餌を釣りましょうパッチ村―――。
クロム「お—――いっ、ニクロム」大声で探す
きょろきょろ
マグナ「どうした。クロム?」
クロム「あっ、マグナ」
マグナ「ニクロムを探してるのか?」
クロム「あぁ―—―。」
マグナ「急ぎか?」
クロム「ううん」首を振るう
マグナ「ニクロムなら直ぐに呼ばれれば来るだろう」不思議に思う
クロム「それがっ……。シルバ(親友)を嫌ってるものだから小一時間ほどシルバ(親友)の良さを語ろうとしたら一目散に逃げられた……。」
マグナ(嫌いな奴の話を小一時間聞かされるそれはある意味拷問だろう)同情する
クロム「僕やマグナの話なら喜んで聞くんだが……。」真剣な顔( ー`дー´)キリッ
マグナ(それはそれで少し恥ずかしいものだな///)照れる
クロム「しょうがない。これを使うしかない」
クロムはマントの下からゴソゴソなにかを取り出す。
\じゃじゃじゃじゃ―ん/
マグナの寝顔写真
マグナ「―――⁉」
クロム「これを使っておびき寄せるしかない!」
マグナ(この際だから黙って置こう)スルーした
パッチ村の森―――。
マグナ「そもそも、そんなものでおびき寄せられるのか?」疑心暗鬼
クロム「マグナはニクロムと恋人……。ならっ、恋人の写真に食い付かない奴はいないぞ!」断言
マグナ(凄い自信だな)
クロム(嫌味も含めていたが……。それほどまでに二人の仲は熱いんだな)
クロムはそっと森の中にマグナの写真を置き物陰に隠れる。
そそっ―—―。
数時間後―—―。
マグナ「やはり現れないぞ。餌(写真)が不味いんじゃないか?」
クロム「おかしいなぁ……。あの写真系はニクロムは持ってないと思たが……。」
マグナ(ニクロムと話しないといけないな。お仕置きを含めて)
森の中の木の上の方でニクロムは身を隠し居た。
ニクロム(シルバ(嫌いな奴)の話から逃れたもののまさかのマグナさんの寝顔写真はコレクションに持ってない!)
ニクロムは葛藤していた。
ニクロム(欲しいは欲しいけど……。どうすれば)親指の爪を噛む
かみかみっ
クロム「やむを得ないこうなったら一週間マグナの家にお泊りを許可する」
マグナ「私は構わないがそれであっさりと―—―!」
ニクロム「それは本当兄さん‼」食い付たいw
マグナ(食い付いた……。)
クロム「あぁ―—―。ただしちゃんと報告をすること怠るなよ」
ニクロム「兄さん大好き❤」とびっきりの笑顔向ける
がしっ
ニクロムを片腕で持ち上げる。
ニクロム(しっ、しまった‼)
マグナ「ニクロムそれなら丁度いい。私の家でじっくりと話をしよう。この写真の件もあるしな」
マグナの寝顔の写真を見せ弱みを握らせる。
ひらひら
ニクロム「まっ、マグナさん話せば分かります。そう!きっと……。」
マグナ「暫く私の家で泊まりこれ程迄に都合がいいことはない」
ニクロムはクロムの方に助けを求める。
クロム「マグナに迷惑をかけるなよ―—―。」手を振る👋
ニクロム(にっ、兄さん―—―‼)