育ってアイビートレイが普通に他の女性と結婚し、子どもが生まれ、順風満帆かと思えた時に事故で亡くなってしまう。
さらに悲劇が重なるかのように、トレイの息子の赤ん坊が突然失踪、近所では神隠しにあったともっぱら噂されていたがそんな噂も徐々に薄れて来ていた15年後街を歩いていたリドルは目を見張った。
「トレ、イ……?」
「え?」
亡くなったはずの友人にそっくりな少年、生き写しどころの話じゃない。これはもはや黄泉がえりの域だ。
向こうの方でトレイの名前を呼ぶ人の姿、ぼんやりと見える背の高いターコイズ……
「おや、もしやリドルさん?」
「ジェイド、ジェイド・リーチか!?」
人魚は寿命が長く不老だと聞いたがまさかこれ程までとは、学生時代に別れた時のままの姿に驚いていると、トレイにそっくりな少年はジェイドの横に張り付いた。
「ジェイド、知り合いか?」
「ええ、昔の。」
ふうん、という少年はどこか拗ねてるのかジェイドは彼の御機嫌を取るように手を握って言ったのだ。
「そう怒らないで、トレイさん」
トレイの息子を誘拐してトレイそっくりの容姿、性格に育てあげるジェイド・リーチによる【強制転生】物語。
アイビーの花言葉:死んでも離さない
って言うのが浮かんだんですけど、死ネタ書けないし、「結婚したのか、ジェイド・リーチ以外の奴と」って自分でのたうち回りそうだからネタだけ供養。