goto_510_mama 主食は文ストの国受けです。推しが右なら、何でも美味しく頂けます。固定、リバ等方は、ご注意ください!!! ☆quiet follow Yell with Emoji POIPOI 9
goto_510_mamaDONE双i黒国のバーテンダーパロ。フォロワーさんのイラストに妄想を働かせました。※モブ目線でのお話ですので、ご注意下さい。いつものジントニックを【双i黒→国】 大人の男というものは、行き付けのバーのひとつやふたつはあるものだ。 このバーは最近開拓し、主にプライベート用として通っている。 照明を落としたウッド調の店内は、カウンターと二人掛けの小さなテーブル席が幾つか並び、その殆どが客で埋まっていた。静かにジャズが流れる落ち着いた雰囲気の中で、客達は酒と瀟洒な空気に酔い痴れている。 しかしながら、今日はやけに女性客が目に付く。恐らく、あの新入りバーテンダーがシフトに入っているのだろう。 そう思っていると、「きゃー」という女性客の黄色い声が耳に届いた。 カウンターの向こうで、件のバーテンダーが女性客に向って手を振っていたのだ。 俳優かモデルを思わせる甘いマスク。蓬髪の髪型すらも不潔に思わせないのは、顔がいい奴の特権なのだろうか。 2243 goto_510_mamaDONE【包帯無駄使い装置の生誕祭記念】文ストのダザイ オサムの誕生日を祝う為の連載企画最終日です!【Who are you?】別れの日は、ダザイの誕生日だった。誕生日を祝う名目で、実質のお別れ会が探偵社で開かれていた【七日間】【七日目】 「太宰さん。お誕生日おめでとうございます」 「みんな、ありがとう」 クラッカーが立て続けに鳴らされ、社内へ軽やかに響かせた。 今日で最後だという事は、皆、うすうす気が付いていて、誕生日という名目ではあるが、実質はお別れ会が探偵社で行われていた。 「ふわぁ」と、欠伸を噛み殺した国木田君へ、私はしたり顔で近付いた。 「随分と眠そうだね。国木田君。昨夜は眠れなかったのかな?」 「ぐぬっ……」言い返す事も出来ずに、国木田君が苦虫を噛む。 「ここじゃキスしたくても、皆の目があるからね。二人っきりの時に」 わざと冗談を言って、国木田君を真っ赤に茹でさせると、私は皆の輪に入った。 今日までの日々は、本当に楽しいものだった。 3468 goto_510_mamaDONE【包帯無駄使い装置の生誕祭記念】文ストのダザイ オサムの誕生日を祝う為の連載企画6日目です!【Who are you?】クニキダへの恋心を改めて意識したダザイは……【六日目】【六日目】 「ふわぁ〜」 「随分と大きな欠伸だな。寝てないのか?」 トーストを受け取りながら、曖昧に頷く。 今日のメニューはチーズオムレツとベーコン、キュウリとトマトのサラダ。ポタージュスープは、粉末をお湯に注ぐタイプだ。 右目の私に遠慮して、自制を保てていたけれど、君からの牽制が逆に私を意識させた。 それで普通に国木田君の隣りで寝てなんていられなくなって、この有り様というわけだ。 ───バケーションに、ワンナイトラブなんて付き物なんじゃない? 冗談半分に言った台詞が、自分を追い詰める事になろうとはね。 「元々、夜型だからって、昼間働いておきながら、夜寝ないというのは体が持たんぞ。でも、……」 国木田君の手が伸びて、私の蓬髪を長い指先が掻き上げた。 3357 goto_510_mamaDONE【包帯無駄使い装置の生誕祭記念】文ストのダザイ オサムの誕生日を祝う為の連載企画5日目です!【Who are you?】マフィアのダザイと入れ替わった探偵社のダザイは、暴れ狂う中也を前にしていた。※※注意※※公式では公開されていない勝手なビースト設定が出て来ます。【5日目】【五日目】 ヨコハマの街は壊滅状態であった。 「全く、酷い有り様だ」 美しい街並みが広がっていたはずの記憶の風景は、もはや目の前にはなかった。 恐竜が踏み荒らしたか、さもなくば、一方的な蹂躙の戦争でも起こったか。 街はそんな風にして、あらゆる建造物を破壊し、草木を薙ぎ倒し、生き物を瓦礫の上に沈黙させた。 「異能艦隊三つ潰しても、まだ暴れ足りないなんてね。『私のいなくなった世界』で、荒覇吐を解放すればどうなるか、わからないはずないというのに」 それだけ、中也は自暴自棄に陥っている、という事だ。 命がけで守ってきたはずの街を今、自分自身で無に帰そうとしているのだから。 探偵社は疎か、ポートマフィアも異能特務課も、異能すら持たぬ市民も関係ない。暴れ狂う巨大な脅威の前に、震え上がるしかなかった。 3511 goto_510_mamaDONE【包帯無駄使い装置の生誕祭記念】文ストのダザイ オサムの誕生日を祝う為の連載企画4日目です!【Who are you?】1人ひっそりと墓参りに来たダザイは、そこで思わぬ人物と遭遇して……※※注意※※公式では公開されていない勝手なビースト設定が出て来ます。【4日目】【四日目】※オリジナル設定あります 感情の全てを泣く事でしか表現出来ないような泣き方で、自分が泣くなんて、夢想した事すらなかった。 ねぇ。織田作───。 君は私を、頭の良い子供だと思っていたようだけど。でも、あんな風に私が泣くとは、君にだって想像してなかっただろう? それが出来てしまった事。 それを出来るようにしてくれた事。 国木田君という人は、そういう人なんだ。 「だからこそ、あちらの世界では『太宰 治』として会いたくなかったんだ」 固めた決心が、砂の城の如く崩れていってしまうから。 吐き出して、縋って、「助けて」と叫んでしまうかもしない。 国木田君はきっと、私一人の犠牲で成り立つ世界を許すような人ではないから。 3186 goto_510_mamaDONE【包帯無駄使い装置の生誕祭記念】文ストのダザイ オサムの誕生日を祝う為の連載企画2日目です!【Who are you?】外回りの疲労に悶絶するダザイ。ふと、敦の表情に見入っている、その理由とは?【3日目】【三日目】 ギシギシと錆びついたロボットみたいな音が、身体から聞こえて来る。人間、慣れない事はするものじゃない。 「うう〜。身体中が筋肉痛だよ〜」 「情けない。一日外回りして、引ったくり犯を捕まえただけじゃないか」 「私、ずっとデスクワーク専門で、こんな大立ち回りなんてしてこなかったのだよ。移動は運転手付の高級車だし……。あっ、敦君。もうちょい右」 「は、はいっ」 椅子の背凭れに向かい合う形で座り、シャツをお腹辺りまで捲って、敦君に腰へ湿布を貼って貰っていたのだ。 「全く、仕方がない。今日は事務仕事でもしていろ。まずは、昨日の引ったくり犯の報告書の提出な」 そう言って、国木田君は資料とファイルをドサっと、私の机に置いた。 3288 goto_510_mamaDONE【包帯無駄使い装置の生誕祭記念】文ストのダザイ オサムの誕生日を祝う為の連載企画2日目です!【Who are you?】武装探偵社員として働く事になった元首領のダザイは、クニキダと共に外回りに出る事になり…【2日目】【二日目】 「起きろ。太宰。起床の時間だ」 きっちりかっちり。一秒の狂いもなく六時に叩き起こされた。 「うう〜。眠いぃ。私は夜を生きるポートマフィアだったのだよ? こんな明朝はむしろ就寝時間みたいなものなのに」 掛け布団をくるりと体に巻き付けて、蓑虫になって抗議した。 「つべこべ言うな。探偵社員として、右目の太宰の代わりを務めるのだろう? だったら、起きて働け!」 そう言うなり、国木田君は布団の端を掴むと、思いっきり引っ張った。布団を剥がされた私は、ゴロゴロと畳の上に転がり出た。 「国木田君の乱暴者!」 ずりずりと畳に這いつくばりながら、怨色もあらわに国木田君を見上げた。 「顔を洗って来い。朝食も出来てるぞ」 3579 goto_510_mamaDONE【包帯無駄使い装置の生誕祭記念】文ストのダザイ オサムの誕生日を記念した1週間短期連載です。お付き合い下さいませ。【Who are you?】探偵社に現れたダザイ。他の社員が何の疑問もなく受け入れている中、クニキダだけが「お前は誰だ?」と拳銃を突きつけて…Who are you?【1日目】【一日目】 世界が、こんなにも晴れやかだった事が、未だかつてあっただろうか? 鼻唄を歌いたくなる気持ちを抑え、努めて普段通りに振る舞う。 初めてなのに、なんて懐かしく感じるのだろうね。 少しレトロな昇降機は、新鮮さと懐かしさを抱えた私を乗せて、上へと運んで行く。 続く廊下をスキップしそうな勢いを殺して進み、『武装探偵社』と刻印された金のプレートが掲げられたドアを開けた。 真っ先に私を出迎えてくれたのは、敦君だった。資料を抱えて自机に戻る所らしい。 「太宰さん。おはようございます。左目どうしたんですか?」 「敦君。ちょっとね」 ヒラリと片手を上げて答え、自机へと向かうと、その前に谷崎君が声を掛けて来た。 3287 goto_510_mamaDONE敵に捕らわれた太宰から『男性用ブラを着けてくれないと死ぬ異能』に掛けられたと、DVDのメッセージが届く。逡巡した末、国木田は…アホな理由でブラを着けさせりる国木田が見たくて書きました。 5673 1