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    徒然文置き場

    @rJwonHTpuGsAEXT
    出来たら、pixiv投稿予定の小説ネタ考え中です。
    出来なかったら、ポイピク投稿予定です。
    こちらもマイペースに投稿している垢になります。

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    徒然文置き場

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    麿水♀ 両片想いな2振りの話
    成人女性審神者も出てきます

    #麿水
    maruWater
    #女体化
    feminization
    #にょた
    mata

    ムズムズ=私は、水心子正秀。

    刀剣は基本男士で顕現するが。

    私は、女士として顕現した。

    顕現した時に、今までに女士で顕現した刀剣がいるか。を調べたらいた。

    数振しか顕現していない。

    そこで、女士が希少な刀剣だと知る。

    どうしようどうしよう‥戸惑い考えに考えた結果。

    『男士』として振る舞う事にした。

    親友は男士、私が女士。

    その違いで、迷惑かけたくないんだ。



    ムズムズ=



    「水心子ちゃん」
    「何、主?」主の執務室で2人の時は、フランクに話をしている。
    主は女性で、同じ女性である水心子の事を気にかける。
    「他の子達に、女士って言ったら?」
    「主が理解しているから、必要ないと思うけど」
    友達みたいな会話ができ、仲良しで水心子は気楽に接する事が出来る。
    近侍の時、現世でお伴する時は女子を楽しみ。
    主に、ちゃん付けで呼ぶのをOKしているから。
    「いつかバレるよ〜」
    「その時はその時だよ」心がイケメンっ‥!と主は男前な彼女に感嘆する。
    「水心子ちゃんの相談って何?」
    ごくりと喉を鳴らし、話を切り出す。
    「清麿といると‥ムズムズするんだ」
    「ムズムズ?」



    うん。と、戸惑い気味に話を始める。
    一緒にいると、落ち着かなくなる。
    何も考えてない時に、清麿の顔が出てくる。
    自然と姿を目で、追っている。
    ずっと隣にいたい。
    顔を見ると、胸が締め付けられて、苦しくなる。
    他の仲間といる時が、1番苦しくなる。
    原因が分からなくて、困っていることを。
    首を縦に振りながら、水心子の話を聞く。
    (清麿君といると、か)
    (水心子ちゃん無自覚可愛すぎるっ!)
    「私、分かったよ」
    にっこり笑い、自信満々に水心子に話をする。
    「本当にっ」
    主の答えに、期待と心がドキドキしている。
    「清麿君が、大好きなんだね」



    「好きだけど‥?」主の言ってる意味が理解できなくて、疑問符が頭の中でぐるぐる回る。
    混乱し始める、水心子を見てやっぱりと感じた。
    好き。でも違う意味を、知らないのだ。
    親友としての好き。と異性としての好き。
    主は補足する。
    「水心子ちゃんは、清麿君を異性として好き。って
    事だよ」
    好き、好きって‥好きって‼
    少しずつ意味を理解して、顔が赤くなって行く。
    ふと思った、彼の気持はどうなのか?
    男士と振舞っている、私の気持を知ったら?
    考えたら、すうっと顔の熱が引いた。
    「主ごめんね」
    謝る水心子に、どうしたの?と問いかける。
    「清麿は、私にそんな気持持ってないよ」
    「水心子ちゃん」
    「清麿は、私を男士だと思ってる」
    知ったら、親友で無くなるかもしれない。
    ギクシャクしたくない。お互いにどう接すればいいかも。
    主が気づかせた恋は、一瞬で散った。
    「諦めるの、早いと思うな〜」
    何で?と水心子は、首を傾げる。
    主は執務室の天井を見上げ、座っている回転椅子をぐるぐる回す。
    水心子ちゃんには言えないけど。
    清麿君から相談受けて、女士なのを最初から知っているんだもーん!
    2人とも両片想いだし。
    主は数日前の、出来事を思いだす。




    数日前。
    遠征終わった後、戦装束を着たまま。
    清麿が主に相談しに、主の執務室にいる。
    「主、いいかい?」
    何〜?と煎茶飲みながら、気が抜けた返事をする。
    「水心子、女士を隠す理由あるかな?」
    ぶっ!と飲んでいる、煎茶を吹き出す。
    激しく咽ながら、知っていたの‥?と問う。
    「うん、顕現した時から」清麿は、にっこり笑う。
    「はじめから?」
    「他の仲間も、知ってるよ」
    水心子ちゃん、バレバレだったんだ‥。
    隠す理由無くなった、言うしかないよね。
    ごめん、水心子ちゃん。
    と心の中で、謝る。
    「水心子ちゃん、自分以外が男士でしょ」
    「そうだね」
    「仲間に気使わせたくない、迷惑かけたくない」
    って言ってたの。と告げる。
    女士は希少な刀剣、これを気にしている事も付け足す。
    「水心子らしい」気にする事ないのに〜。とクスクス笑う。
    「あとね」
    「?どうしたの」
    「人の好意に鈍すぎだよね」今度は困り顔だ。
    主は、ぽかんとする。もしかして。
    「水心子ちゃん、好き‥?」
    言われた瞬間、清麿は少し顔が赤くなり。
    慌てて帽子を取り、顔を隠す。
    少し俯き、うん。と首を縦に振る。
    「恋っていいねぇ」と主は、にんまりと笑った顔で清麿に言った。
    「茶化さないで」と帽子で顔隠したまま言う。
    両片想いで、水心子は清麿の気持に気づかない。
    あぁ、この恋はどーなるの。と主は心の中で叫んだ。




    水心子の自室。1人、呻きながら悩んでいる。
    「清麿‥」
    畳の上で、ゴロゴロしながら天井を見る。
    私は『親友』以上の関係望んでいたなんて。
    知られたら‥毎日どう顔合わせたらいいの。
    今まで、親友として接して。気持を知られたら。
    恥ずかしすぎて。
    「〜‥!折れたいっ!」と言った瞬間。
    「折れたいって?」清麿が甲高い音を立て、障子を開け部屋に入って来た。
    びっくりした水心子は、飛び起きる。
    「いやいやいや、違くて‥」
    変な事を聞かれてしまい、目がすごく泳ぐ。
    「違うの?」僕の名前言ってたの、聞こえてたんだよね。とは清麿は言わない。
    ひねりだした答えは‥。
    「主が好きな恋愛ドラマ見てっ、思わず‥」
    「思わず?」
    「キュンとした。の言い間違い!」
    苦しい嘘をついてしまった事に、心の中で清麿に必死に謝る。
    「折れたいっ!って言うから‥」びっくりしたよ。と乾いた笑いが出る。
    「紛らわしくてごめん」
    いいよ。と清麿は言い、水心子を試す事を言う。
    「主しか相談できない事あるの」
    「僕を頼ってよ」
    少し強い口調で言ってしまい、しまった。と思ったが遅い。
    「‥‥‥」長い沈黙が空気を一気に重くする。
    目が点になりつつ水心子は、ただごめん。としか言えなかった。
    無言で清麿は、水心子の自室を出て行く。
    それ以降、出陣は内番でも顔合わせる様な事がなく、すれ違いになっていった。
    気を使いすぎて顔が曇っている事を、お互い知らない。




    「現世に行ってほしい?」
    「そうなのっ、水心子ちゃんしか頼める子いなくて」
    私に。響きに感動し、分かったよ!と目をキラキラさせながら答えた。
    「1人で現世初めて‥」
    今まで、私と行ってたしね〜。と主も言う。
    「清麿君に、プレゼント選ぶ?」
    言葉に反応し、少し悩む。
    (どんなの喜んでくれるかな‥)
    「手入に必要な物‥」
    (本体の方かいっー!)心の中で盛大なツッコミを入れた主。
    気をとり直して、他は?と聞いてみる。
    「部屋に飾る花‥とか」
    いいね。と主は相槌を打つ。
    「他に買ってきてほしいのは‥」水心子に買ってきて欲しい物を書いた、メモを渡す。
    書いてある物は、現世に行かないとない物ばかり。
    「私も後で現世行くから、先によろしくね」
    待ち合わせはここで〜。と水心子に伝える。
    「うん、先に行くね」
    水心子は転送装置がある部屋に向かい、一足先に現世へ旅立つ。




    現世。
    ガヤガヤと催し物が開催されてないのに、人間が多すぎる。
    いつも酔いそうになり、薬を持って行く程である。
    現代遠征はいつも主と一緒だが、今回は1人。
    緊張から、気分が悪くなりそうになる。
    (ドキドキする‥)
    だが、私がしっかりしないと!と言う思いもある。
    主はあとで行くから。と言ってくれ、待ち合わせ場所の公園に移動する。


    某所の人気ない公園。
    ベンチで休憩を取り、主を待つ。
    ピロン♪と水心子のスマホから、通知音が鳴る。
    「主だ」
    LINEを開き、主からのメッセージを読む。
    ごめんね(-_-;)急な予定で行けなくなっちゃった‥。
    水心子は目を見張る。
    (えっ嘘!僕1人なの??)
    急な予定は仕方ないのは分かるが、不安だ。
    その次に、主から送られたメッセージは。
    代わりに、清麿君が向かってるから(。•̀ᴗ-)✧
    見た瞬間、ひゅっと息を飲み凍りつく。
    「清麿??」
    1人でいい、1人でいい女士だってバレる
    受け入れたくない現実が近づいている。
    水心子が着ている服は、ギンガムチェックの丈が短いワンピース。
    肌を出すのが恥ずかしいので、パーカーを羽織り、薄手だが黒ストッキングはく徹底ぶり。
    「移動しよう」
    清麿を‥!ベンチから立ち上がった瞬間。
    「撒ければ。と思ってない?」
    親友が、目の前にいた。
    「とりあえず、座ろう?」
    詰んだ。
    水心子は、現実を受け入れるしかなかった。


    2人で公園のベンチに座り、どれくらい時間が経っただろう。
    互いに気まずく、何も話す事が出来ない。
    油汗が吹き出し、困っていた。
    先に話かけたのは、清麿だった。
    「実は‥」
    (何)と心臓が飛び出そうになる水心子。
    「水心子が女士なの、最初から知ってた」
    「あぁ‥」自分でカミングアウトする必要がなくなった。
    「皆も知ってる」
    聞いて、更に衝撃を受けてしまう。
    「そうだったんだ‥」全員知っていて、隠す必要なかったとは魂が抜けそうになる。
    (水心子‥目が)伝えたはいいが、衝撃が大きすぎた様だ。
    「水心子、主から頼まれた物買わないと」
    即座に反応し、そっそうだな。と返す。
    「メモに書いてある物、頼まれたんだ」
    早くしないと!と立ち上がり、買い物に繰り出す水心子。
    清麿も後に続く。
    『好きって言えるかな』簡単なのに、2人には勇気が要る言葉だった。
    清麿の持っている、スマホに通知が入る。
    主からのLINEで、終わったらデートしておいで。と入る。
    ドキッとしたが、平静を装う。
    (チャンスかもしれない)
    そんな思いを持ちながら、出かけた。




    空が朱色も水色のグラデーションに染まる。
    空気が冷えて、軽く寒い。
    買物が終了したが、物が多くて帰るに一苦労だ。
    「多かったね〜」と笑う清麿。
    「私もこんなになるとは」と苦笑する。


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