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    teasぱんだ

    @nice1923joker

    紅茶とパンダが好き。
    好きなものを好きな時に好きなだけ。
    原ネ申アルカヴェ沼に落ちました。
    APH非公式二次創作アカウント。
    この世に存在する全てのものと関係ありません。
    䊔 固定ハピエン厨
    小説・イラスト初心者です。

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    teasぱんだ

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    支部にあげた「意識的」嫉妬話の副産物で、こちらは「無意識」嫉妬話です。
    🌱🏛️全年齢。短いです。
    「意識的」嫉妬話はこちら↓
    Only | teasぱんだ https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22280720

    #アルカヴェ
    haikaveh

    You「俺が君のことをそういう意味で好きだと言ったら、君はどうする?」
     押し倒したカーヴェの顔には、アルハイゼンの影が落ちていた。合わせた目は見開かれて、驚きと困惑を映し出す。
     先ほどのアルハイゼンの発言を解釈しようとしているのか、視線が僅かに彷徨っている。思考に全神経を使っている時のカーヴェはよくこんな表情をしていた。
    「は、え……?」
     戸惑いの声が溢れた唇が視界に入って、視線をそちらに向ける。酒が入って火照った頬も口元も、舐めたらどんな味がするのかと想像してしまう。
     カーヴェは戸惑っているが、アルハイゼンからしたらこの状況は慣れたものだった。
     クラクサナリデビが救出され、人々は夢を手に入れた。その夢の中で、アルハイゼンは何度もカーヴェに告白をしている。
     返事がないことはいつものことだ。もうすぐこの夢も途切れてまた違う夢に変わるだろう。
     押し倒した体からほのかに香るカーヴェの匂いに誘われて、アルハイゼンは彼の首元に顔を埋めた。スゥ、と息を吸うと、驚いたカーヴェがアルハイゼンの名前を叫ぶ。
    「うるさいな……」
     耳元で大声で呼ばれたことに苦言を呈して瞳を閉じて、アルハイゼンの夢は途切れた。



     目が覚めたらカウチの上だった。
    「…………」
     朝日が差し込む高い天井を見上げ、昨夜の記憶を辿る。カーヴェを待つ間にティナリの酒に付き合って、許容量を超えて飲みすぎた。いつもはこんなことにはならないのに、酒の席での話題がよくなかったのだろう。

    『カーヴェ、教令院で結構モテてるんだってね?』
     無事にコレイが入学したこともあり、教令院の話を色々聞いているらしい。ティナリがカーヴェの話題を出して、セノがそれに同意を示す。
     アルハイゼンは思い当たることがなく、彼らの会話に聞き耳を立てながら酒をあおっていた。
     そのうちに話題の本人がやってきて『やっと酒が飲める!』と騒いでいたのも束の間、カーヴェは酒場にいた学生に声をかけられた。今年度から就任したばかりの客員教授に興味津々の彼らに引っ張られるようにしてカーヴェがいなくなり、またしても酒の席は三人に。話題はまだ尾を引いていたらしい。
    『モテてるって、もしかして男子学生にってこと? 僕が思っていたのと違うんだけど』
    『男女どちらからもよく声をかけられているぞ。マハマトラは院内の重要人物には目を光らせているから、講習が始まって数日は様子見をしていた。問題はなさそうだったが』
     ティナリとセノのそんな言葉を聞き流しつつ、アルハイゼンは酒を一杯飲み干した。

     起きたばかりの身体に残る倦怠感は間違いなく昨晩の酒のせいだろう。話の内容に気を取られ、テーブルに置かれた瓶から酒を拝借していた。
     口当たりが良く飲みやすい稲妻の酒だったが、ティナリが愛飲する酒だ。度数が高かったのは想像に容易い。
     どれだけ飲んでも翌日には残さない体質だが、珍しく倦怠感と多少の頭痛が残った。身体を起こすのも億劫で、今日は仕事も休みだからとカウチに寝転がったまま目を閉じる。そのうちに、廊下の奥から足音が聞こえた。
    「……おっと、まだ寝てたのか」
     足音が止まったと同時に、小さくつぶやいたカーヴェの声が聞こえてくる。
     目を開けて起きていると伝えるのも面倒で、アルハイゼンは寝ているふりを選択した。
    「…………」
     昨晩、明日は打ち合わせがあると愚痴をこぼしていたから、これから出かけるのだろう。彼が歩くたびにチャリ、チャリと金属音がして、その音が近づくたびに自分の鼓動が少しだけ早くなる。
     数秒近くに立たれていたと思ったが、次に聞こえてきたのは玄関の扉が閉まる音だった。ちゃんと錠をかける音を聞いてからアルハイゼンは目を開ける。
     今日は一日安静にできそうだと思った。



     結局飲みすぎた翌日は思考回路が働かず、読み終わりたかった本を読めなかった。
     そのことを反省したアルハイゼンはここ一ヶ月ほど外で酒を飲むことをやめ、いつも以上に読書に没頭していた。ティナリと教令院で会ったのはそんな時だ。
    「アルハイゼン。なんだか久しぶりだね」
    「教令院に来ていたのか」
     知恵の殿堂へ続く扉から現れたティナリは書類を抱えており、これからどこかの研究室に篭ろうとしているのだろう。
    「生論派の民衆向け講習会で講師を頼まれていたのは君だったか」
    「そうだよ。先生から声をかけられてね。乗り気じゃなかったんだけど、コレイが参加したいから絶対にやってくれって……随分な熱意で頼まれちゃって」
    「そうだろうな」
     ティナリが教令院で講師をすることは稀だ。需要はあるが、本人がレンジャーの仕事があるからと断り続けていた。コレイの懇願が最後のひと押しになったのだろう。
    「アルハイゼンは今夜も酒場に行くの?」
    「酒場に? 特に用事はないが、なぜ?」
    「え? だって今シティで話題になってるって聞いたんだけど。もしかして知らない?」
     大きな耳を揺らしながら隣を歩くティナリに視線を向ける。心底不思議そうな顔をしていて、アルハイゼンは返事の代わりに眉を寄せた。
    「カーヴェが酒場で毎晩のように恋愛相談を受けているって聞いたけど」
    「……なに?」
    「結構需要があるらしいね。段々相談者が増えて、教令院の中で噂になってるって聞いたよ。相談っていっても、話題の中心は学術とか仕事とか、人間関係の話に変わっていっちゃうらしいけど。……おっと、じゃあ。僕はここだから」
     両手が塞がっているからと足で扉を開けようとするティナリを手助けして、アルハイゼンは閉まった扉の前で数秒立ち尽くしていた。
     カーヴェが、恋愛相談を受けている?
     確かに、言われてみればこの一ヶ月ほど夜は不在にしていることが多かった。読書に夢中になっていたから、カーヴェの行動をいちいち確認などしていない。元々プライベートについて細かく言い合う間柄でもないのだし、把握などしていなくて当然だろう。
     しかし、恋愛相談となればアルハイゼンは見ないふりをする訳にはいかなかった。
     毎夜毎夜彼に告白する夢を見ている身としては、とっくの昔にカーヴェへの恋愛感情を自覚しているのだ。恋愛相談とかこつけて、カーヴェとの関係の進展を狙う人間が現れないとも限らない。
    「……久しぶりに酒場に行くか」
     カーヴェの今夜の予定は聞いていないが、おそらく酒場に行くのだろう。
     一日の業務を終えたアルハイゼンは夜になっても帰ってこないカーヴェに確信を得て、ティナリから聞いていたランバド酒場へ足を向けた。


     ランバド酒場は相変わらず混雑していた。週末の金曜日。扉を開けて店内に入ると、目が合った店員が妙な顔をした。驚いたような、何かを隠したがるような。
    「……しょ、書記官…………」
     聞こえないほどの声で職位を呟かれ、何かと問いかける前に答えがわかった。
    「アルハイゼンが君に興味を持つとは思えないな」
     出入り口の頭上に作られた吹き抜けの奥から聞こえてきた言葉に、アルハイゼンは足を止める。片手を妙な位置まで上げたまま身体が硬直した。店員は頭を抱えて、口をあけたまま焦った顔をしている。その奥にいたランバド店主は、腹を抱えて笑っていた。
    「アルハイゼンを知っているか? 僕ほどあいつに詳しい人間もいないだろうね。何年もあいつと一緒に研究をしていたし、今も付き合いがある。あいつを見てきた人間としてあなたにアドバイスをするとしたら、アルハイゼンはやめておいた方がいい」
     つらつらと語る声は、どう聞いてもカーヴェの声だ。今朝聞いたばかりの同居人は、人が大勢いる週末の酒場でアルハイゼンについて語っているらしい。
     彼の口調からして、噂の恋愛相談の最中。今夜の相談相手の内容がアルハイゼン絡みだったのだろう。立ち止まったままのアルハイゼンに、カーヴェの言葉が降り注ぐ。
    「あいつが興味を示す人間はなかなかいない。それこそ、世界を旅する旅人であったり、大マハマトラであったり、森を守る長であったりーー神ですらも動く物、動物と同じようなものだと言うような男だ。君は、そんな男から……興味という最も難易度の高い感情を引き出すことができるのかな」
     止まらない言葉たちに、カーヴェがかなりの酒を飲んでいることが推測できる。アルハイゼンはようやく状況を把握し、店員の気まずそうな顔を通り過ぎ、店主の笑顔を横目に二階へ続く階段に向かった。
    「誰しも傷つくとわかっていることにわざわざ手を出す必要はないだろう……僕は、あいつが好意を寄せている相手がいると知ってるし、あいつは……結構執念深いだろう? だから」
    「アルハイゼン書記官は!」
     カーヴェの言葉を遮るように聞こえた高めの声が、今夜の相談相手だろう。彼女はアルハイゼンの名前を叫び、言葉を続ける。
    「どんな人が好きなんですか!? 例えばその人みたいになったら、私にだってチャンスが」
     その言葉が言い終わるよりも前に、アルハイゼンは二階の床板を踏みしめていた。
    「君が俺の恋愛対象になることはないだろう」
     アルハイゼンの発言に、水を打ったような静寂が酒場の店内を満たした。誰もが息を飲んでいて、二階の床を打つアルハイゼンの足音がやけに大きく響いた。
    「君が、この男以上に俺の興味をひけるとは思えない」
     言いながら柵に近いカウンター席に座っていたカーヴェの肩に手を置く。
    「妙論派の星であり名誉卒業生であり大建築家である有名建築デザイナーに勝る何かを、君が有しているとは思えない」
    「なっ……」
     言葉の意味を理解した女性はカッとなって怒りを露わにするのに対し、その隣に立っていたカーヴェはなぜか顔を赤らめた。
     てっきりカーヴェは相談者の彼女以上に噛み付いてくるだろうと思っていたアルハイゼンの想定を大きく外す表情に驚いて、衝動的にカーヴェの二の腕を掴む。
    「俺には心に決めた相手がすでにいる。この話はここまでだ。失礼する」
     早口に場を収めると、アルハイゼンはカーヴェの腕を掴んだまま階段を降りていく。二人がいなくなった途端に二階が騒がしくなったが、アルハイゼンは振り返ることもしなかった。
     店を出る前にランバド店主の名前を呼べば、「おまえさんにツケておくよ」と返されて頷く。店外は中に比べて静かだ。アルハイゼンはカーヴェを連れたまま店の裏側に向かった。
    「あ、アルハイゼン……」
     テラスの奥。店の裏側でようやく振り返ると、ヤザダハ池を背にしたカーヴェがアルハイゼンの名前を呼ぶ。
    「君が恋愛相談に対してあれほど的確な返答をしているとは思わなかった」
     先ほどの相談内容に対しての感想を口にすれば、顔を上げたカーヴェに胸元を叩かれる。
    「君ねぇ! やっぱり聞いていたのか! さっきの返答はなんだ! 女性に失礼だし、あんな公衆の面前で、あの発言は……!」
    「進展する見込みのない内容に時間を取られるよりも、明確で分かりやすい返答だったと思うが?」
    「やっぱりいるのか」
     カーヴェの返答に、アルハイゼンは首を傾げる。酒場で連れ出す直前は赤くなっていた頬が、今は青白く見えた。
     数分の間にコロコロと表情が変わる様子は飽きないが、彼の思考回路は読みきれないことも多い。想定外の返答を出されても困るのだ。こちらだって、公衆の面前で彼への感情を吐露しらばかりで心は落ち着いていない。
    「君に好きな相手がいるんだろうとは薄々勘付いていたけど……」
    「なぜ気づいていたんだ?」
    「なぜ、って。やっぱりあの夜のことは覚えていないのか。……君が僕を押し倒して、告白しただろう」
    「なに?」
     声が上擦った。
     現実と夢想の違いはちゃんと理解していたはずなのに、なぜカーヴェ本人がそれを知っているのか。
    「誰かと勘違いしているんだろうと思っていたんだ。でも、その……いや、これは関係ない。気にしないでくれ。それと、さっきの僕の発言は、その……」
     言い淀む内容に目を細める。選択肢を誤りたくはないと、アルハイゼンの脳内はフル回転していた。
    「この状況で言うべきかどうかはわからないが、一つだけ君に正しい情報を伝えておく」
    「ん?」
     首を傾げたカーヴェがアルハイゼンを見上げる。彼の後ろで月の光を反射させる池がキラキラと光っていて眩しく見えた。
    「俺の恋愛感情の対象は、今も昔も君だけだ」
     発言は正しくカーヴェの脳内に届いたのだろう。一瞬ぽかんと口を開けて、眉を寄せると唇を振るわせる。泣きそうにみえるほど目に膜がはり、一歩引いて逃げ出そうとしたカーヴェの身体を一瞬早く強引に抱き捕まえた。
    「おいっ! アルハイゼン!」
    「なるほど、あれが夢ではなかったということか」
     ティナリとセノと飲み会をした夜のことだろう。あの日の夢だけは現実で、カーヴェはアルハイゼンが他人とカーヴェを間違えて告白したと認識した。
    「だから君は毎夜ランバド酒場で恋愛相談を?」
    「最初は、僕が聞いてもらおうとしたんだ。そうしたら、いつの間にか僕の方が相談を受ける側になっていて……経験値不足で相談相手にはならないだろうと言っていたんだが、学術の話が絡むと盛り上がって……それで、噂が一人歩きした。結局ちゃんとした恋愛相談なんて指で数えるほどだったのに」
    「それで?」
     この先のことが推測できているにも関わらず、アルハイゼンは続きを促す。そうしなければ、逃げ出そうとするカーヴェを抱きしめておくための言い訳がなくなってしまう。
    「たまたま、今夜相談に来た女性が、君のことを好きだから、アルハイゼンについて教えて欲しいって」
     言いながら、カーヴェがアルハイゼンの肩口に顔を埋める。首筋に触れた彼の耳が熱を持っていて、少し肌寒い外の気温との差に心臓が跳ねた。
    「君が好きな相手が誰かは知らないが、君が興味を持つ相手ではないだろうと思った。というか、単純に」
    「君が認めなかっただけだろう」
    「うっ……」
     言葉の続きを補填すれば、カーヴェの身体が強張る。アルハイゼンは冷静なフリをしながらも心臓は痛いほど波打っていて、密着したカーヴェに聞こえていないか心配になった。
     肩口に顔をうずめていたカーヴェが顔を上げて、こちらに視線を向ける。アルハイゼンが顎を引いてそちらに顔を向けると、想定以上に近い場所から赤い目で見上げられていて息をのんだ。
    「君が興味を惹かれるのは僕なのか?」
     困ったような表情の奥に見え隠れする期待を読み取って、アルハイゼンは衝動的にその口を塞ぐ。距離感を見誤ったらしく、触れた場所はカーヴェの唇の端だった。一瞬触れるだけのキスを落としてから、彼の耳元で答えを返す。
    「君以外に、俺の興味を惹く存在はいないだろう」
    「ふ、ははっ」
     笑われたことに不満を感じて顔を覗き込めば、先ほどまでと打って変わって楽しそうなカーヴェがアルハイゼンを揶揄する。
    「君の心臓の音、すごいな」
     これ以上話させるわけにはいかないと、アルハイゼンは今度こそちゃんと彼の口を塞いだ。



    「それで、カーヴェの恋愛相談所はもう閉まっちゃったの? 僕もぜひ聞いてみたかったんだけど」
    「やめてくれよ……ろくな話じゃなかったんだ」
     外は随分と冷えるようになった。冬も暖かい地域とはいえ、陽もすっかり落ちきった夜に野外で飲むのは危険だろう。久しぶりに酒の席を共にした四人はランバド酒場の二階に集まっていた。
    「あれから結構話題になってたみたいだね。アルハイゼン書記官に付き合ってる人がいるって」
    「公共の場だってことを考えもせずに軽率な発言をしたのが悪いんだ。僕のせいじゃない」
    「当の本人を差し置いて公衆の面前で話題にする方が軽率だと思うが」
     ティナリとカーヴェの会話にアルハイゼンが答えると、二人は顔を上げた。
    「あ、ゲーム終わった?」
    「あぁ。今回も俺も勝利だ。だが、なかなか手応えのあるいい勝負だった」
     ティナリの問いかけに勝利を噛み締めているセノが頷いた。
    「次はティナリ、勝負だ」
    「えぇ? 僕?」
    「デッキなら貸してやる。どれがいい。いくつかあるから……」
     セノはそう言いながら七星召喚をしていたテーブルにデッキを並べていく。席を立ったアルハイゼンとかわるようにティナリがセノの向かいに座り、アルハイゼンは指定席のカーヴェの隣へ腰を下ろした。
    「話し相手が君なんて。せっかくティナリに色々愚痴を聞いてもらってたのに」
     そう呟くカーヴェの方をチラ見して、アルハイゼンは酒を流し込んでから言葉を返す。
    「口を縫い付けておく方法は学んだと思っていた」
    「悪口なんか言ってないさ。むしろ褒めてたんだ」
     大袈裟にそう言って、カーヴェは隣に座るアルハイゼンに顔を寄せる。二人にしか聞こえない小さい声で囁いた。
    「年下の彼氏は案外嫉妬深いって話さ」
     アルハイゼンを見上げてくるカーヴェの視線を見下ろして、アルハイゼンは一度だけ瞬きをする。
    「では、偉大な先輩の琴線に触れたのはどんなところか、余すとこなくご教授いただくことにしよう」
    「ハハッ」
     機嫌よく酒をあおる恋人の姿を見ながら、アルハイゼンはカーヴェと同じ酒の入った杯を同じ気持ちで傾けた。


    End
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