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    mocci5udobon

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    mocci5udobon

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    原作とは別世界の五悠。五条先生一ミリも出てこない。虎が高校教師やってる&その学校のモブJK目線。
    ピクシブにあげてます。保管用。

    #五悠
    fiveYo
    #現パロ
    parodyingTheReality

    先生の秘密冬の太陽は姿を消すのが早い。
    進路指導室の窓からすっかり日の暮れてしまった空を眺めて思いっきり伸びをする。


    高校3年の12月、受験前の大事な時期にインフルエンザなんてものにかかってしまったせいで、私は冬休み前のテストを丸々受けることができなかった。おかけで登校可能となった途端にクラスメイトと隔離され、丸一日再試験を受けるはめになっていた。
    何も一日に詰め込まなくてもいいだろうと心の中で愚痴ったが、私の再試が終わらないと同級生たちのテストも返却できない。先生側からすれば一日でも早く終わらせてしまいたいのだろう。
    朝から詰め込まれていたテストがようやく終わり、一人テストを受ける孤独とプレッシャーから解放される。
    今から教室に戻れば誰か友人が残っているだろうか。
    少しの間逡巡するが、すぐさま諦めた。
    もうすぐ最終下校時刻を迎えようとしていて、外はとっぷり日が暮れている。それに他でもない自分が「遅くなりそうだから先に帰ってて」なんて友人に伝えていたのだった。

    なぜちょっと格好つけた今朝の自分。こんな暗い中一人で帰るなんて寂しいし怖いじゃないの。

    スクールバッグを手に取り、マフラーを巻きながら進路指導室を後にする。荷物は全部持ってきているからこのまま昇降口まで行っても何も問題ないだろう。

    あーあ。今日はほとんど人と会話出来なかったな。先生達もテスト用紙配ったらひたすら無言だったし…まぁ再試中だから余計なこと話さないようになんだろうけど。
    自分の靴箱から革靴を取り出して爪先を滑らせる。
    ガラスの扉一枚で隔てられた外の世界は真っ暗でどこか不気味だった。

    嫌だなぁ…

    往生際悪くノロノロと歩みを進める。覚悟を決めて扉を押して外に出た瞬間。


    「さ…」
    「さっっっむ!!!」

    恐怖より何よりまず感じたのは凍えるような寒さだった。だがしかし、私の口から言葉が零れるより早くすぐ近くから言おうとしていた台詞が聞こえてきた。
    ばっと振り向いた先の暗闇の中、校舎から漏れる灯りにぼんやりと浮かぶそのシルエットは。

    「虎杖先生…」
    「おう、山田!お疲れ!再試疲れただろ」
    「び、っくりしたぁー」

    思いがけず聞こえてきた声に心臓が跳ね上がったが、それより感じたのは安堵だ。真っ暗で寒い冬空の下、自分一人じゃないという安心感。


    虎杖先生は私のクラスの副担任だ。担当教科は体育で、それを聞くとほとんどの人が「あぁ」と納得する。
    24歳と若くて、元気がよくて、明るくて、ノリが良い。勿論真面目に教えてくれることも多いんだけど、よく男子達と一緒にケラケラ笑ってる。(そして悪ノリが過ぎないように絶妙なラインで止めてくれる)
    パッと見はちょっと怖いというか近寄り難い感じがするんだけど、話すと一気に雰囲気が柔らかくなってツリ目がちの目がふにゃんと垂れる。
    そのギャップに大抵の人間は落ちる。

    そう、我らが副担は非常にモテるのだ。


    「一日で全科目ってなかなかハードだよなぁ」
    「ほんとそれ。せめて二日にわけてほしかった」
    「ごめんなー、もうすぐ冬休みだし先生達も時間ないんだよ」
    「それはわかってるけどさぁ…」


    校門へ向かいながら虎杖先生にグチグチと文句を垂れる。虎杖先生は受験指導に絡んでないし彼に文句を言うのは筋違いだと分かってるんだけど、こんな時期にインフルにかかってしまって皆に遅れを取ってしまったんじゃないかという不安と、一日中テストを受けていた疲労から中々止めることができなかった。
    虎杖先生はこちらをちらりと見て、またすぐに視線を戻した。落ち着いた、でも芯のある声がその唇から零れる。

    「山田なら大丈夫だよ」


    ドクリと心臓が跳ねる。
    頭の中を見透かされたのかと思った。


    「ちゃんと真面目に授業受けてるし、模試の結果も悪くない。普段からコツコツ頑張ってんだから、ちょっと休んだくらいどうってことない。だから大丈夫だよ」


    じっと真剣な瞳で諭される。不安でガチガチになっていた心が解けていくような。大丈夫だと言い切ってもらえて、思わず涙が溢れそうになった。
    ツンと痛むのをごまかすように鼻を啜ると、虎杖先生はニカッと笑った。


    「それに、本番直前にかからなくて良かっただろ!」


    イヒヒ、と笑うように言われて少ししんみりしかけていた空気が吹き飛んだ。そういうところだぞ先生〜〜!

    こうやって不安を解してくれるのに、こちらが気負いすぎないようにわざと空気を軽くしてくれる。
    匙加減が絶妙なのよ。最早匠の技だ。


    「ほんと先生ってさー」
    「おうおう、どーした」
    「…てか先生って普段チャリじゃなかった?」
    「今日は駅前で飲み会があるんだよ」
    「なるほど。それ生徒に言っていいの?」
    「やべ。秘密にしといて」
    「仕方ないなぁ。駅前までボディーガードしてくれたら許す」
    「それはまた別問題だろ。こんな暗い中一人で歩かせらんねぇし、最初から送ってくつもりだっての」


    もおおおおお!だから!
    そういうところだよ!


    虎杖先生のそういうところだぞエピソードは数えきれないほどある。その中でも印象深いのは2年前の秋、私が高校に入学した年のことだ。

    当時の3年生が受験でノイローゼになり、どうやったのかは謎だが閉鎖されているはずの屋上に入り込んで飛び降りようとしたのだ。
    後から聞いた話だが、先輩は自分の行きたい進路を親に許してもらえず、全く希望していない難関大学への進学を押し付けられていたらしい。行きたくない大学、上がらない成績、親からのプレッシャー、そんな諸々に耐えられなくなっての凶行だったそうだ。

    当然校内は大騒ぎになり、授業は一斉に自習になって先生達は皆先輩の説得に総動員された。その中で直接屋上に送り込まれたのが虎杖先生だった。
    先生の中で一番若く、人当たりの良い虎杖先生の話なら聞き入れやすいのではないかとの読みだったらしいが、その予想は半分当たって半分外れた。
    お昼休みに発生した飛び降り騒動から放課後になるまで数時間。
    待てど暮らせど屋上に動きがない。
    飛び降りようとしていた先輩の姿が校庭から確認できないことから、フェンスから離れた場所には移動したのだろうが、2人が屋上から降りてくる気配が一向にしないのだ。
    痺れを切らした他の先生が恐る恐る屋上に侵入したところ、なんと。
    2人はすやすやと寝ていたらしい。

    最初に聞いた時は訳が分からなくて話を理解するのに数分かかった。
    だって、自殺志願者と、飛び降りの現場になろうとしていた屋上で、並んでお昼寝って。
    どういうことなの。

    虎杖先生曰く。天気の良い日でお日様がポカポカ気持ち良さそうだったから、並んで大の字になりながら話をしていたらそのまま寝てしまったそうな。先輩も先輩で、虎杖先生に話を聞いてもらってる内に昂っていた感情が落ち着いてきて、おまけにずっと無理な受験勉強を続けていたせいで睡眠不足が続いていて、ポカポカ陽気で、隣から気持ち良さそうな寝息が聞こえてきたら抗えなかったと。

    学校中が固唾を飲んで見守っていた大騒動だというのに当事者達はすやすやお昼寝かい。
    生徒達は笑っていたが、虎杖先生はその後年配の先生達から大目玉を食らったそうだ。何事もなかったから良かったものの、一歩間違えれば大惨事だ。
    その後虎杖先生と先輩は反省文を書かされ、二人揃って一週間の校内清掃の刑となった。

    この話にはおまけがあって。
    さすがに自殺騒動を起こしたとあって翌日には先輩の両親が学校に呼び出されたんだけど、虎杖先生の説得により先輩の両親は我が子に無理な進路を強いることを辞めたらしい。
    無事に希望校を目指せることになって、その後の先輩は自殺騒動を起こしたとは思えないほど穏やかな表情で学校生活を送って卒業していった。

    この騒動は生徒達の中で密やかに語り継がれ、当時入学していなかった今の下級生もほとんど知ってる。
    知らないやつはうちの高校のモグリだ。モグリの高校生って何。
    話が逸れた。
    虎杖先生があの先輩の両親を説得できたのはスキル「人たらし」が発動されたからだと私達は思っている。
    本当凄いんだよ、虎杖先生のスキル。
    だってあんなに怒ってた年配の先生達ともその後打ち解けて、放課後お茶会(緑茶)してるの皆知ってるんだから。

    虎杖先生には渾名も沢山ある。
    陽キャキングダム(男子命名、ださい)とか、希望の星(オタクの先輩が命名)とか、性別間違えたNo. 1キャバ嬢(ギャルの同級生が命名)とか、エロテロリスト(友人命名、水泳の授業の時の肉体美がすごかった)とか。
    私が一番好きなのは、ガチ恋泥棒ってやつ。名付け親?去年の担任(29歳独身男性)だよ。

    そう。虎杖先生はただモテるだけでなく、ガチ恋されることがとても多い。
    しかも皆表立って好意を示すタイプじゃなくて、胸に秘めておくタイプが圧倒的多数。
    抑えきれなくなった思いを抱えて、たまに告白する猛者が現れるけど、その時の対応がまたアレなんだよなぁ。

    『ごめんな。とても大切で、大好きな人がいるから気持ちには応えられない。』

    誰に告白されても、虎杖先生は毎回同じ台詞で返事をする。
    教師と生徒だからとか、大人と子供だから、とかじゃなく、自分には好きな人がいるからとハッキリ言っちゃうのだ。逆に(?)真摯!とガチ勢はそこでまた心を掴まれちゃうわけなんだけれども。
    こんなに熱く語っているが、私は別に虎杖先生にガチ恋してるわけじゃない。ただ、先生として大好きだし、とっても信頼してるってだけ。


    虎杖先生のエピソード、最近のやつであげるならやっぱり今年の春かな。これまたちょっとした騒動が起きた。

    虎杖先生は去年もその前も、クラスを受け持つことはなかった。新任で赴任してきたばかりだったし、受験に絡まない教科担当だったからまぁ納得。で、今年は3年目だからそろそろ担任まではいかなくても副担でどこかクラスを受け持つんじゃないかと密かに噂され、新年度が始まった4月。

    副担として虎杖先生の名前が発表されたうちのクラスは大盛り上がりだった。マジ勝ち組じゃん、なんて他のクラスの友人に羨まれて鼻高々。
    いいだろう、いいだろう。高校生活最後の年の、明るく楽しい一年間を夢見て皆浮かれてた。
    だから、進級して最初のホームルームで虎杖先生が挨拶のために教壇にあがった時は男子の囃し立てる声と女子の楽し気な笑い声と、要するにハッピーな空気でいっぱいだった。

    教壇の目の前の席に座る女子が、虎杖先生の左手薬指に光るプラチナのリングを見つけるまでは。


    「えっ…虎杖センセ、結婚したの…?」


    その女子の一言に教室は一気に静まり返った。水を打ったような静けさに気付いていないのか、虎杖先生は照れて赤くなりながら頬を掻いている。

    「気付くの早いなー。えっと、実は、春休みに入籍しました…」



    「…うっそ」
    「いつの間に」
    「春休み前までそんな気配なかったじゃん」
    「うちらの共有財産が…」


    呆然とした呟きが教室内のいたる所から聞こえてくる。担任の、私達を労るような、可哀想なものを見るような視線が居た堪れない…!
    壇上でテレテレしている虎杖先生と騒めく私達の温度差がすごい。けど、私達の大好きな虎杖先生が好きな人(多分告白断る時に言ってた人に違いない)と結婚したって、おめでたいことじゃないの?まずは、言わなきゃいけないことごあるでしょうよ。
    それが並み居る強豪を押し退け、「副担:虎杖」の称号を獲得した私達のやるべきことである。

    意を決して、パチパチと両手を合わせてみた。最初はきょとんとしていた周りのクラスメイトも、はっとした表情になって続いて拍手してくれる。

    「先生おめでとー!」
    「おめでとー!!」
    「お幸せにー!」

    次第に教室のあちらこちらからお祝いの言葉が聞こえてきて、虎杖先生の笑顔が更にへにゃんと蕩ける。ぐう、尊い。我が校の誇るガチ恋泥棒のハートを射止めたのは一体どこの女だ!
    一度学校に連れてこい。全校集会で査定してやろう。

    「はーい質問でーす!」

    「奥さんはどんな人ですか?」

    クラスの中でもノリの良い男子がはいはいはいはい!と手を挙げながら質問している。よし、よく聞いた。
    皆が興味津々、ワクワクしながら虎杖先生を見つめる。
    さぁ、根掘り葉掘り聞いてやろうじゃないの。

    「えっ、と、うーーーん…」

    皆の視線を一心に浴びる中、虎杖先生は少し考えるような素振りをして。
    そして。

    「んっと、その……秘密で」

    赤かった頬を更に赤く染め、耳まで真っ赤に染めながら絞り出した虎杖先生は成人男性とは思えないくらい可愛かった。美醜の問題ではなくて、なんというかこう、可愛さのあまりパーンとしたくなる感じ。あれ?伝わらない?

    まぁ盛り上がってテンション上がってる高校生がそれで引き下がるわけもなく、何とか質問を重ねて情報を得ようとしたんだけど、教壇の脇に控えていた担任によってそれは遮られた。

    「ほら、プライベートな質問はそれくらいにしとけ。そろそろ委員決めていくぞー」

    パンパンと手を叩きながら虎杖先生と交代して教壇に立つ担任。どこからどう見ても助け舟を出したようにしか思えない。担任よ…さては既に絆されているな?

    その後も隙あらば探りを入れて奥さんの情報を得ようとしたんだけど、毎回はぐらかされてばかりで12月になった今でも虎杖先生の奥さんは謎のベールに包まれたまま。

    今なら周りに他の生徒いないし、教えてくれたりしないかな。もうすぐ駅に到着しちゃうし、聞くなら今しかない。
    意を決して切り出そうとしたその時だった。

    取り留めのない話をしながら歩いていた先生の視線がある一点で止まった。あれ?と呟くような声が聞こえる。先生に倣って同じ方向に視線を向けてみると、その先は待ち合わせによく使われる広場で、そこそこの人数の人で溢れていた。
    その中でも一際目を引く美人さん。ザ大人の女!って感じで、どこかミステリアスな雰囲気を醸し出していて、緩く編まれてサイドに垂らされた髪がどことなく色っぽい。


    「冥さん!」


    先生の呼びかけにミステリアス美女も
    片手を上げてこちらに近寄って来る。おっと。お知り合いかい。あんな美人と知り合いなんてなかなかやるな…って違う、これは、あれなんじゃないの?もしかしてだけど…奥さんでは…?

    脳内でカッと目を見開き耳をそばだてる。あからさまに会話に割って入るのはお行儀悪いしね。


    「久しぶり〜!今日冥さんも来れたんだ!」
    「ふふ、しばらく所用で海外に行っていてね。タイミングよく帰ってこれてよかったよ」


    ニコニコニコニコ。会えて嬉しいですって全身で発してる虎杖先生。対するメイさん?ミステリアス美女もにこやかに微笑んでいる。笑顔が…艶めかしい!!

    でも、今の会話でメイさん=奥さん説が消えた。久しぶりって言ってたし。二人の雰囲気、完全に大型犬と飼い主って感じだし。あーあ。駅に着いちゃったし、先生はお知り合いと合流してこのまま目的地に向かうっぽいし、時間切れかな。

    奥さん情報は探れなかったけど、送ってもらった上に虎杖先生とゆっくり話ができたし、テスト後の解放感を上回っていた焦りや不安も軽くなった。
    うん。なかなか良い一日だったんじゃないの。
    すっかり充足感に満たされていた私は続く会話にガツンと頭をぶん殴られるなんて思ってもいなかった。


    「そういえば入籍したそうじゃないか。おめでとう。生徒さんの前だし、五条先生と呼んだ方がいいのかな?」
    「あっ」
    「遅くなってしまったけど結婚祝いは何がいいかい?君の旦那さんにはビジネスで何かとお世話になってるからね。奮発するよ」
    「ちょ、冥さんごめん!ストップ!」


    …どういうこと?ギギギと虎杖先生の方へ顔ごと視線を向ける。先生はしばらくオロオロしてたかと思うと首から上を真っ赤に染めながら蚊の鳴くような声でようやく一言絞り出した。


    「えっと…その…職場では旧姓使ってるから…」


    ほほーん。へぇ。なるほど。

    「あー…その、山田。今日のことなんだけど…」
    「ス○バの店舗限定フラペチーノ」

    ずい、と右の手のひらを虎杖先生に向けて差し出した。

    「飲み会に行くの、秘密だもんね。自分で買いに行くから手間賃含めて千円でいいよ」

    さっきの先生の真似をしてイヒヒと笑ってみる。
    そもそも今日ここまで先生が歩きだったのは飲み会に参加するためで、飲み会に行くことを知らない私は先生がここにいることすら知らない。
    よって、この場の会話は何も聞いていない。見ていない。



    だって、私は知ってる。

    虎杖先生が、どれだけ私達に真摯に向き合ってくれてるか。今日だって、一人帰りの遅くなる私を心配してくれていたことも。だって、職員用の玄関から駅に向かうまで、生徒用の昇降口を通る必要はないのだから。

    私は知ってる。
    たまに、誰もいない(と先生は思っている)廊下で、自分の左手薬指を眺めて本当に愛おしそうな顔をしていることを。


    逡巡する虎杖先生より早く、メイさんが動く方が早かった。
    先生に向けて差し出していた手のひらに、平べったいプラスチックが乗せられる。
    これは!クリスマス限定のス○バカード…!しかも海外限定の可愛いやつ!


    「教師から生徒には直接渡し辛いだろうから、私からも口止め料を上乗せしておこう。どうやら色々口を滑らせてしまったようだからね」
    「ありがとうございます!!」


    渡されたカードを両手で掲げ持ち、恭しく頭を下げる。これからス○バに直行しよう。インス○でオススメのカスタマイズを調べなければ。

    そうと決まれば善は急げ。

    「虎杖先生、今日はありがとう!奥さんによろしくね!お姉さんも、ありがとうございました!じゃ、早速ゴチになってきまーす!」
    「お前なぁ」
    「ふふふ、若くて元気で良いじゃないか」


    二人に手を振りス○バへ急ぐ。

    我らが副担、虎杖先生には秘密がある。
    その秘密は誰も知らない。






    ※※※※※※※※


    虎杖先生に「職場では旧姓だから」って言わせたかっただけ。
    冥さんは確信犯なので、この後五条センセ(ビジネスで絡んでる方)に「牽制しておいてあげたよ」って諸々請求する予定です。

    ※結婚後の姓についての選択は個人の自由だと考えていますので、どの考え方も否定するつもりはありません。
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