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    桜道明寺

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    桜道明寺

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    羅小黒戦記ワンライまとめ・2

    #羅小黒戦記
    TheLegendofHei

    お題【洛竹】【笑顔】

     よく笑う子だったよ、と物静かな氷の化身は、その冷たく冴えた表情を崩さずに言った。
     俗に氷雲城と呼ばれる特殊なひとやは、外界と隔絶された空間にある。その一郭、布団に衝立ついたて、文机等、生活するのに必要最低限の家具が揃った独房で、その場所の主——虚淮は、自らが事件を起こした地である龍游の館長——潘靖と、一対一で向かい合っていた。
     円座もない床に直接腰を下ろし、淡々と潘靖に相対するその額にある両角に、かつてのような雄々しさはない。虚淮にとって角は能力の源であり、その力は強大だった。数年前に起きた龍游事変のとき、彼を止めるべく差し向けられた者はことごとく戦闘不能に陥り、組織の中でもトップクラスの能力をもってして、ようやく鎮圧に成功したほどだ。
     ゆえに捕らえられ、この場所に収監するにあたって、虚淮は真っ先にそれを削がれた。いまでは握り込んだ拳程度だろうか、そのせいでもともと小柄でありながら、さらに一回り小さくなったような彼を見ながら、潘靖は自らが放った問いに対する答えに頷いた。
     外界は水温む春であるのに、この部屋は、しんと底冷えするような感覚に覆われている。それは、彼が氷の化身であるだけに留まらず、予定していたとはいえ潘靖の来訪を、心からは歓迎していないせいもあるだろう。それでも、こうして直接対話ができるようになるまで、何年もかかった。それほど、彼は館に対して頑なだった。
    「……もともと好戦的な性格ではなかった。正義感だけは人一倍あったから、自らの思うところによって動いていた部分はあったが、あの子の行動原理は、おおむね私たちの思想に同調していたところによるものが大きい。その証拠として、計画の深部まで知らされていなかったのは、お前たちも既に知るところだろう。あの子に無残なことなど、ただの一つもできはしないよ」
     私と違ってな、と虚淮は僅かに自嘲したようだったが、表情からそれを読み取ることはできなかった。
     潘靖が、こうして虚淮に会いに来たのには理由がある。彼の仲間であり、龍游事変の中心人物でもある囚人——洛竹が、このたび釈放される運びとなったのだ。しばらくは館の監視下に置くが、今後の自由は保証される。これより先は社会復帰と奉仕を兼ねて、下界で館の指定した職に就くこととなるが、それにあたって最後にいま一度、潘靖が直接その人となりを訊きにきたのだった。虚淮は、自分や、风息のことについては未だに詳しく語ろうとはしないが、他の仲間のことであれば、雑談程度には応じるようになっていた。この部屋を訪れ、最初に来意を告げたとき、虚淮の周りに常に漂っていた冷気の膜のようなものが、微かに緩んだように感じられたのは、彼が洛竹の釈放について安堵したためだろうか、と潘靖は思った。
     洛竹がよく笑う、という印象は、潘靖にはまだない。氷雲城に収監されて以降、取り調べから幾度かの面談を経て、龍游に居を移すことになった今に至るまで、洛竹の瞳の奥底には暗いかげが絶えなかった。収監された当初にあった、どこか自棄やけになったような強張りは消えたが、代わりに、思い詰めたような暗さが陰のように纏わりついていた。
     洛竹の扱いについては、館の中でも意見が二分していた。だが読心による調査で潜在的な危険度が低かったこと、木属性で基本的に攻撃に特化した能力ではないこと、そして何より、被害者である小黑の必死の嘆願が功を奏した。
    「ずっと優しかったんだ。緊張していた僕に火の花を見せてくれたり、ずっとにこにこしていて。でも僕が能力を取られた時には、大きな声でやめてくれって、怖い顔で必死に止めてくれてた」
     釈放されたら会いに行ける? と見上げるようにして不安そうに尋ねる小黑の頭を優しく撫でながら、潘靖は、ああ、と答えた。
    「今度は、君が彼の心をほぐしてやってくれないか」
     そう言うと、小黑は頬を染めて笑い、「うん!」と大きく頷いたものだ。
    「——太陽のような、というのは、あの子のような者を言うのだろう。私が言えた義理ではないが、早く立ち直ってくれればと思う」
     ふいに発せられた言葉に、潘靖は、はっと現実に戻った。視線を向けると、虚淮は身じろぎもせずに潘靖を真っ直ぐに見つめて、弟をよろしく頼む、と真摯な声で言った。
     太陽のように笑う、心優しい青年。彼を知る者が口を揃えて言う、本来の生き様を取り戻した姿を、ぜひこの目で見てみたいものだ、と潘靖は思った。
     花屋か、と呟いて、虚淮はつと窓際に目を向けた。無機質な獄に、ゆいいつ彼が自ら望んで求めたひと鉢の枝の先には、燭台に灯る蝋燭のように白く可憐な花弁が楚々と花をつけている。
    「……いいと思う。花を見て不機嫌になる者はいないだろう。あの子は——人の笑顔が何よりも好きだから」
     そう言って、今度こそ虚淮は、ふっと眉の間を緩ませた。



    お題【虚淮】【雫】

    「——虚淮が融けた?」
     見下ろす先では、泣きはらした顔の子供が、時々しゃくりあげるように肩を揺らしながら、うぐうぐと何度も頷いている。
     幼い指で示された先には、なるほど、その言を裏づけるように折り重なった衣服と、その周りを囲むように広く濡れた地面が見えている。
     混乱と恐怖のただなかで泣きじゃくる子供の話を纏めると、こうだ——子供は、胡座をかいた足の間にすっぽりと収まって、いつものように虚淮と他愛もない話をしていた。と、そこにぽつりぽつりと雨のような雫が落ちてきた。空は晴れているのにおかしいなと思いつつ見上げると、真上にある虚淮の角が炎天下に晒された氷のように型崩れていた。驚いて尋ねると、「ああ、これは」と言ったきり、虚淮自体がぱしゃんと水になって消えてしまった。子供はそれこそ心臓が止まるほど驚き、助けを求めて今までずっと泣き叫んでいたという。
    「それで私の名を連呼していたというわけか。やたらと切羽詰まった叫びが聞こえてきたから何かと思えば」
     溜息をつきながら言うと、
    「だって諦聴は虚淮の友達なんでしょう?」
     と泣きすぎてろくに回らない口調が返ってきた。
    「それはそうだが」
     だったら何とかできるだろ、お願いだから虚淮を助けて、と足にしがみつきながら必死に懇願する子供を見て、どうしたものかと思う。そもそもどうして私に治せると思うのだ、論理が飛躍していないかと思いつつ、まあ、子供というものは総じてこういうものなのだろうと諦める。諦聴は軽く目を閉じ、またひとつ溜息をつくと、眼下の子供に向かって、まあ落ち着けと声をかけた。
    「まず先に結論から言っておくと、心配はいらない。だからお前がこれ以上泣く必要はない」
    「でも」
     これはちゃんと説明しなかったあいつが悪いな、と苦々しく思いながら、諦聴は足許で泣きじゃくる子供をひょいと抱き上げる。
    「落ち着け。それ以上泣くと目が溶けてしまうぞ」
     それを聞いた子供は驚いたように紫色の瞳を大きく見開くと、口をぐっと歪めて泣き止もうとする仕草を見せた。
    「よし。——もう一度言うが、心配はいらない。これは、そうだな——奴の儀式みたいなものだ」
    「……ぎしき?」
     首をかしげる子供に、何と説明したものかと思案していると、問題の箇所で動きがあった。
    「ちょうどいい。——見ろ」
     促された子供は振り返って目を丸くする。
     虚淮が融けて滲み込んだ地面。いま、そこからまるで泉のように、こんこんと水が湧き出していた。それだけではない。水はまるで重力に逆らうかのように上へ上へと盛り上がり、やがて大きなひとかたまりとなって、ぽこんと空中に浮かび上がった。そしてその澄んだ水は、伸び縮みしながら、ゆるやかに人の形へと変じる。滴り落ちそうなほど潤んでいた水が端から凍って髪や爪、角など微細な部分を形作り、見る間に見慣れた者の姿へと変わっていく。ふわりと綿毛が落ちるように、音もなく地に降り立った爪先は形を成して草を踏み、一糸纏わぬ身体は、降り注ぐ陽射しを弾いて、なめらかに蒼く輝いていた。



     閉じていた瞼をうっすらと開くと、憮然とした友と目が合った。
    「——虚淮!」
     抱き留められていた腕から抜け出た子供が、その勢いのまま虚淮の足にしがみついてくる。
    「风息、驚かせたようだな。すまない」
     虚淮は言って、风息を抱き上げる。
    「おれ——おれっ、虚淮が死んじゃったと思って、それで」
    「ああ、無理もない。本当に済まなかった。——お前も」
     そう言って、苦虫を噛み潰したような顔をしている友を見る。普段は滅多に現れない友がこの場にいる理由は、すぐに察することができた。
    「ちゃんと説明しておけ。私は忙しいんだ」
     そう言い置いて、不機嫌そうに友は紫焔と共に姿を消した。残された虚淮は頷くと、改めて腕の中にいる风息と目を合わせた。
    「风息。风息は私の身体が何で出来ているか知っているか?」
    「……氷」
    「そうだ。肉体のあるお前と違って、私の身体は一つの物質で出来ている。お前も知っての通り、妖精は周囲の気を取り込んで己の霊力にするが、それは純粋なものばかりではない。それでも、お前のように肉体を持つ種族ならば、身体が勝手に混じり込んだ濁りを排出するが、私は違う。溜め込んだ濁りを身体の外に出すことができないんだ」
    「……どういうこと?」
    「肉体のある生き物は毛が抜けたり、ものによっては汗をかいたりするだろう? 吸い込んだ気の濁りはそうやって、生きていく上での流れに沿って自然に排出される。だが私の場合はそれができない。身体の仕組み自体がお前たちとは違うからね。吸い込む量は僅かだが、それでも濁りは内側に溜まり続ける。だから私は数十年に一度、身体ごと水に融かして濁りを流す。——そうだな、人の言葉を借りれば、濾過、ということになるだろうか」
    「ろか」
    「そうだ。身体の内側に溜まった汚れを洗い流していると思ってくれればいい」
    「わかんないけど……でも、なんとなくわかった。とにかく融けても虚淮は死なないってことなんだよね?」
    「そうだ」
    「良かった!」
     ぱあっと风息に笑顔が戻る。虚淮は優しく目を細めると、抱えていた风息を降ろし、地面に落ちていた服をひとつひとつ身につけ始めた。
     それを見ながら、风息は腰に手を当てて、今度はきっと眉毛を釣り上げる。
    「でもさ! やっぱりいきなり融けるとびっくりするから、次からはちゃんと言ってからにしてくれよな!」
     ぷりぷりと、まるい頬が紅潮している。泣いたり笑ったり怒ったり忙しい子だ、と思いながら、虚淮は分かった、と軽く微笑みながら言った。



    お題【天虎】【友達】

    「天虎は友達が多いよね」
     碧を湛えた湖の畔、釣り糸を下げた天虎の隣に、小黑はかがみ込んでいた。鏡のように静かな湖面に落ちた糸はさっきからぴくともせず、ただ時だけが緩やかに流れている。
    「僕も以前と比べれば友達が増えた方だと思うんだけど、さすがに天虎ほどではないかな。ねえ、天虎はどうやって友達を作るの?」
     問いに、天虎は眼をくるりと回してみせる。
    「……と言われても、困っちゃうよね。僕、思うんだけど、きっと天虎は誰に対しても優しいからじゃないかな」
     ぱちぱち、と大きな眼が小黑を見て瞬きをする。
    「今でも覚えてるんだ。最初に僕が離島に来たとき、天虎、歓迎会でお肉を焼いてくれたでしょ。その時は気づかなかったけど、今思えばあのとき、不慣れな僕が危なくないように、ちゃんと持つ方を渡してくれたよね。そういう些細な気遣いができるってことは、優しいってことだよ。だからみんな天虎を慕うんじゃないかな」
     天虎は相変わらず黙って釣り糸を垂れている。けれどその先が、少しだけそわそわと動いていた。表情が変わらないので分かりにくいが、どうやら褒められて嬉しいのらしい。それに気づいて、小黑はふふ、と笑った。
     そのとき釣り糸の先が、ぴん、と張った。
    「あ、引いてるよ!」
     天虎はすかさず立ち上がって、釣り竿を引っ張る。ぐぐぐ、と竹の釣り竿がしなって抵抗する。大物の予感に、小黑が身を乗り出す。天虎はへの字の口の端をさらに引き絞って、右へ左へ逃れようとする獲物と格闘していた。
    「がんばれ!」
     思わず小黑が声を上げたそのとき、水柱と、碧い水しぶきが周りに跳ね散った。空中に飛び上がった鱗が陽光を弾いて、宝石のようにきらきらと光った。
     すぐさま小黑が金属を飛ばして、魚の身を捕らえる。陸に打ち上げられた魚が草の上でぴちぴちと勢いよく跳ねた。思っていた以上の大物だった。
    「やったー!」
     ぱちん、と小黑の手と天虎の肉球が打ち合わされる。
     そうして、その掌をじっと見た後、小黑は天虎と目を合わせてにこりと笑った。
    「ねえ、改めて言うのもおかしな話だけど、僕、天虎とちゃんと友達になりたいんだ。いいかな?」
     屈託のない小黑の問いに、天虎はこくりと頷くと、
    「好」
     と、こころなし嬉しげに一声、答えた。

    【おまけ】
    「酒」
    「だから僕はまだ呑めないってばー」



    お題【若水】【スマホ】

     カメラロールを指先でするすると流してゆくのが好きだ。あの時こんなことがあったな、この人、そういえばこんなことをしていたな、と日々の雑事に紛れて薄れゆく記憶が、その瞬間にぱっと蘇る。その感覚がとても楽しい。
     人間は本当に面白いものを作る。若水も似たような能力を持っているけれど、ここまで鮮明に、しかも長く残せるものではない。羨望と、微かな悔しさ、でもそれ以上の興味を持って、若水は対象にレンズを向ける。集められた瞬間の鮮やかな欠片は、若水の小さな宝箱だ。それこそ掌に収まるほどの。
     若水はこの日もそんな風にして、持て余した暇を記憶の発掘に費やしていた。古い方から順々に、眼にするたびによぎる懐かしさと僅かな胸の痛み、対象は妖精が多いから見目はほとんど変わらないものの、今では会わなくなった者も多い。彼はどうしているかしら。彼女は元気にしてるかな。温かい気持ちで、それらを流し見ていた指が、つと止まる。ぱちぱちと瞬きをして、思わずじっとその写真に見入った。
    「小黑……」
     きょとんと口を開けた子猫の妖精が、アプリのデコレーションに彩られて賑やかな一枚に収まっている。その髪の色は——黒。
    「——そっか、そうだったね……」
     心に刺さった小さな棘に、若水は思わず目を細める。今ではすっかり見慣れてしまった白髪のあの子は、本来の姿ではない。きっと、いまの彼を知る者のほとんどは、そのことすら知らないだろう。若水たち館の面々や——彼の師匠を除いては。
     若水の所属する館がある龍游で、街の形を変えるほどの大規模な事変があったのは、もう何年も前のことだ。この写真は、そのほんの少し前に撮られた。雨宿りの森で、数キロ先から、見覚えのある気配を感じた。どうしても会いたくて、仲間を半ば強引に道連れにして、その場所に辿り着いた。夜の洞穴、火の番をしていたその人は相変わらず素敵で、思わず、我先に抱きついてしまった。優しく頭を撫でられ、くすぐったいような気持ちになったのをよく覚えている。その傍らに居たのだ——全身の毛を逆立てるようにして、こちらを睨む小さな黒猫の妖精が。
     初めは、珍しい、と思った。いつも独りで行動する彼——无限が、連れ——しかも子供——と一緒に居る。どういう事情だろうと最初は内心で首を傾げたが、話しているうちに館に連行している途中だと知って、若水は嬉しくなった。やんちゃで、絶えずふてくされたような態度を取る小黑が、もうすでに愛しくてならなかった。館に来れば、いつでも会える。その時を楽しみにしているね、と別れ際に頭を撫でてやった。黒髪がふわふわとしていて、指先に心地よかった。
     次に会ったとき、驚くべきことに、その髪色は一変していた。あどけない姿ですぐに小黑だと分かったけれども、やはりショックだった。こんな小さな子供に、なんとむごいことを。生まれた場所を追われたのみならず、信じていた仲間に、命すら奪われかけていたなどと。小さな身体にあり余る不遇に怒りを感じたし、それ以上に、癒やしてやらなければ、と思った。きっとひどく傷ついている。もう、この子をひとりにしてなるものか。そう——思っていたのに。
     ——結局は、私の独り相撲だったってこと。
     あの日、桟橋で大泣きに泣く小黑を見ながら、若水も泣いていた。あの子の居場所になれなかったという思いと、良かったね、という喜び、様々なものが綯い交ぜになって、気づいたらぽろぽろと涙を零していた。
     あなたは行ってしまうのね。私の大好きな人と一緒に。
     羨ましさと一抹の寂しさ、でもそれ以上に、彼らが離れ離れにならずに済んだことに対する安堵があった。
    『无限様はね、ずっと妖精のために頑張ってきた。だから嫌いにならないで』
     かつて自分が言った言葉が蘇る。
     そう、无限なら、誰よりも優しくて強い无限なら、あの子の揺るがない居場所になれるだろう。そして、独りでずっと生きてきた无限の孤独も、きっと小黑になら癒せるだろう。だから若水は見送った。桟橋を遠ざかっていく二人の背を泣きながら、祈るような思いで、ただ見つめていた。
     ——お願い无限様、どうか小黑を守ってあげて。もうこれ以上、何も奪われなくて済むように。
     ——お願い小黑、无限様の傍に居てあげて。他者のために戦い続ける孤独を、少しでもいいから癒やしてあげて。
     私には、その役目はどちらもできそうにないから。
     じわ、とスマホの画面が歪む。やだ、あの時の気持ちを思い出しちゃったみたい。
     慌てて手の甲でごしごしと目を擦って、若水は思いつく。そうだ、この写真、无限様にも送ってあげよう。
     喜ぶかな、と思うと同時に、私だけセンチメンタルになるのは悔しいものね、と思い直し、若水は赤く擦れた目でスマホの小黑に向かって、悪戯っぽくふふと笑った。
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