード
「ふむ、どうやらここは「個性」が現れる世界らしい」
ルーク
「えっ何で分かったの父さんってか、かなり若くなっちゃったね……」
エドワード
「推定だが7歳か8歳ぐらいか、ちょうど小学一年生ぐらいだな」
ルーク
「ってか、冷静だし……深く考えたらこれヤバくない」
エドワード
「安心しろルーク、どうやら異世界またはパラレルワールドみたいなものだ、スマホがこちらでも使えるのはありがたい……」
ルーク
「いや、その辺は確かに安心かもだけど、そもそも異世界だかパラレルワールドだか知らないけど僕だけならともかく何で父さんも居るのっというか「個性」って何」
エドワード
「まぁ、言うなればここは日本だ、個性とはこの世界独特の文化みたいだ、どうやら四歳で自分の個性が発覚して、その個性を扱い、仕事をしていくみたいだ、当然個性を悪用するヴィラン(敵)とそのヴィランを捕まえるヒーローが居るみたいで、ヒーローは学校で教育するみたいだな、どうやらヒーロー高校なんてものもある」
ルーク
「何それ行ってみたい」
エドワード
「相変わらずヒーローには目がないな……しかし、本当に何故俺やルークがこの世界にしかも若返っているんだろうな」
ルーク
「さぁ気付いたらここに居たし、目の前には小さい父さんが居てビックリだし」
エドワード
「それだ、それ……」
ルーク
「それ」
エドワード
「何故お前は俺が分かった」
ルーク
「えっ父さんだからじゃないの」
エドワード
「見た目小学一年生で、あの有名な台詞を言う小学一年生は正体が未だにバレていないのに俺が分かるのか」
ルーク
「父さん、スレッスレを言ったね……でも、何でだろう……父さんだって分かったよ」
エドワード
「そうか……」
ルークは己を改めて確認する
ルーク
「僕は高校一年生になるか、ならないかかなあっ、父さん「個性」って何」
エドワード
「簡単に言うと体質だな、どうやら四歳にて自分の個性を発覚すると先程言ったが、それは遺伝子経由からなのかは、未だにはっきりされてないようだ、例えば人の口から火を吹いたり、宙に浮いたりするみたいだな」
ルーク
「四歳って事は父さんも扱えるの」
エドワード
「俺やルークは異世界経由だとすると扱えないかもしれないな」
ルーク
「えっじゃあ、ヒーロー高校は……」
エドワード
「とりあえず、自分の個性を知って扱うしかないみたいだ、俺の場合「幻影」が似合いそうだが、そもそも「幻影」の個性はどう扱うのだろうな」
ルーク
「幻や幻覚とかを見せれるんじゃないかな」
エドワード
「ふむ、やってみるか……」
エドワードが個性を使うと、そこにはシバコがいた
ルーク
「シバコって、父さんシバコ見た事あるの」
エドワード
「マイカの長が俺の嫌がらせが気にくわなかったらしく、たまに写真を送ってきていた」
ルーク
「父さんとフウガ仲良くなってる」
エドワード
「しかし、これで俺の個性は分かったが、どうやら日常的に使う事は禁じられているみたいだな」
ルーク
「へっ」
エドワード
「パトカーのサイレントが聞こえる、日中の街のど真ん中で犬だが幻覚を出してしまったからな」
エドワードが冷静に解釈するとルークはエドワードを掴み走り出した
エドワード
「逃げ出すとは、それでもお前は警察官か」
ルーク
「異世界だとしても、この世界の身分を僕も父さんも持ってないんだよ捕まったら何て言えばいいんだよ異世界から来ました説で通じると思う」
エドワード
「確かにそれは大変だとりあえず、安全な場所まで逃げるぞ」
ルーク
「父さんは若返って体力的に少なくなってるから僕が運ぶよ」
エドワード
「……何故だろう父としてこれはありなのか」
ルーク
「お願いだから真顔やめて」
ルークはエドワードを連れて人気のない場所にたどりついた
ルーク
「ふぅ、これからどうしよう……むやみやたらに個性を使ったらダメなら、父さんは個性を使わないようにして……問題はこの世界に来たのは僕と父さんだけなのかだね」
エドワード
「ふむ、もしかしたらお前の相棒やチェズレイたちも来てるかもしれないという事か……確かにそれはありうるな……」
エドワードが思考して、ルークは改めて辺りを確認する、どうやら市街市に走って来たようだ
ルーク
「さっきのサイレン、僕たちを追っ手のサイレンじゃなかったみたいだね」
エドワード
「そうみたいだな、この世界では、いかに早く情報を手に入れないと危険みたいだな、どうやら私たちがいた近くで強盗があったみたいだ」
エドワードは何処からかスマホを取り出したのかルークに見せた
ルーク
「あれそのスマホ何処かで見たような」
エドワード
「お前のを無断で借りて使っているんだが」
ルーク
「いつの間にってか、インターネット通じるの」
エドワード
「いかに異世界でも、ネットワークは扱えるだろうと思い使ったらやれた、ほら……これが事件だ」
エドワードは改めてルークに事件の記事を見せた
ルーク
「本当だ、さっき居た場所の近くで起こった事件だ……なら僕も捜査に参加できるかな」
エドワード
「ルーク、さきほどから言っているが、ここは異世界でしかも今のお前は見た目中学三年生なんだぞ」
ルーク
「異世界の壁って高いんだね、よくアーロンがその壁を壊さないように守ってたのに……」
エドワード
「今回ばかりは仕方ないんじゃないか我々はいたって普通にしていたのだし」
ルーク
「そうだね、服は父さんは何故か合ってるけど僕の服は元々の服だから、確かに普段通りにして巻き込まれたんだね」
エドワード
「元々の服……ルーク、拳銃も持っているのかい」
ルーク
「えっ今確かめる……あるみたい」
エドワード
「……何故私だけこの世界に合わされたのだ」
ルーク
「まぁ、40代後半か50代ぐらいの人がいきなり7歳か8歳の姿になったら、補助されたんじゃないかな」
エドワードは納得がいかない表情だったが、いきなり商店街が爆発が起こった
ルーク
「な、何」
エドワード
「っルーク見ろ」
エドワードが指した先を見ると、何か緑色っぽいスライムみたいな物体が中学生を取り込もうとしていた
ルーク
「たっ大変だ助けないと」
エドワード
「待てルーク、私たちはこの世界の常識を知らないし、私たちは異世界の人間だこの世界の住人に接触するのも危険だ」
ルーク
「だからって見ているだけなんて」
エドワード
「だいたい、お前自身、自分の「個性」が分からないなら対応ができない」
ルーク
「うぐっだけど……やっぱり見てるだけなんてできない」
ルークが飛び出そうとした時と同時に捕まった中学生の制服と同じ制服を着た少年がいきなり走り出していた
エドワード
「ルークと同じ行動を……いやまずはルークを」
エドワードはルークの元に走り出す
「かっちゃん」
「てめぇ何で……」
「君が助けを求める顔をしていたから……」
その言葉をエドワードもルークも聞き手を出そうとした瞬間、今度は突風にあてられ、一番体重の少ないエドワードは飛んで行った
ルーク
「とっ父さん」
エドワードが吹き飛ばされ、流石のルークもエドワードを追う事になった、この時えのこの世界の住人に接触しないほうがいいっと言われたが、しっかりと同じ制服を着た少年二人には、エドワードとルークを確認したのだった。
突風にて吹き飛ばされたエドワードは見事着地していた
ルーク
「父さん大丈夫怪我とかないあっ真顔で何でもない、みたいな表情はダメだよ少し触るよ」
エドワード
「ルーク、大丈夫だ……ただ飛ばされただけだ、まさか子どもの体重で、あの突風に飛ばされるとは……少し考えて戦ってほしいものだな」
ルーク
「戦ってって……誰か来たの」
エドワード
「あぁ、上から来た」
ルーク
「上から何かスゴイ世界だなぁ~」
エドワード
「だが突風に飛ばされていい情報を得た、これを見ろ」
エドワードは紙切れをルークに見せると、その紙切れは雄英高校の入学試験の日付と時間が書いてあった
ルーク
「これって」
エドワード
「雄英高校入学試験だ、お前のスマホでお前の相棒やチェズレイに連絡しようとしたんだが、何故かデータは初期化されていた」
ルーク
「初期化上司にしばらく休む連絡していないのに」
エドワード
「その辺りは、恐らくミカグラの敏腕刑事がやってくれるだろう、連絡をとれないこの状況に二人で、しかも私は子どもの身体だ、とりあえず今は自分の身を第一に考えると、この入学試験で必ず残りも集まるはずだ」
ルーク
「父さんが僕の身を心配して……」
エドワード
「どうとらえようと勝手だが、ここなら必ず合流できるはずだ」
ルーク
「けど、この高校ってヒーローとしての勉強を学ぶ学校なんだよねアーロンやチェズレイは流石に難しいんじゃ……」
アーロンもチェズレイも元の世界では怪盗と詐欺師だった、DISCADの一件が落ち着いたら怪盗は戦火を盗む怪盗に詐欺師は世界征服を始めたのだが……
エドワード
「別にこの高校に入学目的で行くわけではない、ここならお前と合流しやすいと思ったんだ、ヒーロー高校なんて元の世界ではないからな」
ルーク
「なるほど僕のスマホだけ初期化された訳じゃないもんね、連絡手段がないなら僕が行きそうな場所に来るって考えか……チェズレイやモクマさんは来てくれるかもだけど、アーロンはたまに無視するからどうなんだろう」
エドワード
「だから、分かりやすいようにツィートしておいた」
ルーク
「僕のスマホを勝手にいじって何したいの父さん」
エドワード
「高校入学だと私が弾かれる、だから理由も考えといてやった」
確かに今のエドワードは小学一年生で、わざわざ高校入試に小学一年生を連れてくる受験生はいないだろう
エドワード
「だからこその理由を考えた、もっともらしく書いといたぞ」
ルーク
「何かだんだん僕、悪の手に染まってるような……」
エドワード
「身分がないから仕方ないだろその身分がない状況を利用したがな後は試験勉強だな……これが去年の入試テスト……後は実戦もあるのか……」
ルーク
「実戦って僕自身どんな個性か分からないのに戦い合う系なの」
エドワード
「それは年事違うらしい、戦い系ならお前はまぁ、負けるな……まぁ、入学目的ではないからいいじゃないか」
ルーク
「うぅ、受けてみたかったなぁ~」
エドワード
「ヒーローっと名が付く物には、本当に突っ込んで行くな……だが、これで合流できるはずだ……」
エドワードはルークのスマホで色々確認して雄英高校入試試験までテスト勉強をしたのだった