甘い甘い琥珀糖 「やっと終わった~。ありがとうね、リー。」
「いえいえ、このぐらいならいつでも呼んでくださいよ。いつでも駆け付けますんで。」
丁度任務が終わった二人は今、龍門のスラム街に用事があり来ていた。
「ちょうどグレ…鼠王に頼まれていた任務があったけど、それがまさしく探偵の様なものでさ。私は尾行なんてやったこともないから助かったよ。」
「あー、あの人の依頼だったんですね。だから報酬が飴ちゃんってわけですか。」
「意外とおいしいだろ。これを機に禁煙でもしたらどうだい、リー〝先生〟。」
「おや、まさか〝生徒〟からそんな事言われるなんて、こりゃぁ考えないとですな。」
そう言いながら報酬の琥珀糖をなめながら帰宅をしていた。
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