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    pagupagu14

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    熟したリンゴ/日ユウ(パラツー)
    日向エンド後の日ユウ。ディズニープリンセス的な日ユウです!日向は無意識化にこんなことして照れて謝るのワンセットな気がする……

    #ParadigmParadox
    #パラツー
    para2
    #日ユウ

    熟したリンゴ 「日向~?帰ったよ、って…あっ…」
    目の前に広がる光景に自分の手で自身の口を塞いだ。木の幹に体を預け眠っている日向。そんな日向にリスやら鳥やら鹿やら…森に潜む動物たちが日向に近づきリラックスしているように見えた。こんな風に動物に好かれているなんてまるで――。
    「……物語のお姫様みたい、なんて…ふふっ」
    こんな巨体の男に言うことではないがそう思ってしまうほどの光景だった。それに眠っている時の日向の顔はあどけなく、幼く、……かわいいのだから。
    そう思い、隠れて頬を染める。そして日向の近くにいる動物たちに声をかける。
    「私も一緒にいても、いいかな?」
    頷くように小鳥が私の肩に止まり、笑顔を浮かべたまま日向の隣にそっと座る。
    (…よく寝てる)
    旅に出てから目的のこともそうだが何かと警戒してばっかりだったようだからよく眠れていなかったのかもしれない。
    「…頼ってくれても、いいのに」
    そんなに頼りないのかと言われているようで寂しくなる。と、近くにいた鹿が私の頬を舐めた。
    「ふふ…慰めてくれてるの?…君も、果物…食べる?」
    そう言ってリンゴを差し出すと豪快にかぶりつき思わず笑顔になってしまう。そして鹿を見つめながら私もリンゴを食べる。
    「ふふ……おいしい」
    「…………くぁ」
    と、大きく隣にいた日向が大きな欠伸をする。途端に近くにいた動物たちは蜘蛛の子を散らすように逃げていく。寝起きの日向は不思議そうな顔をしていて思わず吹き出すように笑ってしまう。
    「…何笑ってんだよ…くぁ…あ~~、寝た……」
    「朝ごはんの果物あるよ?」
    そういって誰も食べてないほうを差し出すが寝ぼけた日向は照準が定まっていない瞳のまま突然私の手を掴む。
    「……――こっちでいい」
    「えっ」
    そう言って私の食べかけの方を大きくひとかじりすると、また大きく欠伸をする。
    「…顔洗ってくるわ」
    「う、うん…行ってらっしゃい」
    呆然としたままの私は日向の背中を見送ると日向と間接キスになってしまったリンゴを見つめる。
    「ど、どうしよう…」
    きっと私の顔は目の前にあるリンゴのように赤くなっていることだろう。そしてそのままリンゴとにらめっこする。
    「他意はないのよ、きっと…きっと…だって、日向だし……」
    そんなことを言い聞かせながら勇気を振り絞ってリンゴを一口齧る。
    「…味、わかんなくなっちゃった」
    そんなことを呟きながら日向が消えた湖のほうを恨めしく見つめる。
    「日向のばーか」
    そんな私の言葉が聞こえたかいないのか、顔を真っ赤にして戻って来てそうそう謝る日向。私はそんな日向を見て大きく声を上げて笑うのだった。
    -Fin-
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    pagupagu14

    DONE心模様は晴れ模様/日ユウ(パラツー)
    日向ってああなってああなるわけやから(本編)うなされたりしてそうだなとか誰かに自分を害されると勘違いして襲いかけるみたいなの書きたくてこうなった。私も日向もユウキちゃんにひどいことできねえよ…
    心模様は晴れ模様 これは夢だ。
    俺一人に押し付けて逃げたあいつらも。嬉々として俺をいびるあいつらの姿も、全て全て夢である。そのことを自分自身理解しているはずなのに、頭の中では分かっているはずなのにいつものように、再放送のアニメのように流れ続ける夢に【あいつ】がいてもなお俺はまだこの悪夢にうなされ続けるのかと嫌気がさすものだった。
     「ッッッッ??!!」
    目を覚ます。飛び起きるのはいつものことだったがいつもと違うのは寝ぼけていたのか、防衛本能からか俺がユウキのことを押し倒してしまっていたこと。
    「…ユウキ?」
    「お、おはよう…日向…」
    あはは、と苦笑いを浮かべつつもユウキは顔を赤く染めていた。鼻さえくっついてしまいそうな距離に思わず飛び退くと少し残念そうな顔をユウキはしていた。身体は離したもののしっかりとユウキから握られていて不思議に思っているとユウキがわけを語った。
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