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    小貝川

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    小貝川

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    #神代類
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    sannomekun

    DONE類司/🎈🌟

    『元気にしていますか』

    誕生日になるとバースデーカードにその言葉が届く。

    差出人の名前は「神代類」
    『元気にしていますか』

    誕生日になるとバースデーカードにその言葉が届く。

    差出人の名前は「神代類」

    見慣れた文字でその癖も分かっている。ただ、会っていない。カードを贈ってくる相手は、きっと一方的に。

    ーー歯がゆさは、いつもそこに起因する

    零時を回ると同時に司の携帯に通知が届いた。見れば同じ大学の同級生から祝うメッセージで、今日になった瞬間を狙って送ってくれたらしい。祝いのメッセージに続いて、スタンプが送られてくる。

    普段、友人が絶対に使わないようなそのスタンプは、きっと司に合わせてきたに違いない。心遣いに、小さく笑う。

    窓から見える風景には、まだ慣れない。

    去年ここに引っ越してきて以来、いい加減慣れてもいいと思うのだがこの場所に住んでまだ一年半ほどだ。

    湿った空気は、生暖かった。

    カーテンを閉めて電気を消す。瞼を閉じても、左目は、ちかちかと光を追っていた。

    司に初めてバースデーカードが贈られるようになったのは、今から四年前のことだ。

    とても綺麗な字で「元気にしていますか」とだけ書かれていた。 あれから四年。バースデーカードは毎年司のもとに届けられている。
    3446

    のくたの諸々倉庫

    MOURNING色々/類司
    前に書いていたものその2(と言いつつ3つあります)
    ・お題:香水

     ……ああ、またか。
     周りにはバレないようにため息をついた。司くんの纏う香りが、いつも違うことをなんとなく嫌だと思い始めたのは、きっと僕達が付き合い始めたからだろう。とはいえ彼の周りに、匂いがうつるほどの香水をつけている人なんていないし──飛ばしたドローンが浮気現場なんてものをとらえたこともない。
     ああでも、彼には妹さんがいたんだっけ。なら彼女がつけているそれの香りだろうか、と。抱きしめた彼の肩に顔を埋めていれば、くすぐったそうに彼は笑う。
    「どうしたんだ、類」
    「君はいつも、違う香りをさせているね」
    「ああ、それは役作りのためだ」
     ……ん?
     予想外の返答に思わず顔を上げれば、ふふんと自慢げな顔で胸を張っている。よくぞ違いに気付いたな、と取り出された小瓶には、今度のショーで彼が演じる役のラベルが貼ってあった。
    「毎回こうして、演じる役に似合う香水をつけているんだ。もちろん妹の協力も得ている上、客席には届かない、というのは承知しているが」
     そこで一度言葉を切り、彼は微笑む。
    「いつも隣にいるお前には、どのようなオレにもときめいていてもらいたいからな!」


    ・お 1218