絵を描くお嬢「朝日の絵を描いてプレゼントしようと思いましたの。今すぐにでもピクニックに行きたくなるようなわくわくする青空をまず描いたのですけれども」
「青空は荘厳な天井絵になったのだね」
「ええ。そしておじさまは天上の神々が愛を交わす彩色に見下ろされ挑発的にシーツを纏う姿になりましたの」
「筆力はすごいと思う」
「牛乳を注ぐ有名な絵がございますでしょ?トレスの練習をしようと思いましたの」
「まさか裸エプロンで鉢を持った私の絵をさしていっているのかね?妄想の翼が大天使並みだ」
「何を描いてもおじさまの姿が浮かんでしまいますの。妄想のおじさまも素敵ですけれど、モデルになっていただいてしっかりお姿を描きたいですわ」
「頷くのだから、せめて承諾してから着替えさせてくれ」